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人生後悔しない選択をしたい!キャリアチェンジ留学

未知の真ん中でほほ笑む留学生

『自分をもっと大切にしたいと思えるようになった留学でした』

1度きりの人生でやっておきたい留学を決意し、カナダに向かった絵梨さんですが、留学中は様々なことに悩んだと言います。

今回はそんな心の変化や葛藤に注目してインタビューしてみましたので、留学に出るか悩んでいる方も、現在、留学中で悩んでいる方にも参考になるお話になっていると思います。

日本では小学生の先生だった絵梨さんが何を思って、留学に出て、留学で何を得ることができたのか、インタビューをご覧ください。

留学前のできごと ~留学のきっかけは?~

グランドキャニオンをバックに座る女性

絵梨さんの留学ストーリー・旅立ち!

Q.留学のきっかけや動機は?

A.コロナの1年ぐらい前に、実は大きな交通事故にあったんですけど、その時に20代前半で若くて、人生これからって思ってたんですが、すごく大げさなんですけど、「明日死んじゃうかもしれないんだな」って思ったんです。

それやったら1回きりの人生やから、やりたいことを全部やって、後悔のない人生を送りたいなと思ったのと、コロナで世界もどうなるかわからないなと思って今回の留学の決意に至りました。

あと、もともと大学時代にカナダに1ヵ月ほど留学したことがあったんですが、短い期間だったんで、不完全燃焼で、英語力も全く伸びないし、本当に海外旅行のちょっと長いバージョンみたいな感じで、自分の中でもうちょっとやりたいなという思いがありました。

Q.当時社会人として心配事や不安なことはなかった?

A.留学に行くことの心配よりも、好きで5年間続けてきた仕事を辞めていく留学でしたし、教師という職は定年退職65歳まで働くというのがまだ当たり前のこととして認識されているので、そこを辞めてしまうのは道から外れている感じがして、親に申し訳ない気持ちでもあるしで、すごく葛藤していました。

でも、コロナのパンデミックがあったときに、周りの目とか、社会人としてとかということを気にするよりも、自分のやりたいことをやりたいなと思って決断しました。

Q.留学への目標はどんな感じだった?

A.最初は語学を勉強して、COOP留学でファッションを学びたいなぁと思った時期もあって、やっぱり日本では田舎に住んでたので、地域起こしとして何かお手伝いできたらいいなと思って、マーケティングが学べるカレッジに進みました。

  • 後悔しないための選択を全力で考えよう!
  • 何かを変えたいと思ったら、覚悟が必要。
留学生
留学生

私も1度きりの人生後悔しないために、留学に行きます!

COCOA
COCOA

勢いも大事ですが、無計画に留学に出てしまうのは危険です。しっかり将来を見越したプランを立てていきましょう!

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現地のことをたくさん教えて!

学校の仲間と集合写真

絵梨さんの留学ストーリー・留学中のできごと!

Q.VGCではどんな風に英語を学んだ?

A.私はSprott Shaw Collegeに進学する前に、VGCで英語力を伸ばしていたんですが、すごく先生と生徒の距離が近いなぁと感じていて、クラスによっては先生とご飯食べに行くクラスもあって、和やかなアットホームな感じがする学校でした。

アクティビティがすごい盛んなところで、そこで友達ができることも多いですし、授業もその2週間毎くらいに先生と面談があるので、自分が困っているところとか、「どういうところ伸ばしたらいいよ」ってアドバイスしてくれるのがすごく良くて、自分の英語力の伸びはすごく感じました。

苦労したのは、ディスカッションの時に、自分の苦手な部分である『意見を言う』ということを英語で伝えないといけないということですね。

Q.Sprott Shaw Collegeではどんなことを学んだ?

A.セールス&デジタルマーケティングプログラムでは、基本的な事務のこと、アカウンティング(会計)、カスタマーサービス、デジタルマーケティング、具体的にGoogleのSEO施策とかを学んだんですが、割と幅広く学んだ印象です。

オフィス職に就いたことがなかったので、何もかもが新しすぎて、ビジネス用語が日本語でも、英語でもわからなくて大変でした。

Q.語学学校とカレッジの違いは?

