看護師の方必見!2カ国で働くアシスタントナース留学って?
留学の成功の秘訣はプランニングと仲間!
カナダでアシスタントナースの学位取得とインターンを行った、Mihoさんの留学ストーリーをお届けします。
Mihoさんはオーストラリアでアシスタントナースも経験していますので、日本、オーストラリア、カナダでの違いも含めてお話いただきました!
看護師の方に人気のアシスタントナース留学、実際に働くってどういうこと?などMihoさんの留学ストーリーを早速ご覧ください!
アシスタントナース留学のきっかけは?
Mihoさんの留学ストーリ:旅立ち!
Q.これまでの経緯と現在の状況を簡単に教えて!
A.大学卒業後、3年~4年総合病院勤務して、その後転職から退職し、そっから海外の留学気になるなぁっと思いココア留学にお願いをして最初にカナダ留学(語学留学)をしました。
そこで英語をブラッシュアップして、看護系の医療系で留学したいなっという思いがあったので、その次にオーストラリアでのヘルスケア(AIN/アシスタントナース)で1ヵ月ぐらい現場で働かせてもらって経験を積みました。
そしてもう少し英語力あげたいなっという気持ちがあったので、カナダでも、ヘルスケアシステムの留学をしました。
元々カナダで英語の勉強した経験とカナダの医療系の現場も気になるなっていうところもあって、今回そのヘルスケアシステムの留学をした流れですね。
- 社会人経験4年後に看護の医療系で留学を!
- オーストラリア留学だけでは足りずカナダでも!
Q.AUSアシスタントナース→CANでヘルスケアをした理由は?
A.特別なきっかけっていうのは特にはっきりはないんですけど、オーストラリアでアシスタントナースをしていた時は、シンプルな単語でしかコミュニケーションができてなかったんです。伝わるけど、深い話はできないなっていうぐらいの英語力でした。
例えば家族と会話をするとか、利用者さんと深い話をするとか、こういうレベルまでは行ってなかったですね・・。
「このままだともったいないな・・!」っていう気持ちも自分の中であったし、実際にオーストラリアの介護の現場を見てみて、やっぱり日本と違う状況でした。
ということは、「カナダも違うのではないか!?」っていう興味もあり、それでカナダでも挑戦をした感じですかね。
Q.英語力の重要性はどれくらい?
A.私、IELTS5.5で入学してます。5.5でも大丈夫なのかなとは思うんですけど、あった方がのちのち楽 になりますしその分留学の質が格段に変わります!
インターネットのクラスだったんで、いろいろクラスメイトも結構同じぐらいの英語力だったりとか、お互いに助け合ってやっていたので、すごい大変っていうのはなかったです。
ただ、問題はテストですよ・・。
あの時オンラインだったので画面越しにカメラ用意してテストを受けたんですけど、もちろん他のサイトを見たりとか翻訳とかできないわけです。
オンラインですが、学校が用意しているテスト専用の特別な部屋だったんで、翻訳をかける余裕なかったんです。なので質問されている意味がわからなくて答えを間違えるっていうのが結構あったんでそういう面ではちょっと大変なところもあったかなと思います。
でも、基本的には毎日の授業を、ちゃんと話していけば、その単元の単語とかを自然に覚えていたりしましたね。
- 留学前から英語力を上げておくのが大切!
- カレッジは英語ができることを前提として授業が進んでいく
留学先で英語の勉強するから大丈夫!と思ってしまい、日本での勉強がおろそかになってしまいます・・。
留学前に英語を勉強しておくと渡航前の不安も軽減されるのでぜひ留学前から勉強してみてください!
留学中ってどんな勉強をするの?
Mihoさんの留学ストーリ:カレッジでの勉強
Q.カレッジでの勉強内容を教えて!
A.結構濃厚でした!今回のコースは看護師とかの知識を持っていないような一般の人向けのコースだったので、全く医療とか介護の知識はない人が一から勉強するような内容でした。
プラス結構解剖学的な部分とか、患者さんのケアに対しても、毎日テストや課題、スライドショーで発表とかも結構あったりして、結構ずっしりした内容だったんじゃないかなと思います。
医療経験あったのは私だけで、全部で12人ぐらいいた生徒も、ほとんど業務経験はありませんでした。
Q.印象に残ってるクラスは?
A.印象に残ってるクラス結構あるんですよ!!緩和ケアに関する授業だったのですが、その緩和ケアの授業がとても衝撃的でした!
日本では、例えば自分が大きな病気になった場合、医療的に人の死を早めることは違法ですが、カナダでは同意書があり手続きをすればそれが可能な環境です。私はそれを知らなかったので、とても衝撃を受けました。
- 国での法律が違うと学ぶことも違う!
- 日本では学べないことが学べる
Q.授業の一部を教えて!
