留学は金持ちのもの?金持ちじゃない人の留学とは?
留学が一般の人たちも行けるようになってから、いつの間にか「留学はお金持ちのためだけのものじゃないよね?」という考えが広まってきました。
しかし、留学のプロから見た、富裕層と一般層の留学の違いは、本当のところは一体どのようになっているのでしょうか?
詳しくご紹介させていただきたいと思います。
留学は富裕層が圧倒的に有利?
薄々、ほとんどの人が気づいてらっしゃると思いますが、海外留学は富裕層の方が一般層の方々と比較して圧倒的に有利です。
留学のクオリティ・時間の掛け方・留学後の目指しいるビジョン、どれをとっても、富裕層の方々が考えていらっしゃる留学は、一般層の留学とは大幅に異なっています。
そもそも、富裕層の多くは幼い頃からインターナショナルスクールで学んでいたり、既に海外留学経験をしている人が多いため、大学生や社会人の留学において、そのスタートラインが全く違う事は言うまでもありません。
しかしながら、一般層と富裕層とで、留学に対する考え方が大きく違う点は、そもそもの『留学に対するビジョン』という、留学費用とは全く異なる点だから興味深いところとなります。
富裕層の留学ビジョン
富裕層の皆様は「どうすれば将来的にお金を稼ぐことができるのか?」を、感覚的に知っている事がとても多いです。
例えば、一般的なご家庭の方からワーキングホリデーについてのご相談をお受けする事はあるんですが、富裕層のご家庭の方々からお受けする事はほぼありません。
それは、ワーキングホリデーが『将来的にお金を稼ぐ』と言うことを基準にして、日本社会と照らし合わせて考えてみると、それは非効率的だからです。
実際、海外の大学進学や大学院進学によって生涯年収がアップする事は様々なデータにより証明されていますが、ワーキングホリデーにおいては残念ながら全くと言っていいほどそういったデータがありません。
正確には、日本で順調にキャリアを積み上げていかれた場合の方が、正直言って、お金を稼ぐと言う意味では圧倒的に有利というのが現代の日本社会だとお考え下さい。
また、富裕層の方々の留学は将来お金を稼ぐために非常に有利な留学ルートを取られることがほとんどで、安く済むからと言っても『クオリティを落としてまで留学をしようとは考えていない』と言う点も共通しているので、私たち一般人はお金持ちの考え方について覚えておいても良いと思います。
働くことが主軸になる一般の留学
そうした中で、「一般の留学は一体どういう風なものになってるのか?」と言う話をさせていただきたいと思います。
富裕層が将来のキャリアに対して真っ直ぐに進んでいく留学を行っている一方で、一般層の留学はと言うと、どうしても働くことをメインにした留学相談が主軸になっています。
さらに悪いことに、日本では正社員としてバリバリ働いていた方も、海外留学中はアルバイトしか考えておらず、そもそもキャリア育成に関してや将来のビジョンなど全く考えたことがない方々が主軸になってしまっています。
こうした仕組み(考え方)こそが、富裕層には次々とお金が入ってくるようになり、一般層には苦労してもなかなかお金が入ってくる事は無いという構造を作り出しているとも言えます。
ワーホリでキャリアを作れる?
留学相談者の中にはワーキングホリデーでキャリアを作ろうと考えていらっしゃる方がいらっしゃいますが、実際、ワーキングホリデーでキャリアを作る事は、過去のデータを見るとほぼ不可能というのが現実です。
コロナ前は毎年何万人ものワーキングホリデーの方が海外と渡航されていましたが、そのうち海外で正社員として勤務された方はほんの一握り、海外起業された方に至ってはほんの1粒もいらっしゃいません。
特に、もし日本でキャリア育成が難しいと考えていらっしゃるようであれば、海外でのキャリアアップはその何百倍も簡単なことではありません。
特に、一般層の皆様が富裕層の留学に対する考え方に近づくためには、まず、現実を知って、しっかりとした留学ビジョンを作り、質の高い留学を行うことが大切だとお考え下さい。
海外で起業だなんて、考えたこともありませんでした~。
実際、ワーキングホリデービザを利用して起業された方もいらっしゃいます!実は、それほどまでにワーキングホリデービザには自由度が与えられていたりもするんですね!世界に出ることでチャンスってホント広がりますよね!!
