留学で学校選びに迷わないポイント【学校選びまとめ】
「留学に行くことを決意したけれど、どうやって海外の学校を選べばいいの?」「語学学校がたくさんありすぎて、何を基準に選べばいいのか分からない」「どんなにインターネットで調べても同じような情報しか出てこない!」と悩んでいませんか?
最近、そういうお問い合わせが増えているのも事実だったりするのですが、大切なポイントとして実は『学校選び』とは、そもそも迷う必要のないものだったり致します。
「え?学校について迷う必要がないってどういうこと?」と思いますよね?
そこでここでは、学校選びに迷わない方法について具体的にご案内させて頂きたいと思います。もしかしたら少し長いお話となっているかと思いますが、よかったら最後までお付き合いください!
語学学校は世界中にたくさんある?
「よし!留学して英語を学ぼう!」と決めたとき、少し調べてみると分かるのですが、実際に英語を学べる語学学校は世界中に数えられないほどあることを知ります。
しかし、インターネットで得られる情報には限界があるうえに、実際のところ各スクールの学校説明や教育カリキュラムなどにはそこまで大差がないため、自分で調べてみても学校選びの決め手となるようなポイントを見つけることは非常に難しいです。
では、留学している人たちはどうやって選んでいるのでしょう?不思議ですよね?
そこで先ずは、『学校選びについて迷ってしまう人の共通点』について知って頂きたいと思います。
- 世界中に語学学校は山のように存在している
- 各スクールの学校説明や教育カリキュラムなどには大差がないため学校を決めるのが難しい
語学学校って本当に同じような説明ばかりで、本当に何が良いのか全く分かりませんでした・・。
どこのスクールも自校について悪いことを書くことは無いので、どうしてもそうなってしまいますよね。。
語学学校を選ぶときに迷ってしまう理由
語学学校に迷われる方にはある共通点があるのですが、それは皆様の『学校選びの理由や将来のビジョンが定まっていない』という点にあります。
インターネットで検索して出てくる語学学校情報では『地域』や『学校規模』それに『国際比率』などを中心に書かれていますが、そう言ったものが本当に語学学校選びに重要であれば、皆さんは学校選びに迷わないはずです。
だってそれはインターネットで少し検索すればいくらでも出てくる情報なので、後は、その内容に従って学校を決定すれば良いだけだからです(※ネット上の国籍比率や日本人比率は古いデータが多く、そのほとんどの場合において全く正しくないデータになっているので参考にしないでください)。
それなのに、なぜ学校を決めることができないのか?
それは、そもそも皆様が『将来の自分』をイメージをされて上で学校選びを考えていらっしゃらないことが大きな問題となっています。
そこで以下の質問に即答できるか?確かめてみてください。
- なぜ英語を話せるようになりたいのか?
- どのような英語スキルが必要なのか?
- どんな環境で英語を学びたいのか?
- 英語を学んでどのように活かすのか?
- 将来の自分になぜ英語が必要なのか?
- 学校選びに迷う人は学校選びの理由や将来のビジョンが定まっていない
留学の目的が決まれば学校が決まる!
いかがでしたでしょうか?全ての問いに即答できた方はいらっしゃいましたでしょうか?
そこで、もし「留学目的とかビジョン、それに留学理由とか言われても、全くピンと来ません!!!」という方がいらっしゃったら、是非、高校や大学、専門学校を選んだときのことを思い出してみてください。
あなたは「なぜ高校や大学それに専門学校で進学された学校を選びましたか?」と言われると何と答えますか?
「自分の学力で入れる最高レベルの学校に入りたかった」「スポーツに強い学校に入りたかった」「興味のある学問を勉強ができる学校が良かった」「素敵なキャンパスで学びたかった」、もしかしたら「とにかく自宅の近くが良いと思ってた!」という方もいらっしゃるはずですが、皆様、おそらく即答できたのでは無いでしょうか?
先ずはこれが『学校選びの基準(学校を選ぶ理由)』だとお考え下さい。
次に、「あなたの進学した学校を卒業すると、多くの方はどのような進路に進みますか?」と言われると何と答えますか?
おそらく「大学に進学している人が多いです!」や「外資系のベンチャーやフライトアテンダントとして活躍している方が多いです」または「専門的な職業についている人が多いです」などと、こちらも即答できた方々ばかりだったのでは無いでしょうか?
