カナダ移民・永住権

カナダへの移民・移住の方法は?カナダ永住権取得までの流れ

カナダへの移民・移住から永住権取得までの流れのイメージ

カナダへ移民・移住を決める方々には、雄大な自然と、澄んだ空気、バランスの取れたゆったりとした生活と国際色豊かな文化、個性を出しやすい環境、英語での生活、子供の教育・・・など様々な理由があります。

しかし、本気でカナダへの永住を考えようと思っても、どうしても「そもそも私でもカナダで永住権が取れるのかな?」や「移民までにはどのような手続きがあるのかな?」と言った素朴な疑問が浮かんできてしまいます。

そこでここでは、カナダ移民コンサルタントの上田先生のお力をお借りして、カナダへの移民・移住までの流れや永住権取得の可能性などを詳しく解説してみたいと思います。

カナダ永住権取得のはじめに

カナダへの永住者が集まる様子

実は、カナダには、カナダ連邦政府、各州のプログラムを含めて約60を超える永住権取得のためのプログラムがあり、その中でもカナダ連邦政府のプログラムは、カナダ全体の州をカバーし、その基準も均一(ケベック州には特別の基準があります)となり、一方で、州政府のプログラムは、各州政府が州の労働市場ニーズに合った人材を独自の基準で選定していることから、州によりその判定基準が違う(一般的に基準は比較的人口の少ない州のほうが易しい)と言う特徴があります。

そのため、まずは「私はカナダのここに住みたいと言う場所がある!」または「カナダならどこに住んでもいいよ!!」と言う違いについて考える必要があり、前者の場合にはカナダ連邦政府のプログラムの他に、自分が州の推薦プログラムに当てはまるかについても確認する必要があります。

また、希望州の移民プログラム要件に合わなくても、他州の移民プログラム要件に合うケースもあるため、「移民完了後は別の州に住むことも自由」と言う制度を利用して、移民申請については申請先の州をオープンにすることも視野に入れておくと永住権取得の可能性が上がります。

カナダ永住権取得後はどうなるの?

カナダ永住権を取得するとカナダの滞在資格が“Permanent Resident(永住者)” になり、永住権保有者は、選挙権がないこと及びカナダのパスポートを取得できないことを除き、カナダ市民とほぼ同様の権利を認められます。

一方でカナダ永住権保有者の義務としては、5年ごとに少なくとも2年以上カナダに居住している必要があり、他にも5年ごとにPRカード(Permanent Resident Card)の更新が必要になります。

カナダ永住権取得のクラスとポイント制度とは?

カナダ・バンクーバーの象徴モニュメント

カナダの永住権取得と言っても永住権申請には大きな4つの種類があります。その中でも特に経済クラスとビジネス移民クラスにはご自身のスキルに応じて各々のポイントが割り振られています。

永住権申請のためには一定のポイント以上を取得する必要があり、そのポイントが高ければ高いほど移民・移住できる確率が高くなります。

永住権取得の種類(クラス)一覧

経済クラス
仕事の専門性や能力でカナダの経済に貢献できる人たちが申請します。仕事だけでなく、語学力や年齢、学籍、カナダにいる親戚の有無などをポイント制で査定するプログラムがあります。
家族呼び寄せクラス
配偶者、子供、親、祖父母などの家族の永住権の申請ができます。例としてカナダ人との国際結婚で日本国籍の配偶者の永住権を申請する場合が挙げられます。
ビジネス移民クラス
投資家、起業家などが入ります。
難民クラス
自国または住んでいる国で人種、宗教、政治的意見、国籍または特定の社会的集団の構成員である人びとが追放や迫害されている時に難民クラスでの申請をします。

以下のページにて日本人の永住権申請が最も多い、経済クラス家族呼び寄せクラスについてかなり詳しく言及しておりますので、必要に応じて参考にしてください。
カナダ永住権 経済クラス・家族呼び寄せクラスとは?