A.その緩和ケアに関する授業では、別冊の本がありました。その本には、日本でいう道徳の教科書みたいな内容が含まれていて、亡くなっていく人の気持ちを理解するための振り返りのようなものがあるんです。
尊厳死に関する考え方の授業もとても衝撃的で、考えさせられる内容でしたね。日本でも尊厳死について学ぶことはあるんですが、実際に行われているとは考えたことがなかったので、非常に考えさせられましたね。
ありがたい?ことに実習中に尊厳死を選択した人には会っていませんが、介護施設なので亡くなる間際の方が何人かいて、そのケアに関わることは何度かありました。
Q.この授業はちょっときつかったぞ・・みたいなのはある?
A.一番印象に残っていてきつかったなって思うのは、実習のファイナルテストみたいなものです。
そのテストは実習と、口頭質問での形式です。質問に対する答えとクリティカルシンキングの二つがありました。実際のそのテストは以下のような感じです。
①その場で先生からその患者さん(利用者さん)の情報を教えられる
- この人は何歳でこういう病気が3つぐらいあって、これからこれをしたい
- こういうケアをしたいんだけど、それらをどういう順番で、どういうところに気をつけてちゃんとその利用者さんとのコミュニケーションと見ながらやっていく
②教えられた条件に対するテストがあって、それを2つ間違えると不合格
テスト中に、先生から「これ忘れてたよね」って一言声かけられるんです。それが2回あったらもう再テストになっちゃですよ・・泣
それって看護師でも結構ハードル高いような内容で・・。それが一番印象的ですね。
- 日本での経験がある方でも留学先で専門的な内容を学ぶと新たな発見がある!
日本では学べないことを学べる、これは留学の醍醐味ですね。
そうですね。国によっても制度が違うので、専門的に学べる環境はご自身の視野や考え方を広げてくれます!
カナダで挑んだ介護の今
Mihoさんの留学ストーリ:教えて!アシスタンナースで働くとは?
Q.実習先はどういった環境でお仕事をしていた?
A.私の実習先は介護施設でした。もともと何種類かあるんですけど、私はロングタームケアっていうところに関心があったんで、ロングタームケアで探して、今の実習先に辿りつきました。
Q.ロングタームケアとは?
A.ロングタームケアとは、一般的に日本でいう介護施設でのサポートに近いものかなと思います。比較的、認知力が落ちているような方とか、身体的な機能が落ちている方で結構対応が必要な方、例えば、車椅子に移動したりとか、国の介助がや介護が必要な人たちをケアするような施設ですね。
Q.どんな部分が難しかった?
A.認知症とか介護が必要な人たちに英語で対応するのは難しかったです。しょうがないのかなと思うのですが、やっぱり認知力が落ちちゃうと話のつじつまが合わなかったり、同じことを繰り返したりするので・・。
例えばシャワーを介護しようと思ってもすごい叫び始めちゃったり、暴力を振るわれたりとか、そういうリスクはある環境です。
こちらの発音が悪すぎるとその人に不安を与えてしまったりするので、それでまた混乱が起きたりするんです。状況や様子を見ながら適切な英語でやり取りしていくので難易度は上がりましたね。
- 英語はコミュニケーションツール!
- 人との関りが強い職場では英語力が人間関係育成のキーになる
Q.3か国で働いたからわかる、違いってどんなところ?
A.リフトですね。そもそも日本だとリフト見たことないです!
日本の主流は利用者さんを手で持ち上げてっていうのだからそれで普通に過ごしてきたけど、オーストラリアでアシスタントナースになって初めて見ました!
カナダは天井にぶら下がってるリフト(シーリングリフト)が主流だったので、より衝撃的でしたね。
シーリングリフトになったら本当に力いらないんですよ!!天井にぶら下がっているので、ものによってはボタンで動かせるんです。
リフトを使うオーストラリアとカナダでもそういう違いがあるんだと思って、結構びっくりでした。
Q.日本でリフトをも取り入れるべき?
A.日本だとそういう機械に頼り始めたら、温もりや人との触れ合いが少なくなりそうなんですけど、日本でもやっぱそういうのは取り入れていくべきだなとかって思いますし、結構あったらいいなってずっと思ってます!
リフトを初めて見たときに、介護士や看護師として働ける期間が伸びたりすると思いました。やっぱり利用者さんを持ち運ぶっていうことはどうしても背中に負担かかるし、それでヘルニアになっちゃったりとかして仕事ができなくなっちゃったりします。
なので、日本ではあまり使われてないのが逆に不思議だなって今は思うぐらいです。
でも多分そこには日本の狭い病室の環境で結構大変だったり、コスト面での理由があるりそうですが、やっぱりこっちの方が仕事はやりやすかったですね。
いろんな理由があるにしろ、最終的には導入してくれたらすごい助かるだろうなと思います。
- ベッドから車椅子、車椅子からベッドに移動
- ベッドからトイレに移動
- ベッドからベッドに移動など
そもそも「リフト」って何ですか?