これが学校を卒業した後に想定できる『将来のビジョン』ということになります。
そして、感の良い皆様なら既にお気づきだと思うのですが、留学先の学校選びの際には、必ず将来のビジョンが学校選びの理由に繋がっていなければいけないという点にあります。
- 将来のビジョンと進学する学校を選んだ理由が繋がっていなければいけない!
進路や将来のビジョンで学校は決まってくる!
留学は「学校を卒業した後でどのような進路を歩むのか?」将来のビジョンを明確にすることで、進学する理由も学校も自ずと決まってきます。
つまり、皆さんが学校選びに迷っているということは、「なんのために英語を学びたいのか?」「身に付けた英語スキルを何に活かしたいのか?」「どういう環境で語学を学びたいのか?」「英語をどのように活かすのか?」「なぜ英語が必要なのか?」がハッキリしていない可能性が高いということを意味しています。
特に、留学にはそれなりのお金がかかるため、留学の予算に合わせて留学理由や将来のビジョンを低く設定してしまう人が多いという現実がありますが、将来に繋がらない留学ほど勿体ないものはありません。
先程、『語学学校の学校説明や教育カリキュラムには大差はない』と申し上げましたが、学校説明の差が少ないとしてもそれぞれの学校の特色、カラーの差は確実にあります。
自分の留学の目的や将来のビジョンが明確になったならば、後は、それぞれの学校の特色を知ることさえできれば、学校は自然に決まってくるようになります。
ただし、未成年の場合には「海外の学校だから年齢とか関係ないよね?飛び級とかあるぐらいだし!」とイメージされる方もいらっしゃるかと思いますが、実は、ほとんどの語学学校では年齢制限を設けているので、自分の年齢がスクールの入学条件を満たしているかどうかも併せて確認して学校を選択してください。
- お金によって左右される留学になりそうな時は「何のための留学か?」原点に戻り考え直す
- 将来のビジョンが決まったら自然に学校が決まってくる
高校生が大学を選ぶ理由は?
※ グラフを選択すると詳細のデータが表示されます。
割合 | |
---|---|
ある学問が学びたいと思った | 39.0% |
就職に有利だと思った | 24.4% |
資格を取得したかった | 7.3% |
先生や親に薦められた | 2.5% |
周りのみんなに従った | 24.4% |
その他 | 2.4% |
※ 大学生の傾向は学問・就職に有利という理由で学校選択をしている。
(大学受験パスナビ:2017年度調べ)
余談になりますが、上のグラフでは高校生が大学を決定した理由についてのアンケートを表示していますが、実は、高校生たちの約70%が大学を決定した理由として『学校の特徴を挙げている』ことがわかります。
特に、ここで注目していただきたいのは、逆に『先生や親から薦められて決めた人の割合』は、全体のたった2.5%しかいないと言う点です。
つまりは、学校選びに迷った際の参考材料としては、周りの意見が主軸となるというよりも、『学びたい内容(興味・関心)』『就職活動(将来の仕事)』『資格(将来の役に立つモノ)』の3つのポイントを考慮した自分の意見が主軸になって決定していることが多いようです。
- 大学進学を選んだ理由において『学費』を理由に決めている人はほとんどいない
将来何をするのか分からないまま留学に行ってしまうところでした!
例えば、将来、本気で英語を使って仕事をしたいと考えていらっしゃるならば、必ず留学前に「英語を使って何をするか?」まで意識しておいてください。
日本では英語を使う仕事はかなり少ないので注意が必要です。
留学を考えた時にまずやるべきこと!
ここまでお読みいただいて「じゃあ、わたしはまず何をすればいいの?」と思ってしまった方も多いと思います。
先ず皆様にやって頂きたいことは留学に行くことを考えることでは無く、留学目的と将来のビジョンを明確にすることです。
スマホやパソコンの画面に向き合って留学情報を収集していると、正直言って、他人の意見ばかりを読んでしまって「自分がなぜ留学に行く必要があるのか?」という根本的な部分に向き合う時間が無くなってしまいます。
そこで、先ずは自分と向き合うことが最初のステップになることを覚えておいてください。
「自分はなぜ海外に行こうと思ったのか?」「なぜ英語を身に付けたいのか?」「英語を身に付けることで、どんな自分になりたいのか?」といったことや、「海外で挑戦してみたいことがある!」「海外でホームステイじゃなく寮生活をしてみたいかも」「語学だけじゃなく趣味もやりたいなぁ」「実は・・海外で進学したい。」などなど、人の数だけ留学の目的があって良いので、思いを書き留めておいてください。
- 留学に出る前に「自分には本当に留学が必要なのか?」自分自身と必ず向き合うようにしてくださう
ココア留学さんは「留学は必要ないのでは?」と留学相談者にお伝えすることがあると聞きましたが本当ですか!?
