留学で学校選びに迷わないポイント【学校選びまとめ】

語学学校は世界中にたくさんある？

「よし！留学して英語を学ぼう！」と決めたとき、世界には英語を学べる語学学校が数えられないほどあることを知ります。

それにも関わらず、各スクールの学校説明や教育カリキュラムには大差がないため、学校選びの決め手となるようなポイントを見つけることは非常に難しいです。

では、どうすれば語学学校選びで失敗せずに済むのでしょう？

そこで先ずは、『学校選びについて迷ってしまう人の共通点』があることから、お話させていただきます。

語学学校を選ぶときに迷ってしまう理由

語学学校に迷われる人の共通点となっているのは、『学校選びの理由や将来のビジョンが定まっていない』という点にあります。

インターネットで検索して出てくる語学学校情報などでは『地域』や『学校規模』それに『国籍比率』などを中心に書かれていますが、そう言ったものが本当に語学学校選びに重要であれば、迷う人はいないはずです。
(※インターネット上の国籍比率や日本人比率はデータが古かったり、実際にあなたが留学するときとは状況が違うことが多いので注意です)

どうすれば決められるのか？

では、どうすれば決められるのでしょう？

それは、『将来の自分』をイメージした上で、学校に求めるものを絞り込んでいけば見えてくるようになります。

そこで、以下の質問に答えが用意できているか考えてみてください。

• なぜ英語を話せるようになりたいのか？
• どれくらいの英語レベルを目指すのか？
• どんな環境で英語を学びたいのか？
• 英語を学んだ結果なにが変わるのか？
• 将来の自分に英語はなぜ必要なのか？

留学の目的が決まれば学校が決まる！

いかがでしたでしょうか？全ての問いに答えを用意できていたでしょうか？

そこで、もし「留学目的とかビジョン、それに留学理由とか言われても、全くピンと来ません！！」という方がいらっしゃったら、是非、高校や大学、専門学校を選んだときのことを思い出してみてください。

●進学はどうやって決めた？

あなたは「なぜ高校や大学それに専門学校で進学された学校を選びましたか？」と言われると何と答えますか？

「自分の学力で入れる最高レベルの学校に入りたかった」「スポーツに強い学校に入りたかった」「興味のある学問を勉強ができる学校が良かった」「素敵なキャンパスで学びたかった」、もしかしたら「とにかく自宅の近くが良いと思ってた！」という方もいらっしゃるはずですが、なんとなくでも答えが出てきたのではないでしょうか？

先ずはこれが『学校選びの基準(学校を選ぶ理由)』だとお考え下さい。

●卒業後の進路も視野に！

次に、「あなたの進学した学校(高校・専門学校・大学など)を卒業した人は、どのような進路に進みますか？」と聞かれると何と答えますか？

「大学に進学している人が多いです！」や「外資系のベンチャーやフライトアテンダントとして活躍している方が多いです」または「専門的な職業についている人が多いです」などと、こちらも回答できたのではないでしょうか？

これが学校を卒業した後に想定できる『将来のビジョン』ということになります。

そして、既にお気づきだと思うのですが、留学先の学校選びに失敗しないためには、必ず将来のビジョンと学校が繋がっていなければいけないという点にあります。

進路や将来のビジョンで学校は決まってくる！

留学は「学校を卒業した後でどのような進路を歩むのか？」将来のビジョンを明確にすることで、進学する理由も学校も自ずと決まってきます。

つまり、皆さんが学校選びに迷っているということは、「なんのために英語を学びたいのか？」「身に付けた英語スキルを何に活かしたいのか？」「どういう環境で語学を学びたいのか？」「英語をどのように活かすのか？」「なぜ英語が必要なのか？」がハッキリしていない可能性が高いということを意味しています。

特に、留学にはそれなりのお金がかかるため、留学の予算だけを考えて留学理由や将来のビジョンを考えない人が多いという現実がありますが、将来に繋がらない留学ほど勿体ないものはありません。

●学校は自然に決まる！

自分の留学の目的や将来のビジョンが明確になったならば、後は、それぞれの学校の特色を知ることさえできれば、学校は自然に決まってくるようになります。

ただし、未成年の場合には「海外の学校だから年齢とか関係ないよね？飛び級とかあるぐらいだし！」とイメージされる方もいらっしゃるかと思いますが、実は、ほとんどの語学学校が年齢制限を設けているので、自分の年齢がスクールの入学条件を満たしているかどうかも併せて確認しておいてください。

