大学生に知って欲しい留学計画と作り方の注意!
コロナ禍で就職難となる中で、大学生の多くが海外留学について検討し始めています。
しかし大学生の皆様に「どのような留学を計画してるの?」と聞いてみると、多くの場合において、留学の中身がスカスカになってしまっています。
そこでここでは「大学生の皆様がどのような留学計画を作れば良いのか?」または「留学計画を作る際の注意とは?」というお話をさせていただきたいと思います。
留学期間が勝敗を決定する!
はじめに、「大学生の皆様が留学計画を立てる際、真っ先に決めていただきたいものは何だと思いますか?」というご質問からさせてください。
結論からお話させて頂きますと、答えは『留学期間を決定する』となります。
そこで皆様には、これから留学期間について考えて頂きたいのですが、ここで決める留学期間は確定的なものではなく、将来的に変更する可能性があるというイメージを持ちながらご覧になって頂ければと思います。
自分は休学できるのか?
大学生が留学期間を決定する中で非常に重要なことの1つとして、「休学して留学に出ることができるのか?」という点が挙げられます。
留学計画を立てる段階においては、最長の留学可能期間を意識して組み立てる必要があるため、「自分は休学することができるのか?」または「休学費用はどれぐらいかかるのか?」ということを調べておいていただければと思います。
- 留学の計画を立てる前には休学が可能かどうかを確かめる!
MAX留学期間が分かる大切さ
休学の取得について確認して頂きたい理由として、留学期間によって『できること』と『できないこと』が大きく違ってくるためで、例えば、英語力に自信のない方でも休学を利用することによって、一般的な大学生の留学では経験することが難しいレベルの留学まで視野にいれることが可能になります。
そのため留学計画を立てる際には、MAX留学期間を設定するために必要な休学の取得や長期休みの状況、それに部活やゼミの出席の必要性などについても事前に調べておく必要があります。
ただし、先ほどお話しさせて頂いたように、ここで決定した期間と言うものは、後で変更される可能性があるので『暫定的な留学期間のイメージ』というような形で捉えておいていただければと思います。
- 留学期間によって『できること』と『できないこと』が大きく違う!
休学ができるかどうかで留学中にできることが変わってくるんですね!
正直、留学のクオリティや可能性についても大きく変わってくるので、留学期間の設定はとても重要です!
留学先は目的によって変わる
次に、留学先を決定することについてのお話をさせていただきたいと思います。
よくある失敗例として、留学の目的ではなく予算から留学を組み立てようとするケースがいらっしゃいますが、留学計画を立てる際は必ず、暫定的な期間が決まった後は『留学の目的を考える』ようにしてください。
というのも最初から費用で留学に制限を儲けてしまうと、せっかく皆様1人1人が持っている無限の可能性に対して自らで制限をかけると言うことに繋がってしまうためです。
もちろん、この後では留学費用によって難しい留学や、あきらめなければいけない留学というのもたくさん出てくるのですが、計画の段階では理想の留学を排除する必要は全く無いとお考え下さい。
- 理想の留学をイメージしてから留学の予算を考えていくようにする!
留学計画はお家探しと一緒?
大学生の皆様の中には既に一人暮らしを経験されてらっしゃる方も多いと思いますが、不動産屋さんに行ってお家を借り、そのお家の中へと家具を運び込むことを考えたとき、まずは理想とするお部屋のイメージを想像されませんでしたでしょうか?
あの角に冷蔵庫と洗濯機を置いて反対側には白い座椅子と木の洋服掛け・・・など考え、そのイメージ合わせて家具屋へと出かけていき、予算に合わせて家具や家電を購入したり、友人や先輩からもらって生活ができるようにしていくと思います。
留学もこれと全く一緒で、まずは「自分が留学先で何をしたいのか?」と言う理想的なイメージを先に持って、その後で予算に合わせて理想を形にしていくことになるとお考え下さい。
理想の留学イメージは大切?
最初の段階でイメージが甘いと、後々、バラバラなデザインの家具を少しずつ買い揃えていくことになり、結果的に全く統一性の無いお部屋になってしまったり、事前に描いたお部屋とは大きく違ったものになってしまいます。
これを留学で言うのであれば、アメリカ英語を勉強するはずだったのに、気がつけばニュージーランド留学やアイルランド留学に来てしまっていたと言ったようなものだとお考えいただければと思います。
さすがにこうした結果だけは避けたいですよね・・。
- 理想となる留学はできるだけ詳細までイメージしておくと良い!
予算の範囲内での留学を考えてしまってました・・。
留学は、例えば、想定よりも1万円余分に学費を支払うだけで留学のクオリティが大幅に変わることも珍しくないので、予算だけで選択の可能性を先に無くすことだけは避けてくださいね!
意識するのは120度という角度
さて、いよいよ本格的な留学を組み立てていきたいと思いますが、留学を設計していく大学生の皆様には、是非、120度と言う角度を少し心の片隅のほうに覚えておいていただければと思います。
大学生が意識すべき120度?
