看護留学は東京オリンピック直後はやめた方が良い!?
オリンピックはコロナにより延期されてしまいましたが、留学費用は跳ね上がりました。
オリンピック直後に看護留学には行くな!?
オリンピックが終わった後に看護留学に出ようと思ってらっしゃる看護師はかなりの数いらっしゃいますが、看護師の皆様にはお伝えしなくてはいけないことが1つだけあります。
それは何かと言うと「オリンピックが終わったあと直ぐに海外留学には行くな!!」と言うことです。
少し強く言い過ぎてしまいましたが、しかしながら「これは一体どういうことなのでしょう?」そこでここではそんな看護師たちのオリンピック後の留学について詳しく述べたいと思います。
看護師のオリンピック後の留学について述べる前に看護師と言うお仕事が他の職業と違ってどのような違いがあるかについて述べなくてはいけません。
その最大の特徴と言うものは、他の職業の方が離職するにあたり上司に伝える期間が1ヵ月から3ヵ月前であるのに対して、看護師は平均して半年から1年かかると言う点です。
この差は一見するとさほど大きな差ではないように感じられるのですが、留学と言う面に関して言うと非常に大きな差になって返ってきてしまいます。
と言うのは、離職までの期間が1ヵ月~3ヵ月になる一般的な職業に就いてらっしゃるサラリーマンの方々が留学に出られる際、約半年~年ほど先の留学を検討し予約されます。
一方、看護師はと言うと、一般的に1年~2年も先の留学までを検討し予約されます。
これは職業柄、しっかりとした計画を持ち、日々の生活をされていらっしゃる看護師らしさが出ている一面を示したデータとも言えるでしょう。
しかしその一方で驚かされるのは、2020年東京オリンピックが終わった8月の留学予約を、2年も前になる2018年8月の段階でお申し込みを完了されている看護師がたくさんいらっしゃると言う事実です。
「今から2年前の自分が、今現在の自分を想像できますでしょうか?」
おそらくは、ほとんどの方が想像できなかったことでしょう。
正直、留学カウンセラーとしても2年先の世界情勢や国際法までを想定することが非常に困難を極めるため、通常は半年以上先のご予約や入学を取り付ける事は、スカラシップ(奨学金)等の特別な割引や制度が無い限りは絶対に行わないのですが、看護師が留学を考える場合、他の職種の方々と比較してかなり早い段階で決断を迫られことになると心に留めおいて頂ければと思います。
看護師としての特徴や傾向が留学に影響する!
次に、看護師の特徴でもある離職後の職場復帰の容易さについてです。
看護師は他の職業の方々と比較して、圧倒的に離職に対するリスクが少ない職業といえます。
その最大の要因は何かと言うと、常に看護師の募集が世界的な看護師不足と言うあおりを受けて、大々的に看護師の求人が行われていることです。
そのため看護師の多くは、1つの病院で生涯勤務すると言うよりも多くの病院を梯子しながら働く傾向があり、これは「日本の終身雇用が終わった・・」と言われている日本のサラリーマンにも当てはまることでもあるのですが、まだまだ看護師方々の比ではありません。
そして、こうした看護師の特徴や傾向が集中的に爆発することになるのが、『2020年東京オリンピック後の8月』になります。
東京オリンピックでは8万人ものボランティアが募集されましたが、募集要項が「最低2週間以上のボランティアが可能であること」としていると言う制約上、一般的なサラリーマンには到底難しく、離職や復職が自由な看護師などの職業の方々が日本全国から何千人も参加されることが想定されております。
そして、そうした看護師の大多数がオリンピック前である夏のボーナスを6月に受給して離職、そしてオリンピック・ボランティアに参加後の2020年8月に海外留学を計画しています。
一般的な看護師の1年における留学者数は日本全国で1000人くらいで、看護留学と言う風に絞りを加えると600人ほどになります。「如何にオリンピック後に看護師が集中してしまっているか?」想像できましたよね!?
特に、オリンピックボランティアに参加しようと考えるような国際交流や英語または海外文化に興味がある看護師たちが、このような考えで看護留学や医療留学に行き着くのはイメージしやすいかと思います。
看護留学には当然上限がある!!