A.タイミングもあると思うんですが、カレッジの方が日本人が多くて、語学学校も日本人は多かったんですけど、割と多国籍だったんです。

あとは、語学学校は英語を勉強しているから英語のことを質問できるんですが、カレッジではカナダ人と一緒に英語で他のことを学んでいるので、英語についての質問がしづらくて、もう1段階ハードルが上がった感じでした。

  • 自分の意見を持って、それを伝える能力がすごく大切!
  • カレッジは英語できること前提で進められるので、しっかりアップデートしておこう
留学生
留学生

カナダ人がいるようなカレッジに進みたいです!

COCOA
COCOA

高い目標をもって進んでいけるのは素晴らしいですね!ただし、そういったカレッジはネイティブを対象とした内容で進むので、しっかり英語力を上げていくことをお勧めします。

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COOPや仕事って大変?

コーヒーを入れるバリスタ

絵梨さんの留学ストーリー・お仕事編

Q.COOP先はどうやって見つけたの?

A.一応カレッジからの紹介や面接があったんですけど、そこからはいいお返事いただけなくて、自分でも100件近く応募してたんですが、返事さえ返ってこないというのが現状でした。

最初はやっぱり学んだことを生かしたかったですし、せっかくカレッジに行ったし、勉強したし、オフィスジョブを狙ってたんですが、カナダ人や経験のある人たちとポジションを争うとなると、かなり厳しいなというのはすごく感じていました。

結局アルバイトしていたカフェの店長が「ここでCOOPしていいよ」って言ってくれてたので、そこでCOOPをさせてもらうことになったんです。

Q.仕事における日本と異なる部分は?

A.店長との距離も近くて、スタッフに「もう君たちは家族だよ。僕の家族だよ。」みたいな感じで接してくれて、すごいアットホームな感じなんです。

人間関係でいうと日本って上下関係厳しいですけど、そういうのが全然ないなっていうのを感じたのと、お客さんともすごいカジュアルな感じで、話しているだけでも、すごく楽しいなって思います。

あとは、想定内なんですが、やっぱり時間は守らないですね(笑)

Q.お仕事で大変だと感じる部分は?

A.仕事だけに限らないですけど、やはりコミュニケーションですね。

店長もカナダ人で、他のスタッフもいろんな国の人がいて、みんなが話している輪の中になかなか入れなかったり、伝えたいことや聞きたいことがあっても、ニコニコ笑ってるだけしかできないこともあって、そういうのがある度に、自分から英語で話しかけるのが怖くなってしまうこともあって、自信がなくなっていきました。

感覚でいうと、大人の中に1人だけ子供が混じってるような感覚で、この歳になって「自分の言いたいことも言えないのか」っていうモヤモヤがすごかったですね。

でも、それじゃ何も変わらないし、距離が空いてしまっているのもつらかったので、たとえ「間違ってても、意味わからんことを言っててもいいや!」と思って、自分からいろいろ話しかけてみるようにしてみたら、みんないっぱい話してくれるし、自分が心を開いたら向こうも開いてくれてる気がして、話すことが楽しくなりました

留学中の気持ちのバランスの保ち方

Q.そういったモヤモヤ感・不安感にはどう対応した?

A.えーと・・、たくさん泣きました!(笑)

留学でずっとカナダに居れるわけじゃないし、モヤモヤしてる時間がもったいないと思えるようになってから、自分から出ていくようになったかなと思います。

あとは、バンクーバーには日本人の友人もたくさんいるので、やっぱり日本人だからこそ分かり合える部分もたくさんあるから、すごい助けられたなと思います。

Q.気持ちや性格に変化はあった?

