看護留学

カナダの正看護師(RN)ナースMikiさんの独占インタビュー!

カナダでたった3人?正看護師になった日本人

カナダの正看護師MIKIさん

「海外で看護師になりたい!」
「看護師の経験を活かして、海外で暮らしてみたい!」

そんな皆さん、必読のインタビューですよ!!!

カナダの総合病院で正看護師(Registered Nurse/RN)として勤務されているMikiさんが、特別にココア留学のインタビューに応えてくださいました。

Mikiさんのように、ゼロベースでカナダに渡ってRNになり、しかも総合病院で勤務されている方は大変レアです。(配偶者ビザを持っている看護師さんが、現地ライセンスを取得されるケースは度々あるのですが、、、)

しかもMikiさんは、お子さんと一緒にカナダで留学していたのです!

  • どうやって留学生活を送ってたの?
  • どうやってカナダで看護師になったの?
  • 今はどんな仕事をしてるの?
  • 看護師さんのお給料ってどのくらい、、、?

そんな皆さんが気になることも、Mikiさんが赤裸々にお話してくださいました!

※ なお、ココア留学調べによると現在カナダで正看護師として勤務されていらっしゃる方は確認できた方は、たった3人・・・しかし、希望者は数万人となっています。

MIKIさんがカナダに渡ったキッカケとは?

カナダの国旗

ココアスタッフ:
Mikiさん、ご出身は静岡でいらっしゃるんですね。

Mikiさん:
そうです!地元の静岡では、子ども病院で看護師をしていました。

ココアスタッフ:
看護師歴は結構長いんですよね。

Mikiさん:
日本にいたときと合わせたら、もう13年になりますね。

ココアスタッフ:
13年!長いですね。現在はどういうところで生活されてるんですか?

Mikiさん:
カナダ・オンタリオ州の「キッチナー」に住んでいます。トロントよりも少し西側にある街なのですが、意外と移民の多い街でして、市内にはいろいろな国から来ている人がたくさん住んでいます。実際の友人も、アジア系の人もいればルーマニア、ポーランド、インドなど様々です。
(※オンタリオ州: 留学生に人気の街トロントがある州。カナダの東側。)

ココアスタッフ:
国際色豊かな街ですね!住み心地はどうですか?失礼ながら、わりと田舎のイメージだったりして。。

Mikiさん:
そんなことないですよ!笑
都会のど真ん中ではありませんが、かといって田舎でもなく、落ち着いた雰囲気の住みやすい街なんです。良いところですよ、キッチナー。

ココアスタッフ:
そうでしたか!大変失礼いたしました。。
Mikiさんはなぜ海外に興味を持たれたのですが?

Mikiさん:
静岡で勤務していたとき、シドニーの病院から研修担当の方が来日して、研修を行ったんです。看護の仕事について色々教わりました。
私は英語があまり得意でなかったので、相手が何を言っているかちゃんと理解することができなくて悔しい思いをしました。
その時に『これからの時代、看護師も英語を話せなければならない』と気付いて、英語の勉強を始めたんです。それがキッカケですね。

ココアスタッフ:
Mikiさんにも英語が苦手な時代があったのですね。それからどうしたんですか?

Mikiさん:
今度は自分がシドニーの病院に行って学んでみたいと思い、上司である病棟師長に直談判してみました。
「絶対にいける!」とは思っていませんでしたが、ありがたいことに上司が真剣に検討してくれて、上司や同僚と一緒にシドニーに行くことになりました。
シドニーの病院では、スタッフが普通にスナックとか食べていて、リラックスして働いていて。看護師やボランティア、他のスタッフと医師の間が日本に比べるとフランクで、お互い認め合って協力しながら働いているのを感じたんですね。
「日本の病院とは全然違う!!!!!」と衝撃を受けて、海外で働くのもいいなぁと考え始めました。

ココアスタッフ:
実際に海外の医療、海外の病院に触れたからこそ、自分も海外に出ようと思ったんですね。
でも、シドニーの病院で研修を受けたのに、カナダへ渡航されたのはなぜですか?