お金持ちじゃない留学の作り方
一般層にとってみると、正直言って、富裕層のように留学費用が湯水のように湧いてくることがないため、現実的に富裕層のような留学を行う事は不可能ともいえます。
しかし、弱者には弱者の戦いがあるように、一般庶民には一般層の留学があります。
ついては一般層の留学についてどうすれば富裕層のようにクオリティーの高いものができるのか?詳しくご紹介させていただきたいと思います。
十分な留学費用を用意する
先ず、真っ先に重要な事は一般層であるからこそ十分な留学費用を用意することです。
しかしながら、ここで間違ってはいけないのは、「自分で稼いだお金で留学をしなくてはいけない」と言うルールはないと言う点です。
日本では、自分で学費を稼ぐ事について美談のように伝えられたり、それは美学だと考えていらっしゃることも少なくありません。
しかしながら、お金は自分が出そうか、親が払おうが、政府が肩代わりしようが、親戚がどうしてくれようが、その価値が全く変わる事はありません。
この考え方を先ずは身に付けておいていただければと思います。
特に富裕層のご家庭になればなるほど、「学費は将来的に自分で働いたときに返せば良い」と考えていらっしゃることがほとんどで、まずは自己投資として留学のクオリティを上げることに注力されることがほとんどです。
留学期間とその後のトータルで考える
次に、一般層と富裕層のお金の考え方の違いとして、「一般層の方々は留学期間の費用がいくらになるか?」と言う点の質問ばかりされます。
一方で富裕層の皆様は、その留学を完遂することができれば、「自分の将来には一体どのようなルートが開けるのか?」という質問をされます。
つまり、留学に出ることそのものがゴールとなっている一般層と、留学を終えた後どのような未来が待っているかを考えている富裕層とで、大きな違いがあることがわかります。
特に、富裕層の多くは留学を自己投資と言う風に考えており、投資は早ければ早い方がそのリターンが大きくなる事もよく知っていらっしゃいます。
留学期間だけではなく留学後や人生全体で、留学を捉えるようにしていただければと思います。
目先の利益に惑わされない
そして最後に、一般層の私たちが絶対にやってはいけない留学があります。
それは『目先の利益に惑わされた留学』です。
現在、海外留学中にアルバイトをすると例えばオーストラリアであれば時給2000円以上、カナダであったとしても時給1200円以上の収入を得る事は容易なことです。
ただ、飲食店のアルバイトをするために海外留学しているようであれば、実際は、日本の企業でキャリアを育成した方が圧倒的に将来的にお金に困る事はありません。
それは、海外で永住資格を持って働いている日本人たちの生活状況を見ればすぐにわかります。
海外で永住権を持っている日本人の皆様の大部分は、永住先の国で一般層もしくはそれ以下の生活水準となっています。
そして、海外で永住権資格を持っていらっしゃる日本人の多くは、皆様が驚くほど仕事ができ、超がつくほどのエリート揃いであることを知ると、海外のハードルの高さを感じずにはいられません。
理想的な一般層の留学とは?
それでは最後に、理想的な一般層の留学について、その流れをご紹介させていただきたいと思います。
大体この流れで留学を作っていただければ、多くの場合3~4年後には、大輪の花を咲かせることになっているかと思います。
理想的な一般層のの留学ステップ
-
- Step.1 時間をかけずに費用を用意する
- 費用を用意する際に時間をかけていては意味がありません。
留学の質は年齢との勝負だとお考え下さい
-
- Step.2 将来のビジョンを設計
- 自分がどの分野に進んでいくのか?
また5年後どのようなことをやっているのかイメージしております
-
- Step.3 留学先はどこにするか?
- 将来のビジョンが決まってから留学先の国が決まるとお考え下さい。
天候や気候で留学先を決めている人は、目的で決めなくて良いのか?注意が必要です
-
- Step.4 学校を探す
- 実際に自分が留学したらどのようなルートになるのか作ってみます
-
- Step.5 留学プランニングを行う
- カウンセリングのプランに合わせて必要なビザを手配し完了させる
-
- Step.6 将来の設計プランを行う
- 留学後の人生がどのようになっているのか具体的に組み上げます
-
- Step.7 留学に出発
- 留学に出るまでにすでにやることが決まっているため、
後は事前に描いた設計図通りに留学をつくりあげるだけです
留学は金持ちのもの?金持ちじゃない人の留学とは?まとめ
さて今回は富裕層の考え方を交えながら、一般層の留学についてご紹介させていただきましたが、その違いについてどのように感じられたでしょうか?
私たち一般層の人間からすると、富裕層の皆様の考え方になる事はなかなか難しいというのが本音ですが、それでも近づく事はできるはずです。
もし本当の意味で自分を見つけ出す留学や将来を考えて留学作りが必要だと感じられましたら、ココア留学とご相談いただければと思います。
本気の方々に対しては、私たちも常に本気で向き合って考えておりますので、必ずクオリティの高い留学になることだけは、お約束させていただきます。