永住権申請についての良くある質問

永住権申請は、非常に複雑なプログラムに分かれていますので、1つの方法のみに集中せずに常に複数の可能性を模索しながら申請を行うことを意識しておく必要があります。そこで、以下にカナダ永住権取得希望者より頂くご質問を簡潔にお答えしてみましたのでご覧ください。

永住権取得の必要要件について

上記でも述べたように、必要要件は申請するプログラムによって全く違っており、個人のスキルや職業によっても違ってくるので、自分に合ったプログラムを適切に選び申請するようにします。

永住権取得までの申請時間について

永住権取得までの期間はプログラムによって大きく違ってくるため、申請にかかる時間もまた変わってきます。特に、期限がある方は専門家へのご相談を強く推奨致します。

なお、移民局での申請時間はこちらのリンクより確認することができます。
http://www.cic.gc.ca/english/information/times/index.asp

また、カナダ移民局の申請時間には、Labour Market Impact Assessment と州推薦プログラムの申請時間は含まれていません。以下を参照してください。
カナダの移民しやすい地域とか特徴はあるの?

永住権取得申請の複雑さについて

選ぶプログラムの種類によって申請準備の複雑さは大幅に変わってきます。また、移民コンサルタント資格保有者の能力によっても成功率も変わってきます。

永住権取得についての申請料金について

主に就労許可証を先に取得してから永住権を申請する場合と、永住権を直接申し込むのでは申請時間はもちろんですが申請料金が変わってきます。しかしながら、雇用主が見つかった上で就労許可証を申請しないと永住権を申請できない場合もあるので注意が必要です。

申請までの流れと永住権取得まで流れ(フローチャート)

ココア留学専属移民コンサルタントの上田先生

最後に、カナダで永住権を取得完了させるまでの流れを、ココア留学専属移民コンサルタントの上田先生(YuPass Canada Immigration.[全部お任せプラチナコースCの場合])の会社に依頼した例を元にご案内致します。

  1. step 1 お問い合わせ
    ※ 必要書類をYuPass Canadaへ送付する
  2. step 2 永住権の確認
    永住権の申請要件が申請者にとって合っているかチェックする
  3. step 3 永住権取得への判断
    要件に合っている場合は、永住権のプログラム選択と申請までの流れを打ち合わせ
    要件に合わない場合は、永住権取得への道のりをサポート
  4. step 4 申請書類作成
    それぞれの永住権取得希望者に合わせた書類・レターリスト作成
  5. step 5 情報とリストを受け取る
    移民コンサルタントから申請準備に必要な情報と書類リストを受け取る
  6. step 6 書類を移民コンサルタントに送信
    受け取ったリストに沿って情報と書類を集めた後、移民コンサルタントに再度情報を送る
  7. step 7 書類の整理・ブラッシュアップ
    移民局・関係機関の審査を書類受理時点にて最も申請が通りやすい形式へ膨大な情報をまとめ、法的書類のブラッシュアップ
  8. step 8 再度書類の見直し
    場合によっては必要な追加情報・書類を再度依頼
  9. step 9 移民局に申請を行う
    カナダ移民局に申請書を提出をする(Express Entry申請の場合は永住権申請の前にExpress Entryで合格点を満たしていると移民局からInvitation To Applyを受け取った後に永住権申請)
  10. step 10 移民局から申請受理を受ける
    カナダ移民局から申請書の提出が確認された申請受理の通知を受け取る
  11. step 11 追加書類の提出
    移民局より追加書類が求められた場合に追加書類の作成・提出を行う
  12. step 12 カナダ移民局より結果を受け取る
    晴れてカナダ移民局より永住権の審査結果を受け取ります

上記は、移民コンサルタントのアクションが大部分を占め、申請者は下線部のみ、または下線部外を移民コンサルタントと共に行うことになります。なお、個人で申請される場合には全てを申請者自身が行う必要があります。

上記のようにカナダの永住権取得までの道のりを一般の方が1人でこなすことは非常に困難なため、ほとんどの場合において専門家の指示に従って移民・移住申請を進めていくことになります。

なお、カナダ移民・移住・永住権について、ココア留学専門移民コンサルタントの上田先生へのご相談は、以下のフォームよりお問い合わせください。