Mikiさん:
「SickKids」って聞いたことありますか?カナダのトロントにある世界的に有名な小児病院なのですが、そこで勤務されていた日本人医師と話す機会があり、その先生と話したことでカナダで働こうと思いました。

ココアスタッフ:
Mikiさんは世界につながる出会いがあって、必然的に海外を目指されたんですね。

日本にいたときの英語力

ココアスタッフ:
カナダに行く前は、どのくらいの英語力でしたか?苦手なまま渡航されましたか?

Mikiさん:
いえ、日本にいる間に地元でセミプライベート(生徒2名につき先生1名)の英会話レッスンを受けました。最初は英語がほとんど分かりませんでしたが、そこのアメリカ人の先生がとても熱心な方で、3年ほどかけて最終的にIELTSを5.5まで上げました。

(※IELTS5.5:英検2級から準1級の間くらい。TOEICだと700~800。大学や大学院に留学するときに最低限必要なスコア。)

ココアスタッフ:
もちろんMikiさんの努力の賜物ですが、その先生もMikiさんの夢を応援してくださってたんでしょうね。 【情報収集】はどうやっていましたか?

Mikiさん:
英語でウェブ検索ですね。CNO(オンタリオ看護協会)のサイトから、外国人がどうやってオンタリオ州で看護師になるのか調べました。必要な情報はちゃんとウェブ上に書いてありますよ。

ココアスタッフ:
そうなんですね!日本語ではなく、英語で検索ですね?

Mikiさん:
絶対に英語です。ここはとても重要なポイントです。
日本ですと、たとえ留学エージェントの方であっても、現地の詳しい情報をリアルタイムでは把握しきれていませんから、自分で調べないと。
...って、ココア留学さんに言うのも申し訳ないんですが。笑

ココアスタッフ:
いえいえ、お気遣いいただきありがとうございます。笑
ココア留学は、看護師の生徒さんが多いエージェントではありますが、日々の情報収集が必要だと感じます。今回Mikiさんにお話を伺っているように、周りの方から教わることも多いですから。
仰るとおり、生徒さんにとっては、自分の目で見た情報が一番信用できるのかもしれません。

Mikiさん:
正直、そうだと思いますよ。
あと、私はカレッジの看護コースに通ったのですが、学校探しのためにカナダ大使館のイベントにも行きました。 そのイベントで「オンタリオで親が公立のカレッジに行くと子どもの学費が無料になる」と聞きまして、さらに情報収集を重ねて、最終的にそのカレッジに決めました。学費が抑えられるのは助かりますからね。
(※コネストガ・カレッジ:オンタリオ州にあるカレッジで、カナダ国内でも有数の教育機関と言われている。)

また、トロントにもいくつかカレッジがあるのですが、永住権がなくても通えるカレッジがその大使館のイベントにはコネストガしかなかったのも一つの理由です。

Mikiさん、カナダに渡る

ココアスタッフ:
そうだ、Mikiさんは娘さんがいらっしゃるんですよね!カナダに渡る当時はおいくつだったんでしょうか?

Mikiさん:
娘は10歳でした。日本では私の親と娘と一緒に暮らしていたので、まず最初は私だけカナダに渡り、娘はあとで家族に連れてきてもらいました。

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<カレッジ進学の仕組み>
留学生の場合まずはESL(語学学校)に入学し、英語力をアカデミックレベルまで引き上げる。
カレッジ付属のESLだと、卒業後にそのままカレッジへと進学可能。
独立したESLの場合も「パスウェイ」という制度があり、提携しているカレッジ・大学に進学することが可能だが、いずれにせよ成績や出席率などの基準があり、それをクリアしていることが条件となる。
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ココアスタッフ:
最初はESLに入学されたんですよね。どんな学習内容なんですか?