こちらは現在の留学会社へと相談された看護留学希望の状況から推察した数字になるのですが、東京オリンピック後の2020年8月に渡航される看護師の数は少なくとも例年の数十倍ほどにもなると予想されています。
しかしその一方で、看護師の皆様が海外留学中に学びたい教科やコースと言うものは同じものを希望されることが多く、医療英語・看護留学・医療ボランティアといったものになります。
ここまで読んで頂いている皆様は既にお気づきかと思いますが、看護留学のように特殊な留学には必ず低い水準で人数に上限が設けられているため、オリンピック後に看護留学・医療留学を行うことを考えた場合、既にクオリティの高い留学は埋まってきてしまっています。
実は、こうした状況に医療関係者の中でも感の良い看護師たちは、ココア留学にかなり早い段階から相談が入ってきているので、東京オリンピック開催より前に看護留学へと出発し、開催直前に帰国できるような留学計画を立てております。
そしてその後、オリンピック・ボランティアを経験し、看護留学と言う形ではなく、『国境なき医師団』や『青年海外協力隊』などを目指したり、今後、日本で新設される予定となっている『医療特区(先端医療開発特区)』での看護師や国際看護師を目指し、IELTS(アイエルツ)やTOEFL(トーフル)などの国際的な英語資格の取得準備される看護師も多数いらっしゃいます。
このようにオリンピック後の留学を考える看護師は、一般的な職種の方と比べてかなり早く動かなくちゃいけないと言うことを少し覚えておいて頂ければと思います。
看護留学への相談が遅れてしまったら?
そんな中、もし今現在看護留学を申し込んでおらず、看護留学の枠に間に合わなかった看護師の皆様は、一体どうすれば良いのでしょう?
そうした看護留学に間に合わなかった看護師がとるべき選択肢は2つしかありません。
1つ目は、「『応援ナース』や『看護師のアルバイト』などを日本で行い、渡航を半年ほど遅らせて計画を立てる方法」です。
こうした仕事をオリンピック後に行うことで、最も留学が集中する2020年8月と言う期間を避けることが可能になり、さらに「看護師として現場から長期間離れることになる」と言うマイナス面からも解放されます。
ただしこの場合の注意点としては、同様に8月の渡航を遅らせる看護師たちが続出する可能性があり、『応援ナース』のようなキーワードでインターネット検索をすれば、現在はいくらでもあるお仕事でさえも一杯になってしまう可能性があるので、早めに就職先を探しておくことをお薦めいたします。
2つ目の方法としては、「看護留学のクオリティーを最初から高いものに設定する方法」です。
実は、一般的な看護留学は、英語力がインターミディエート(中級レベルの英語力)から可能となるため一般留学よりもレベルが高く、初級レベルの英語力となる看護師については、看護ではなく介護留学のような方法を織り交ぜ留学を作り上げることが一般的です。
しかし、この方法では長くても渡航期間が1年ほどとなってしまうため、どうしても看護留学が『体験レベル』に留まってしまうと言うのが現実です。
そこで、渡航前から看護留学の目標を高いものへと変更し、例えば、語学学校期間を伸ばして中級以上の英語レベルを取得できるまでとして、カレッジや専門学校へ進学することにより、英語を使って本格的にヘルスケアやマインドケアなどのコースを履修し、ディプロマ資格などまでを取得することを目指したりできるように留学設計をします。
渡航期間はどうしても1年半~2年が目処になりますが、海外医療現場での本格的な勤務が可能になり、さらに年齢によってはワーキングホリデービザを使用することにより、海外永住権の取得までを視野に入れることまで付いてくるようになります。
当然、道のり的にはかなり厳しいものにはなりますが、帰国後に心配される看護師としてのキャリアダウンなどの心配からは完全に解放される留学を行うことになります。
ストレス・フリーな看護留学ですね!!
東京オリンピック直後の看護留学まとめ
さて、2020年8月の東京オリンピック後の看護留学を考えていらっしゃる看護師の皆様は、急いで留学相談をするよう心がけて頂くことは十分に伝わりましたよね!!
時間的に間に合わない、もしくは間に合わなかった看護師は「留学を遅らせる」、もしくは「看護留学のレベルを著しく引き上げること」を考えていただければと思います。
ココア留学ではこうしたご相談を毎日のようにお受けしておりますので、もしカウンセリングが必要であれば「以下よりココア公式LINEを追加の上、お気軽にご相談ください!!」専任の担当スタッフより詳しく案内させていただきます。
そして看護師の皆様に、世界中で質が高く素敵な看護体験・医療留学を経験していただけましたら幸いです。