「この120度と言う角度が一体どういうことを意味するのか?」と言うと、これは年齢に応じた留学の方向性を示す指標で、自分の将来を120度という角度の範囲内に捕らえて作っていくと良い物ができるというものです。
この角度は年齢や学年によって変わってくるのですが、小中学生の留学であれば視野角は280~360度、高校生であれば240~280度、そして社会人であれば60度、もしくはピンポイントといった角度で将来の場所を設定して留学を作りだします。
もう少し分かりやすく言うと『角度が広ければ広いほど可能性の多い留学プランを設定』していくことになるのですが、例えば、小中学生のように可能性の塊のような子達の場合は、『コレを学ぶための留学』と言うようなガチガチの留学を作らずに、『海外の子達と遊びながら沢山のことを体験する留学』とするなど留学に幅を持たせることで、留学から得られるものが多くなったり、将来に繋げたりすることができるようになります。
逆に社会人になると、留学を将来に繋げるためには『○○というキャリアを活かすために△△の資格を2年以内に取得し、実務経験を1年以上積む留学』という風に、全てをガチガチにスケジューリングさせる必要があるとお考え下さい。
- 小中学生:280~360度
- 高校生:240~280度
- 大学生:120度
- 社会人:ピンポイント~60度まで
大学生は120度が成功の鉄板角度?
つまり大学生であれば、120度ですので『自分が将来イメージする理想像の姿とは全く反対方向へと行かなければOK』という風にお考えいただければと思います。
それは具体的にどういったものになるかと言いますと、「将来、ITエンジニアとしてプログラミングを描きたい!」という未来を想像して留学をすると言うのであれば、接客やホスピタリティをメインとして、レストランのウェイターとしてインターンシップ経験を積む留学計画と言うよりも、『世界のエンジニアやプログラマーと意見交換をしながらプロジェクトに取り組む留学』を作り込んでいくことになります。
他には、人材のコンサルティングや営業など人と直接的に接することを将来的に希望される方には、『ビジネス・マーケティング系やコンサルティング系を学び、可能であれば企業インターンシップを体験する留学』などをご提案することもあります。
- 大学生は留学先で経験する内容と将来のビジョンが真逆になるのだけは避ける!
適当に『やりたいこと』だけを考えて留学してしまうところでした・・。
大学生は社会人と違い『学生』ですので失敗することが許されます。
そのため『最後の失敗』というテーマにラストチャンスに賭ける留学というのもお作りすることもあります!
何ができるか?ではなく何をするか?
そして最後に、大学生の皆様が留学を作る上で最も大切な事についてお話しさせていただきたいと思います。
留学を希望される大学生の多くは、知らず識らずのうちに「そんなことができる訳ない!」と言う周りからのプレッシャーにさらされています。
例えば、「本当は将来フライトアテンダント(キャビンアテンダント)になりたい!」と思っているのにもかかわらず、周りからの「あなたには無理よ!」という圧力が怖くて、なかなか本来の自分の夢について周りに言い出せない方も少なくありません。
大学生が留学計画を立てる上で、もっとも大切な事は『自分には何ができるか?』ではなく『将来、何をするために留学に行くのか?』だとお考え下さい。
また、たとえ今すぐに夢の実現は無理だったとしても、実は、将来的に3~4年かけて夢を達成するような留学計画を立てることも可能で、そうした将来の夢の達成には、今の決断が大切になることも多々あるとお考え頂ければと思います。
大学生の留学計画の流れ
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- Step.1 留学の期間を考える【留学6~8ヵ月前】
- 暫定的な留学期間を決定してMAX期間を設定します
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- Step.2 理想的な留学をイメージします【留学6~8ヵ月前】
- 予算にしばられることなく、自分の理想の留学について考えます
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- Step.3 必要に応じて期間を再設定【留学6~8ヵ月前】
- 理想の留学をイメージした時に期間が厳し用ならば再度設定し直します
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- Step.4 将来が想像する先にあるか?【留学6~8ヵ月前】
- 120度と言う視野で留学を作ってみて、自分の将来が必ずそこにあるか確認する
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- Step.5 理想の留学に微調整を行う【留学6~8ヵ月前】
- 必要に応じて再度の留学期間を設定や、渡航先の変更などを行う
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- Step.6 プロに留学相談をする【留学6~8ヵ月前】
- プランニングが難しい場合、ココア留学のようなプランニングができる留学のプロに相談します
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- Step.7 実際に手配を行う【留学5~7ヵ月前】
- 描いた理想の留学手配を実際に行っていきます
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- Step.8 荷物をパッキングして出発!
- 荷物の最終チェックをして留学に出発します!
留学に必要・便利な持ち物リスト【2024年版】【印刷可】
- 「将来、何をするために留学に行くのか?」が大学生の留学には大切!
将来を考えて留学を計画していくのが良いんですね!
社会人になると『できる・できない』で留学を作らなくてはいけなくなるのですが、大学生は自分の理想とする将来を追いかけることが社会的にも時間的にも許されるんです!
大学生に知って欲しい留学計画と作り方の注意!まとめ
大学生の皆様の中には、とりあえず自分の『やりたいこと』だけを追い求めて留学相談にいらっしゃる方も少なくないですが、社会人になると『やりたいこと』の選択が急に難しくなってきてしまいます。
正直、1~3ヵ月程度で自分のやりたいことを手にすることができるのであれば将来的にどうにでもなるのですが、ご相談いただく方のほとんどが最低でも1~2年の留学期間が必要になる夢や希望をおっしゃられます。
「夢を諦めるのか?」「それともラストチャンスに賭けるのか?」人によって選択は様々ですが、小学生から15年以上続いた学生生活ももう直ぐ終わりを迎えます。
後悔は薄まることはあっても必ず10年先も20年先までも続きますので、少なくともやり残したことが無いようにだけして頂ければと思います。