コロナで注意したい大学生の留学とは?
大学生の皆様からコロナ禍での留学についてご相談をいただく機会が増えて参りました。
しかしながら、注意していただきたい点が多いのですが、多くの留学会社が休業や廃業しているため、重要な情報が留学生に伝わっていないようです。
そこでここでは留学を考えていらっしゃる大学生とご家族の皆様のために、コロナ禍の留学に関する注意点を案内させていただきたいと思います。
コロナで留学に行けない大学生がいる
まず初めに、「コロナによって世界の留学状況がどうなったのか?」と言うお話をさせていただきたいと思います。
特にこれから留学を考えていらっしゃる皆様には、是非、知っておいていただきたい留学事情となります。
留学事業は世界的に崩壊している
コロナにより観光業は世界的に危機的状況に瀕しているニュースをテレビで見ることがあるかと思いますが、実際は、その何倍も留学業界は厳しい状況となっています。
と言いますのも、政府は自国の観光業を守ろうとする動きはありますが、どうしても他国の留学生までを救済するところまでは至っておらず、支援のないままというケースがほとんどとなります。
そのため、海外では多数の学校が倒産・吸収合併・閉校となりました。
そうした中で、既に申し込んでしまった留学の返金が遅れていたり、キャンセルすることができないまま、新たに違う留学に申し込むこともできない大学生がいらっしゃいます。
また、音信不通になってしまっている留学会社も多数あり、どこに相談して良いかわからない大学生もいらっしゃるようなので、ご注意いただければと思います。
大学主催の留学を全て中止
続いて大学主催の留学に関してですが、こちらもまたコロナにより全て中止となっているのが現状です。
と言うのも、外務省の海外安全渡航情報のレベルが下がらない限りは学校が渡航許可を出すことができないことが要因となっています。
中には留学の奨学金がおりているにもかかわらず、大学生のうちに留学に行くことができずに、そのまま就職活動期間・卒業を迎えてしまっている学生もいます。
本当に言葉を失う信じられない状況が、大学生の留学希望者の中には起こっているとお考えいただければと思います。
留学先と留学受け入れ状況に注意
さてそうした中で、これから留学を考える大学生の皆様は一体何に対して注意すれば良いのでしょう?
まず初めに皆様に注意していただきたいのは、希望される留学先と、その国の留学生の受け入れ体制がどのようになっているか?と言う点です。
正直、これらの情報は毎日のように更新が行われており、ココア留学では世界中の情報を集め、TwitterやInstagramなどのSNS等で配信しておりますが、多大な反響を受けております。
と言いますのも、あまりにも情報が多く、次々と新しい情報が入ってくるため、嘘や噂レベルの情報も混じって飛び交い、留学生の皆様が混乱してしまっているためです。
特にSNSですので、どうしても留学相談者に対して、『全く責任を負うことがない方が適当に回答してしまっているケース』も少なく無く、「どれが本当の情報なのか?何を信じれば良いのか?が分からなくなってしまったのでご相談させていただきました」と言う大学生の方も少なくありません。
どうしてもコロナ禍での留学は、手配だけでも難易度が物凄い高い状況が続いているので、最新の情報と正確性については注意をしていただければと思います。
留学ってビザが必要なんですよね?でも情報が多すぎて、何が本当か分からなくて困ってます!
ちょっと待って!ビザは「どんな留学をするか?」によって変わるもの。人によって必要な留学準備は違うので気を付けてくださいね♪
休学理由で留学は許可してくれない?
次に大学生の皆様の留学で注意していただきたい点として、『大学が休学申請を受け入れてくれない』と言うものがあります。
大学は、先ほどもご紹介した外務省が発信している海外渡航安全情報を元にして留学の可否を決定しているのですが、外務省からの安全情報がない限りは、留学や海外旅行を完全に禁止しているケースがあります。
そのため、学生が個人で留学される場合においても、学校の禁止規定が優先され『留学を休学理由として申請することができない』ようになっている場合も少なくありません。
また、大学によっては「休学理由を留学ではなく別の理由で申請してほしい」と言ってくれるケースもあるのですが、中には「違反は違反なので退学も視野に入る」と言う回答が出されたケースもあります。
大学生の多くは休学が視野に入る留学を考えていらっしゃると思いますので、大学の許可状況についても心の片隅に置いておいていただければと思います。
就職まで意識したコロナ禍の留学
さて、これまでマイナスの話ばかりをして参りましたので、続いては大学生のコロナ禍での留学の良いお話をさせていただきたいと思います。
良くも悪くも、『コロナにより大学生の短期留学は事実上の不可能』という状況になったことで、長期留学を考える学生がかなり増えました。
何年も前から「大学生には短期留学ではなく長期留学を経験して欲しい!」と言い続けてきたココア留学としては、こんな殺伐とした状況でも良かったと思う数少ないポイントとなっています。
また、コロナによる就職難となっている現状を受け、将来のことや就職までをしっかりと考えてくれる学生が増えた印象さえあります。
もし、「私はそこまで考えていなかった」という方がいらっしゃいましたら、今からでも遅くないので、是非、少なくとも4~5年先の将来までを見据えた留学を考えていただければと思います。
そこで、どのようにすればそうした将来までを意識した留学を作ることができるのか?簡単な留学の流れをご紹介させていただきます。
コロナ禍での大学生の留学計画
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- Step.1 自分の大学が休学可能か確認する
- 学校によっては留学理由での休学そのものが不可の場合もあります
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- Step.2 将来の就職先をイメージする
- 日本での就職と言う狭い範囲での考えを捨てることができます
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- Step.3 海外で何をすれば良いか?イメージする
- 大学生の留学では『英語を身に付ける』だけでは物足りません。
ぜひ、英語を使って何かを身に付けるイメージまで作ってみてください。
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- Step.4 留学のプロにも相談してみる
- ココア留学のような留学のプロに相談すると、想像を超えるような留学が出来上がることがあります。
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- Step.5 留学準備を始める
- コロナ禍での留学準備はかなり手強いです。個人渡航は厳しいので、最新情報を持っているプロのサポートを受けながら留学準備をしてください。
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- Step.6 留学へ
- 海外でインターンシップやキャリアを積むことができるレベルまで目指した留学に出て行きましょう。
コロナで注意したい大学生の留学とは?まとめ
今回は大学生の留学に関する注意点について詳しくご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
正直言って、毎日、膨大な量の新しい情報が飛び交っておりますので、こちらにいらっしゃる皆様の困っている顔が浮かんできます。
ただ、こちらにいらっしゃる大学生の皆様には、「コロナでマイナスなことばかりでは無く、プラスになることもあるんだよ!」と言うことを実体験で知っていただければと思います。
そしてもし、我々ココア留学でお手伝いできることがありましたらお気軽にご相談いただければと思います。