Mikiさん:
いわゆる一般英語ですね。スピーキング、リスニング、ライティング、リーディングなどの英語スキルを包括的に勉強しました。 レベルは1から4までありますが、私はレベル4から入学できました。IELTSで5.5以上のスコアを取るとレベル4から入学できます。

ココアスタッフ:
さすが...。どうしたらカレッジ本科(看護コース)に進めるんですか?

Mikiさん:
ESLで80%以上の成績を修めることです。フルタイムで授業を受けた後に4~5時間は勉強していました。
本当に勉強が大変で。。英語に関しては、この時期が一番必死でした。

ココアスタッフ:
朝から午後まで勉強して、さらに自宅でも4、5時間も...。
しつこく聞いちゃいますが、そのときお子さんはどうされてたんでしょうか。

Mikiさん:
ESLの4ヶ月間は、子どもを日本に残して単身渡航しましたよ。 とにかくESLの進学条件をパスしないと先に進めないのですが、どうなるか分からない状態だったので、私だけ学校の寮に住んでいました。

その後、本科(看護コース)に進んでから子供がカナダにきて一緒に住み始めました。ちょうど9月だったので子どもも良いタイミングで入学ができて良かったです。

看護学校・カレッジへと進学する!!

ハートを受け渡す様子

Mikiさん:
看護コースに関しては、2年間カレッジに通いました。
1年ごとに独立した授業内容なので、2年通うことが必須ではありません。私も最初は1年の予定でした。
ですが、実際は1年通うと、1年分のポスグラしかもらえません。

(※ポスグラ: Post Graduation Work Permitの略。カレッジ卒業後に発行される労働可能なビザ。卒後労働ビザとも言う。仕事をせずにただ滞在しているだけでも良い。尚、ポスグラで働いている期間は、あとで就職や永住権申請などをする際に「就労期間」として見なされるため、獲得すると有利に使える。CO-OPビザだと就労経験とは見なされない。)

カナダで看護師になるには、いくつかのステップがあります。
NNAS(National Nursing Assessment Service)とCNO(オンタリオ看護協会)への申し込みをして、そして国家試験を受けて、仕事を見つけて、就労ビザを出してもらって...
とても1年では足りないだろうな、ということに現地で気づいたんです。

ココアスタッフ:
え!じゃあ現地で予定変更したんですか?

Mikiさん:
はい。カレッジの授業料が高いので躊躇しましたが、ビザのことを考えるとより確実な道を進みたくなります。
カレッジに2年通ってポスグラが3年あったほうが、RN(正看護師)にたどりつく可能性が上がりますよね。
ただ、カナダに行ってから予定変更したので、資金繰りが必要になりましたよ。最終的に親から少し資金を借りました。

ココアスタッフ:
そうだったんですね。ちなみに看護コースの同級生ってどんな人たちなんでしょうか?日本人はいましたか?

Mikiさん:
日本人はいませんでしたね。看護コースはInternational Program(留学生向けプログラム)で、クラスメイトは1年次で40名いたのですが、ほぼインド人でした。このカレッジ全体がインド系の方が多かったですよ。

ココアスタッフ:
グローバルって感じがしますね。看護留学はインド系・フィリピン系の方が多いという噂は私も聞いたことがあります。
100%英語環境ですが、授業はどうでしたか?

Mikiさん:
授業で英語が聞き取れないことはありました。なのでボイスレコーダーに録音して、自宅で復習していました。
65%の成績を修めると卒業ができるのですが、カレッジに2年通って卒業した場合は、あとで看護師申請のときにIELTSが免除されます。

(※IELTSスコア:カナダの看護師はoveroll7.0以上が必要。英検1級、TOEIC900以上レベル。)

私はカナダに来てからIELTSを受けていないので自分のスコアが分かりませんが、免除されると知ったときは正直安心しました。

ココアスタッフ:
我々としてはMikiさんは完全に「すごい人」なのですが...それでも英語が鬼門だと感じるのですね。

Mikiさん:
そりゃそうですよ。ネイティブではありませんから、英語でドキドキすることは未だにあります。

ココアスタッフ:
なるほど。。そう言われると納得します。
英語を話せるようになっても、知らない単語や表現は無限に出てきますもんね。

ついに看護師(RN)資格を申請する!

