海外留学中に英語力を著しく上げる方法TOP3

海外に行けば英語環境だし、自ずと英語力が上がっていくだろうと漠然としたイメージをお持ちの皆さん。
そのイメージで留学へ行った留学生が、一番初めに、一番悩まされるポイントが、『英語力が思ったほど、いや、全くと言っていいほど、伸びない!!!!』ということであることはご存知でしょうか?
今回は、英語力アップのための留学なのに英語が伸びないことに悩まれている方やこれから留学しようと思っている方向けに、留学中の英語力アップ方法についてお話していきたいと思います。
英語力が上がらないのはなぜ?

そもそも、なぜ留学に行くだけでは英語力が上がらないのかという点ですが、留学が日本人にとって身近になってきている現在、限られた国や語学学校には日本人が少なからず通学しています。
そうすると、英語をこれから学びますという留学生にとっては、生活におけるすべての言語を英語にすることは難しく、日本語を使いがちになってしまい、同じ境遇の日本人同士が集まれば、自ずと日本語環境がそこに生まれてしまうのです。
これは日本人に限らず、他の国・地域の留学生においても同様に言えることですので、日本人がということではありませんが、違う国ごとにグループが出来てしまうと、交わりづらいということもあります。
また、一番の原因は、インターネットの普及です。
スマートフォンやパソコンが普及するまでは、海外で日本語に触れる機会は強制的に遮断されているようなものでしたが、現在は授業や手続きにも必要なことからスマホやノートPCを持っていることは当たり前ということもあり、日本にいる友人や家族との連絡はもちろん、SNSや動画サイトでは常に日本語があふれている状況です。
日本人のスマホ使用率の実態調査によると、1日の4分の1をネット環境に費やしているという結果もありますので、睡眠時間を除けば、起きている時間の半分は日本語に触れているということが言えます。
ここから考えれば、英語を調べるにもスマホ、人に聞くにも日本語で、という環境を作り上げてしまっているのですから、なぜ英語力が上がらないのかは一目瞭然でしょう。
環境に左右されるな!

「だから、私は日本人が少ない地域・学校に行きたいんです。」と、日本人が少なめの場所を希望とされる方がお問い合わせのほとんどといっても過言ではありません。
周りに日本人がいないことで、自分自身が実際に日本語を発する機会はないですし、何を質問するにしても英語となるわけですから、英語力をアップさせる環境としては最善のように感じます。
ただ、前述でも申し上げた通り、語学学校で勉強している時間よりも、SNSなどで明らかに自分自身の意志で日本語に触れる機会が多い現代においては、仮に日本人が全くいないところに行ったとしても、環境任せでいては著しい英語力アップに繋がることはないでしょう。
さらに、このようにお問い合わせ下さる方に、なぜ日本人が少ないところが良いのかと問うと、「周りに流されやすいんです。」と伺うことがありますが、もしかしたら一生に一度の留学となるかもしれない機会に周りに流されやすいという心持ちで行くことは、とてももったいないように思います。
また、英語力アップに伸び悩む留学生にお話を聞くと、授業もしっかり出ているし、宿題もやっているのに、なかなか成果が出ないというように伺うことがあります。
ここで思い返していただきたいのは、日本で学生時代の期末テストや受験において、授業と宿題だけやっていて、満点を取れた機会がどれだけあったでしょうか?
勉強しなくても常に満点であったという方を除けば、多くの方が自習をしたり、塾へ通ったりと、授業以外の時間を勉強に費やした覚えがあるのではないでしょうか?
留学においても、授業に出れば大丈夫、英語環境に居れば大丈夫ということはありません。
どれだけの時間を英語学習に費やせたのか、英語に触れる機会をどれだけ増やせたのかが、どこで英語を学ぶにしても大きなポイントとなります。

私にぴったりな環境って、いったいどこにあるのよー!!

良くも悪くも、人は環境に慣れてしまいます。だからこそ、常に挑戦し続ける人は、輝いて見えますね。
英語学習方法TOP3

さて、留学に行くだけでは英語力は身に付かないというお話を中心にお伝えしましたが、では留学に行って、英語力を思い通りアップさせた方々はどんな勉強をしているのでしょうか?
ネイティブの話し方を完コピ
ホームステイ先や外食先で出会う英語ネイティブの方のフレーズを一言一句、身振りに至るまで完コピする方法で、これは英語をよりネイティブっぽく話すための訓練になり、日本人発音の英語から脱却するほうほうの1つでもあります。
これと同様の効果を発揮するのが、映画のセリフの完コピです。
映画によっては、セリフ全集があるものもありますので、それを補助として使いながら、まるで俳優のようにセリフをコピーしてみるというやり方もあります。
言えなかったフレーズ集
ここで日本語だったらこう言うのに!という様に、咄嗟に言えなかったフレーズや出来ればこう言いたかったフレーズをとにかく書き出しておくノートを作ります。
それを後で英語で調べ、用語増やすことで、自分オリジナルの英語ノートが完成します。
この時、調べる際は英英辞書を使うと、1つ調べた内容で、分からないとまた調べてというように、英語を調べる連鎖が生まれますので、より大きな効果を発揮します。
シャドーイング
最後にご紹介するのは、英語を学ぶ上でよく聞くシャドーイングです。
ポッドキャストや教材などの英語音源を聞きながら、聞いたままを発音していくという勉強方法で、発音するのではなく、書き取りをする方法もあります。
この勉強方法に慣れてくると、いつの間にか、聞こえてくる英語の速度が遅く感じられるようになり、初め苦労した単語と単語の間にある前置詞の細かいところまで、聞き取れるようになります。
英語力をアップさせる最短方法

何かを身に付けるということは、時間のかかるものですが、それを短期間でぎゅっと詰め込んでいくにはどのようなルートがあるのでしょうか。
英語力を伸ばすルート
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- Step.1 自分の苦手分野を理解する
- 人によって英語の何が伸び悩んでいるのかは異なります。何が苦手なのかをまずは確認しましょう。
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- Step.2 苦手分野に効果的な勉強方法を選択
- がむしゃらに何でもやってみることは無駄な時間を使ってしまっている場合もあります。
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- Step.3 授業以外に英語を勉強する機会を増やす
- 授業や課題を行なう時間以外にも、英語を勉強する時間を取り入れてみてください。楽して最短で辿り着けるゴールはありません。
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- Step.4 実際に使う機会を作り出す
- 休み時間に先生や他の国の生徒と話す時間を意図的に作ってみるとか、偶然隣に座ったローカルの人にスモールトークしてみるなど、英語を使う機会を実際に作ってみましょう。
海外留学中に英語力を著しく上げる方法TOP3まとめ

留学中に英語力を著しく上げる方法について、ここまでご覧いただきまして、ありがとうございます。
なるほどと思われた方からやっぱりねと思われた方まで、様々いらっしゃるかと思いますが、英語を身に付ける上での最短ルートはやはり英語に触れる機会をどれだけ増やせるかということに限ります。
良くYOUTUBERで、〇日間だけで英語をマスターできた!というようなものを目にすることがありますが、中には言語を学ぶ才能を持ち合わせた方もいらっしゃいますので、そういった方法もあるのでしょう。
ただ、多くの方が何かを身に付けるときには、膨大な時間を費やしていらっしゃり、皆さん努力の末に結果を手にされていらっしゃいます。
留学というのは、その機会や時間を作れるチャンスが無限大にある方法であり、そのチャンスを掴めるかどうかは留学に行くあなた次第ということなのです。
留学を終え、大変だったけど行って良かったと感じるのか、結局何も変わらなかったと感じるのかは留学中のあなたの行動にかかっています。