日本ではなじみはないですが、要介護者の方を移動させたり、起き上がらせたりするときに使う道具です。できることはたくさんあります!
Q.海外でヘルスケアを学び日本で活かせると感じる理由は?
A.日本の文化とまた違う文化で仕事してるので「ここは違うな」、「こういう目線もあったな」っていう気づきがあったりするんで、それは1ついいことだろうなと思います。
ラッキなことに、今回の職場が本当にネイティブみたいな人たちの環境だったんです!だから英語力が確実に上がったなと思っています。
その環境にいれたことによって、さらに自分で医療的なことも英語で勉強できるようになったし、情報量は日本にいるだけよりは確実に増えました。自分で調べようと思えば調べられるようになりましたし!
Q.入居者さんとの特別なエピソードを教えて!
A.いや、ちょっとありすぎてどのエピソードをピックアップしたらいいか迷います(笑)
その中でも、最終日が一番印象に残りました。最終日に向かっていくにつれてみんな「本当にあなたはいい介護してくれてありがとう。あなたがいなくなったら困るよみたいな行かないで・・」みたいにすごいストレートに感情を伝えてくれたのが結構嬉しかったです!
最終日は、いろんな利用者さんにハグしてもらったりして、「本当に今日で最後なんだ・・」って実感がすごいわきました。
Q.働く中で大変だった出来事を教えて!
A.大変なエピソード・・。実際、本当に日本と変わんないと思います。
でも業務を覚えるまでの内容だったり利用者さんの特徴?を覚えるまでが大変でした。
例えば物は必ずここに置かなきゃいけないとか飲み物はこれにじゃなきゃいけないとか、それを毎回決まったタイミングで持ってかなきゃいけない人がいたんです。
覚えちゃえば何とかなったんですけど、覚えるまでとか、その人との関係性を築くまでは神経使いました。
- 留学での目標作りは成功への第一歩!?
- 目標を達成するには一緒に頑張る仲間や環境が整っていると尚良し!
留学の目標を今すぐ作ります!
ぜひ作ってくたさい!!留学の目標は、留学の期間に何度か変わっていくので、その変化を楽しめるのもポイントですね。
留学経験とこれからの挑戦
Mihoさんの留学ストーリ:帰国後
Q.これからのことを教えて!帰国後はどんなイメージ?
A.留学期間中、認知症などの介護現場で経験してきたので最終的にはその介護の現場では働きたいとは思ってます。でもせっかくここまで英語を伸ばしてきたのに、そこだと活かせないので、どうやって活かしていこうとなっと、まだ考え中です
今回はヘルスケアの資格を取ったので、永住権とかも取りやすい仕事ではあると思うんです。なので、その道もゼロではないかなと個人的には思っていますが、家族が帰ってきてほしいと言っているので、とりあえず一回帰ってから、また家族とも話して考えようかなという感じですね。
Q.これから留学を考える人に向けてアドバイスをちょうだい!
A.英語力で悩むこともあるかもしれませんが、これだけはできるようになりたという気持ちは大切です!
最終的な目標やビジョンを自分の中で持っていれば辛いことも頑張れます。そして最高の仲間がいれば最高ですよね!
カナダの留学については本当に支え合ってこのコースを終えられたと思います。みんなの協力がなければ、心が何回折れたか わからないです。
本当にそれぞれの友達がそれぞれの強みを持っていました。ある子はすごく英語ができるから、英語のことを聞いてみたりとか、ケアの部分が得意な子にどうやったらうまくいくか相談したりとか。仲間がいなかったらと思うと想像できないですね・・。
素晴らしい仲間に出会えたのも、自分が頑張ったから出会えた人たちかなと思います!
- 留学での目標作りは成功への第一歩!?
- 目標を達成するには一緒に頑張る仲間や環境が整っていると尚良し!
留学の目標を今すぐ作ります!
ぜひ作ってくたさい!!留学の目標は、留学の期間に何度か変わっていくので、その変化を楽しめるのもポイントですね。
Mihoさんの留学インタビューまとめ
皆さま、Mihoさんの留学インタビューいかがだったでしょうか?
2ヵ国でのお仕事を経験しているからMihoさんだからこそのお話でしたね。
看護師の方に人気のあるアシスタントナース留学。日本でナースをしている方、海外でアシスタントナースとしてお仕事をしたいと考えている方は、よりイメージができたのではないでしょうか?
よく英語は「ツール」と言われますが、Mihoさんの経験談からもわかるように、学校やお仕事では何よりもコミュニケーション力が大切です。
留学では、学んだことを実践的に使える場所をいくつも作れると自分の目標にグッと近づきますね!
やりたいこと、実現したいことがあるけど、方法が分からない・・。こうなりたいな、と理想の姿があるがどうすればわからない・・。
そのような方々でも、留学のプランを一緒に形のあるものにしていきますので、お気軽にご相談ください!