看護師(RN)資格して花が咲くまで

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日本で看護師資格を有している場合のRN申請プロセス:
1.) NNAS(National Nursing Assessment Service)にて審査を受ける。
2.) CNO(College of Nurses of Ontario)で審査を受ける。
3.) NCLEX-RN(カナダ国家試験)およびJurisprudence Examinationを受験する。
4.) CNOにて看護師登録。

※審査でカナダの看護協会が定める要件に満たさない場合、スクールに通うなどで補う必要がある。
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ココアスタッフ:
カレッジ卒業された後、NNAS(National Nursing Assessment Service)に申請されたんですよね?

Mikiさん:
いえ、実は...私、日本にいる間にNNASの申請を開始していたんです。 当時は英語力の基準とかもよく把握できていなかったんですが、とにかく申請をしてしまって。
でも、本格的に申請プロセスを進めたのはカレッジ卒業前後ですね。カレッジの同級生の多くは1年目のプログラムが終わったらNNAS申請を始めました。

NNASの審査結果ですが、自分の学歴がカナダの教育と比べ、comparable(同等)、somewhat comparable(ある程度同等)、not comparable(同等ではない)の3つのうちの一つになり、私はcomparable、同等であると評価されました。

ココアスタッフ:
そうだったんですか!それでMikiさんはNNASの結果がComparableになったわけですが、同級生はどうでした?

Mikiさん:
みんなcomparableで返ってきたと思いますよ。コネストガ・カレッジの看護コース自体がオンタリオ州から承認されているプログラムなんです。母国で足りない分をカレッジのプログラムでカバーすることになるので、コネストガのプログラム2年を卒業していれば、通常ですとccomparableをもらえると思います。

ココアスタッフ:
なるほど。では、私がものすごく気になっていることをお聞きしたいのですが...
Mikiさんから見て、カナダでRNになれる人、RNになれない人の違いはなんでしょうか。

Mikiさん:
カナダで正看護師になるには長い時間とそれなりの費用がかかるので、最後までやり遂げられるかどうか、ですね。
カナダでRNになるためには大卒であることが条件です。 コネストガカレッジ本科(看護コース)自体の入学条件が「大卒以上」。なので、まずそこで足切りされます。

日本で専門学校を卒業し、NNASとCNOの審査を得て、足りない分をカバーするためにカレッジのプログラムなどを取ってRNになる日本人ナースもいるようですが、これに関しては私ははっきりした情報がないので、CNOに確認してみるのが良いかと思います。

また、州法によって正看護師になるための条件が違うので、働きたい州の情報を集めることが大切です。
例えば、バンクーバーのあるBC(ブリティッシュコロンビア)州では、先にNNASの審査があります。
足りないスキルや学力などを指摘され、それを穴埋めする形でスクールに通うようです。

ココアスタッフ:
あれ?Mikiさんは先にスクールに通って、NNASの審査プロセスを進めたのは後でしたよね?
オンタリオ州がそういう申請プロセスだったんでしょうか?

Mikiさん:
いえ、必ずしもそうではないと思います。
オンタリオ州でも、先にNNASとCNOの審査を行って、指摘された部分があれば、CNOに指定されたカレッジに通って補う...というプロセスもありうるのですが、私の場合はその足りない部分をカバーするためのカレッジに先に通ってしまったということになります。時間の短縮にはなりました。

カレッジに通っていたときは学生ビザでしたが、卒業後にはポスグラが3年出て。
その3年のポスグラがあったからこそ、カナダで看護師資格の取得と就職活動ができました。

ただ、BC州のように、足りない経歴を穴埋めする形で学校に通う場合、授業数が私ほど多くないはずなんですよ。 すると学校期間が短くなりますが、結果どうなると思いますか?