大学を選んだ決め手は何だった？

※ グラフを選択すると詳細のデータが表示されます。

※ 大学生の傾向は学問・就職に有利という理由で学校選択をしている。
(大学受験パスナビ:2024年度調べ)

余談になりますが、上のグラフでは大学を決定した理由についてのアンケートを表示していますが、実は、約70％が大学を決定した理由として『学校の特徴を挙げている』ことがわかります。

特に、ここで注目していただきたいのは、学費を理由に学校を決定した人はいないと言う点です。

つまりは、学校選びに迷った際の参考材料としては、費用的な問題よりも『学びたい内容(興味・関心)』『就職活動(将来の仕事)』『資格(将来の役に立つモノ)』の3つのポイントを考慮した自分の意見が主軸になって決定していることが多いようです。

留学を考えた時にまずやるべきこと！

ここまでお読みいただいて「じゃあ、わたしはまず何をすればいいの？」と思ってしまった方も多いと思います。

そこで、まず皆様にやって頂きたいことは留学に行くことを考えることでは無く、留学目的と将来のビジョンを明確にすることです。

将来を明確にすること！

スマホやSNSの画面に向き合って留学情報を収集していると、正直言って、他人の意見ばかりを読んでしまって「自分がなぜ留学に行く必要があるのか？」という根本的な部分に向き合う時間が無くなってしまいます。

そこで、まずは自分と向き合うことが最初のステップになることを覚えておいてください。

「自分はなぜ海外に行こうと思ったのか？」「なぜ英語を身に付けたいのか？」「英語を身に付けることで、どんな自分になりたいのか？」といったことや、「海外で挑戦してみたいことがある！」「海外でホームステイじゃなく寮生活をしてみたいかも」「語学だけじゃなく趣味もやりたいなぁ」「実は・・海外で進学したい。」などなど、人の数だけ留学の目的があって良いので、思いを書き留めておいてください。

プロの留学カウンセラーに相談すると？

「目的やビジョンはハッキリしたけれど、で、この後はどうすればいいの？」と悩んでいる方は、ぜひ一度プロの留学カウンセラーに相談してみてください(高校生のときの進路相談のようなもの)。

何から手をつければいいかまったく分からない場合は、「留学はしたいけれど目的が分からないんです。。」というご相談もアリだったりします。

カウンセラーの能力が試されるご相談ではありますが、きちんとした留学会社であれば実りある留学プランになるようにしっかり相談に乗ってくれますし、その対応で信頼できる留学エージェントかどうかも分かりますので、何も不安に思わずに気軽に相談してみてください。

留学は予算で決めない！

また最近では、留学会社はたくさんあって選び放題といっても過言ではありませんが、金銭的なマッチだけで無条件に語学学校を提示される場合にはちょっと注意をして頂けたらと思います。

というのも、先にも少しご紹介しましたが、金銭的な条件のみで作り上げた留学のほとんどが目標を切り下げたり、将来の希望するビジョンから落としたものになっている可能性が高いからです。

●プロの留学カウンセラーとは？

プロのカウンセラーであれば、まずは相談者のことを短時間でできるだけ深く知り、その方の目的と将来の展望に合わせてライフプランニングをすることのみに焦点を当てます。

そして最後に、予算を考えて余分な部分を削り落としたり、奨学金の利用やアルバイトを増やすなどのアドバイスの元、本当に生徒に合った学校や留学をご紹介することができます。

間違っても自分の言葉に責任を持つことが無い人やアルバイトのカウンセラーへの相談だけで終わらないようにしてください！

留学で学校選びに迷わないポイント【学校選びまとめ】まとめ

留学は、あなたにとって人生で1度きり、最初で最後となる可能性もあります。

人生の内で何度も経験するようなお家の引っ越しであったとしても『ネットの情報だけを鵜呑みにせずに必ず専門家である不動産屋さんに相談』しますよね？

留学の選択肢には、『学校』だけじゃなくて『家』や『将来の設計』『航空券』『滞在中の旅行や計画』『仕事』『ビザ』『出国前の役所の手続き』『銀行』『電話』『帰国後の生活』『転職・進路相談』などなど、引っ越しよりも格段に難しい選択が山のようにあります。

そのため、「必ず何処かでつまづいてしまう…」ので、もし自分の判断に迷ってしまうことがあったなら、先ずは留学相談からはじめてみてください。

きっと、あなたの人生に大きく関わってくるような最高の留学カウンセラーさんが見つかるはずです。