正直言って、留学エージェントがこういうのも変ですが、ご相談者の方にお伝えすることがあります。
明確な目的の無い社会人留学はリスクでしか無いので、特に、転職などを考えていらっしゃる方には留学以外の進路をご案内することも少なくありません。
プロの留学カウンセラーに相談すると?
「目的やビジョンはハッキリしたけれど、で、この後はどうすればいいの?」と悩んでいる方は、ぜひ一度プロの留学カウンセラーに相談してみてください(将来設計まで1人で出来る方は本当に少ないです)。
そして、何から手をつければいいかまったく分からない場合は、「留学はしたいけれど目的が分からないんです。。」というご相談もアリだったりします。
カウンセラーの能力が試されるご相談ではありますが、きちんとした留学会社であれば実りある留学プランになるようにしっかり相談に乗ってくれますし、その対応で信頼できる留学エージェントかどうかも分かりますので、何も不安に思わずに気軽に相談してみてください。
また最近では、留学会社はたくさんあって選び放題といっても過言ではありませんが、金銭的なマッチだけで無条件に語学学校を提示される場合にはちょっと注意をして頂けたらと思います。
というのも、先にも少しご紹介しましたが、金銭的な条件のみで作り上げた留学のほとんどが目標を切り下げたり、将来の希望するビジョンから落としたものになっている可能性が高いからです。
プロのカウンセラーであれば、まずは相談者のことを短時間でできるだけ深く知り、その方の目的と将来の展望に合わせてライフプランニングをすることのみに焦点を当てます。
そして最後に、予算を考えて余分な部分を削り落としたり、奨学金の利用やアルバイトを増やすなどのアドバイスの元、本当に生徒に合った学校や留学をご紹介することができます。
間違っても自分の言葉に責任を持つことが無い人やアルバイトのカウンセラーへの相談だけで終わらないようにしてください!
- 留学相談では学校のことをだけじゃなくて将来の進路や進学ルートも相談すること
「相談したらあなたの努力次第で何とかなります!」と言われてしまいました・・。
個人の努力が必要なのは当然ですが、留学カウンセリングでは成功路線上に留学生を乗せることが重要です。
個人の努力によって大きく左右されてしまうことの無いプランニングが出来るカウンセラーさんを探してください!
留学で学校選びに迷わないポイント【学校選びまとめ】まとめ
学校選びに迷わない方法として、「まず決めるべきなのは、学校ではなく留学プランや目的である」ということをお分かりいただけたでしょうか?
留学が決まった後に「学校を選ばなきゃ」「何を基準に選べばいいの?」と焦ったり悩んだりするのではなく、「自分は海外に行って何をしたいのか?」「英語を使ってどうしたいのか?」「どの程度の英語力を身に付けたいのか?」といった留学の目的が明確になると、自分に合った学校やカリキュラムは自然に決まります。
ただし、目的が決まった後でも、インターネットで得られる情報だけで、本当に自分にマッチした学校を見つけるのは難しいので、学校の表面的な情報だけでなく、学校の特色や性質を熟知しているプロのカウンセラーに相談してみてください。
留学は、多くの皆様にとって人生で1度きり、最初で最後となる可能性が高い大切なものになります。
ここにいらっしゃる皆様は、人生の内で何度も経験するようなお家の引っ越しであったとしても『ネットの情報だけを鵜呑みにせずに必ず専門家である不動産屋さんに相談』しますよね?
留学の選択肢には、『学校』だけじゃなくて『滞在先の設定』や『将来の設計』『コースの設定』『航空券の選択』『滞在中の旅行や計画』『現地での仕事の設定やイメージの構築』『出国前の役所の手続き』『銀行口座の設定』『携帯電話の手続き』『帰国後のサポート』『転職・進路相談』などなど、不動産の選択肢の何万倍にも膨れ上がります。
そのため、「留学ほどプロの力の知識とノウハウが必要になるものは無い!」と言いきれてしまいますので、もし自分の判断に少しでも迷ってしまうことがあったなら、先ずは留学相談からはじめてください。
きっと、皆様にとって最高の留学カウンセラーさんが見つかりますので!!(ココア留学ではカウンセラーでは無くコンサルタントの先生方が留学生へのコンサルティングを行っています)