ココアスタッフ:
ポスグラは通学期間に準じて発行されますから、ポスグラが1年になるか...あるいは、ポスグラ自体が出ない可能性もありそうですね。

Mikiさん:
その通りです。 看護師資格をとる、つまりRNになるためには、学校卒業後もカナダに滞在しなければなりません。 そしてRNになれたとしても、就職活動をする際には、就労可能なビザを持ってなければなりません。これは法律ですから。

ココアスタッフ:
そのビザをどうやって取得するのか?という話になりますね。
これは年齢によって大きな差がでるポイントですね。。

30歳以下であればワーキングホリデービザも使えますが、31歳以上ですとワーキングホリデービザは取得できませんし、他の就労可能ビザを取得することは難しいので、就職活動が困難になりますもんね。
「ポスグラが出ないと、学校卒業後のプロセスが難しくなる」ということがよく分かりました。

Mikiさん:
海外でRNになることの難易度が高いのは、とにかくビザの問題が大きいんです。

過去に、オンタリオ州で看護師として働きたい日本人女性がいたそうです。
オンタリオ州でRNになり永住権をとるつもりでしたが、プロセスを進めるのが難しいことが分かりました。
彼女がどうしたかというと、ケベック州などの永住権をとりやすい地域で、先に永住権を取得してから、さらにオンタリオ州に戻ってRNの取得を目指したそうです。
(※ケベック州:2019年4月現在、政府の意向により永住権申請をストップするなどの問題が発生。尚、ケベックはフランス語圏のため、フランス語が流暢であることが移住条件となる。)

トロントにも日本人の看護師さんはいますが、ほとんどの方が現地で結婚されていて、すでにビザを持っている状態でRNを目指すケースが多いそうです。

ココアスタッフ:
配偶者ビザがあれば、カナダに長期滞在できますもんね。
...という言い方をすると語弊がありますが、ビザは大事というお話ですね。

カナダで正看護師として就職する!

MIKIさんが実際に勤務するカナダの病院

↑Mikiさんが実際に勤務されている総合病院。

ココアスタッフ:
Mikiさんはどうやって総合病院で勤務することになったのでしょうか。
「日本人看護師がいるクリニック」の噂はカナダで聞いたことがありますが、総合病院で勤務されている方の話を聞いたのはMikiさんが初めてでした。

Mikiさん:
私の場合は、たくさんレジュメ(履歴書)を送りました。日本の病院で看護師が不足しているのと同様に、海外でも看護師は歓迎されますので、受けまくることが大事です!

ココアスタッフ:
具体的に、どれくらいレジュメを送りました?

Mikiさん:
20か所以上の病院に送りました。 そのうち7か所で面接に呼んでいただいて、受かった職場が現在の総合病院です。

ココアスタッフ:
7か所も呼んでくれたんですね。日本での経歴は関係あると思いますか?

Mikiさん:
カナダでは経験が重視されるので、いろいろな経験があればそれも考慮に入れてもらえます。
たとえば私の場合は、小児で働いていたから家族とのコミュニケーションが重要で、家族を交えた看護を前提としているところが高齢の患者さんのケースにもすぐ適応できること、腹膜透析の経験があること、などを評価してもらえました。
また実際にカナダで働いていて「日本での経験があって良かった」と思う瞬間はたくさんあります。

すでに半年間、いまの総合病院で勤務していますが、英語に関してはドキドキする場面があります。例えば、ラウンドミーティングで英語が聞き取れない時とか。。
患者さんと話すときも、お年寄りだと口の動きが小さくてモゴモゴしているので、言葉をキャッチできないこともあります。

でも看護師の業務に関しては、日本で長く働いて培ったものが自信になっています。
なんとかなるだろうと思えるんです。カナダでも看護コースを卒業しているし。

カナダの看護師の働き方~待遇など~

ココアスタッフ:
今はどんなシフトで勤務されてるんですか?