A.今までのその人生を振り返った時に、周りの目を気にしたり、自分のことより周りのことを優先したりして生きてきたなぁと気づいたんです。

でも、こっちに来たら、みんな『自分ファースト』で過ごすんですよね。

仕事も大事だけれども、プライベートの時間もすっごく大事にしてて、自分の人生を大切にして、楽しんでるなって思うところがたくさんあるので、もちろん周りも大切ですけど、私も自分のことも大切にして生きていかないといけないなって思うようになりました。

あと、自分の意見をはっきり伝えるのがどうしても幼い頃から苦手で、未だにちょっと難しいんですが、こちらだと「君はどう思う?」とかすっごい聞かれるから、自分の気持ちや意見を正直に伝えていく努力は今もしています。

それこそ、カフェで働いてても、私とか働き始めて間もなくて、知識も何もないのに、新メニューの「アイデアはある?」「味見してどう思う?もっと何か必要なものあるかな?」とか意見を求められることもありました。

  • お仕事探しは難航する可能性大!しっかりした準備をしたほうが吉。
  • ネガティブな気持ちになってしまったときは、友達に相談したり、自分の殻を破ってみたりしてみよう。
留学生
留学生

結構人見知りなんですけど、大丈夫でしょうか?

COCOA
COCOA

海外ではそれも個性の1つとして認められる一方、気を使って話しかけてくれるような環境ではないので、もし友達を作りたい、英語をもっと話したいと思うのであれば、少し勇気をもって踏み出せるといいですね。

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留学を終えた今の想い

壁画の前にたたずむ留学生

絵梨さんの将来ビジョン

Q.これからの予定は?

A.その自分の故郷に帰って、「何かその地域のお手伝いをしたい!」と思っています。

あと、日本のこと好きでいてくれる外国人がめっちゃ多くて、「アメージングなカントリーや!」って言ってくれるんですけど、日本人としてすごく嬉しいなと思って、そういう日本に興味を持ってくれている海外の方に日本を発信していきたいなというのも考えています。

Q.元教師として、日本の子供たちに伝えたいことは?

A.日本っていう小さな国で生まれているので、どうしてもその中で何か解決したりとか、終わっちゃったりするんですけど、もっともっと世界に出てほしいというのと、もっと広い視野でいろんなこと見てほしいなっていう気持ちがあります。

あと、失敗するの怖かったり、どうせ無理やろって思ったりするかもしれないですけど、やってみないとわからないし、1回きりの人生なんで、なんでもチャレンジしてほしいなと思いますね。

失敗しても、それも含めて自分の大きな財産になると思うから、思い切ってなんでもやってみてほしいです。

Q.これから留学する皆さんにアドバイスを!

A.留学って、結局、全部自分次第なんです。

バンクーバーって日本語だけでも生活しようと思ったら生活できるし、楽しいし、甘えちゃう部分もあると思うんですけど、コンフォートゾーンから1歩踏み出してみてたら、より有意義なものになると思います。

そして、何か迷ったりしたら自分の中で立ち止まって、「なんで留学に来たんだっけ?自分の目標・目的ってなんだったっけ?」っていうのを思い出しながら頑張ったら、すごくいいものになるかなと思います。

  • 思い切ってチャレンジしてみることも時には大切!
  • 迷ったときは立ち止まって、目標・目的を再確認してみる!
留学生
留学生

やっぱり失敗するのは怖いです・・

COCOA
COCOA

絵梨さんも言う通り、失敗も大きな財産になります。自分のことを知る人がいない海外だからこそ、挑戦できる環境であるともいえますよ!

絵梨の留学インタビューまとめ

従業員と一緒に微笑む留学生

絵梨さんの留学体験談はいかがだったでしょうか?

実は、日本の教師という職業はその他の職業になかなか替えが効くものではないことから、次のキャリアを悩む教師の方々が多くいらっしゃり、そこに留学を掛け合わせていくというのは、ものすごく覚悟のいる選択でもあります。

そんな状況の中、絵梨さんは留学という選択をされたことは、まず勇気のある選択だと思いますし、今では将来の方向性も見据えられているというのは、留学中の様々な葛藤を経て、絵梨さんが成長した結果なのだと思います。

留学中は様々な価値観に触れたり、時には誘惑があったり、多くの経験をされることになりますが、そんな混沌の中から将来的に1つの道をしっかり見据えられるようココア留学ではお手伝いしていきたいと思っております。

また、どうしても「自分には無理なんじゃないか」「どう考えたらいいかわからない」と悩む方もいらっしゃると思いますから、そういった方々に向けて、これまでのココア留学生の道筋もご紹介しながら、一緒に悩んで、良い方向に向かっていけるよう相談を重ねていきたいと考えています。