Mikiさん:
1日12時間のフルタイム勤務で、シフト制です。
日勤、日勤、夜勤、夜勤と4連勤あったあとに5連休があります。
休みが長いので、働きやすいなと感じます。

ココアスタッフ:
たしかに、心に余裕が生まれそうなシフトですね。
もしよろしければ、お給料や待遇についても教えていただけますか?

Mikiさん:
まずお給料は、時給32ドル(約2,800円)です。

ココアスタッフ:
高給ですね...さすがフルタイム勤務の看護師...。

Mikiさん:
ただし税金が30%とられて、その代わりベネフィットがあります。

(※ベネフィット:社会保障制度による給付。医療費手当など)

カナダでの医療費は基本的に無料なのですが、薬代や歯科受診はカバーされませんので、その分をベネフィットで補えることになります。あと年金や高度障害、死亡などに対する補償もついています。
正社員で雇ってもらえるとベネフィットがつくので助かります。子どもと2人で、とくに問題なくカナダで生活していますよ。

ココアスタッフ:
ちなみに有給休暇はどれぐらいですか?

Mikiさん:
年に15日程度あります。私はまだ1年目ですが、休暇が発生したらしっかり取得します。
なんたって有給ですからね。

ココアスタッフ:
そういえば、カレッジ時代はアルバイトをされていたんでしょうか。

Mikiさん:
はい、ヘルパーのアルバイトで生活の足しにしてました。カレッジだと週20時間働けますので。

ココアスタッフ:
フルタイムでカレッジに通って、アルバイトもして...相当忙しかったでしょうね。
今更なのですが、お子さんがいる中でどうやって乗り切ってきたのでしょうか?

Mikiさん:
娘がすぐに適応してよくやってくれてるのと周りの協力が得られてるので、子供がいることに関してはそこまでの苦労はないですよ、実際のところ。

最初は友達がハウスオーナーをしている家で部屋を借りていました。ホームステイのようなものですね。
カナダには、州ごとに「子供に関する法律」があり、オンタリオ州でも子供を一人で出歩かせたり留守番させることはできません。
本来であれば留守番も心配ですが、誰かが家にいる環境ですので、子どもに関しては大丈夫でした。
日本と同じく学童保育が小学校にありますが、そこに預けることもなく生活できてましたよ。
今もカナダ人の自宅で部屋を借りて住んでいるので、通常夜勤の間はハウスオーナーが自宅にいるから安心です。
こういう協力を得られる環境を探すのもひとつの手だと思います。

何より今の時代、英語が話せるようになったり海外で生活したりすることは、子供にとってもプラスです。 なので、私自身が「カナダに行きたい」と思った気持ちのまま、特に迷いもなくカナダに住み続けています。

Mikiさんから応援メッセージ

MIKIさんが住んでいるオンタリオ州キッチナー

↑Mikiさんの近所の公園。オンタリオ州は雪がたくさん積もります。

ココアスタッフ:
最後に、Mikiさんから日本の看護師さんにメッセージがあればお願いします!

Mikiさん:
やりたいと思ったら、周りにどんどんアピールすることです。
わたしも日本にいたときは「研修に行きたい」と口に出していたからこそシドニー研修に行けたし、そこからすべてが繋がってますので。

あとは、序盤にも話しましたが、英語で情報収集をすることです。
すべての留学エージェントが、すべての地域の看護留学に詳しいわけではありません。
「どこで働きたいか、どこに住みたいか」を自分でしっかり考えて、現地の英語ウェブサイトで情報収集をすることですね。
CNOのサイトにはちゃんと道筋が書いてありましたよ。応援しています!

ココアスタッフ:
Mikiさん、貴重なお話をいただき本当にありがとうございました。
日本に帰国された際には、ぜひココア留学で講演会をやってください...!