カナダの結婚・コモンローによる移民と家族について
カナダ人と、国際結婚またはコモンローパートナーになったらどのような生活が待っているでしょう?ここでは主に法律的な意味から、カナダへと移民するために必要な情報を公開しています。
結婚等による移民と家族について
国際結婚またはコモンローパートナー(Common-law Partner)※として配偶者用永住権申請をすることができます。
日本で籍を入れても、もしくはカナダで結婚証明を取得してもどちらかの国の結婚を証明する書類があれば申請ができます。
配偶者用申請には次の2通りのやり方がありどちらも良し悪しがあります。
- Outside Canada application
- 国外申請と呼ばれても、カナダ国内からでも申請することができます。申請結果が思わしくいかなかった時に、上訴をすることができます。外国人である配偶者は同時に就労許可証の申請ができません。カナダ国外にスポンサーがいる場合は、カナダにいつどういう理由で戻ってくるつもりなのか明確な説明が必要です。
- In Canada application
- 国内申請は、カナダ国内からのみ申請できます。良くない結果になった場合に上訴をすることができません。外国人である配偶者は、就労許可証の申請ができるので、カナダ国内で永住権を待つ間に働くことができます。
どちらの場合でも申請期間は約1年間です。
2人の関係が継続して本物であることを示すために次のような書類を意識して集めておくとよいです。
- 2人で映っている写真(日付、場所と一緒に映っている人、簡単な説明をメモしておく)
- 契約書、請求書などで2人とも同じ住所が入っている証明となるもの
- シェアしているアパートの領収書
- 銀行や保険、クレジットカード等で2人で加入していたらその証明となるもの
- 共同で家のものを買った証明となるもの
- 同じ住所に送られてきた手紙でそれぞれもしくは2人の名前が入っているもの
- 2人の間のメールやレター、誕生日カード、テキストメッセージ、ソーシャルメディア上での会話のプリントアウト
- 一緒に旅行した場合は、2人で行ったことが分かるようなもの。例: 搭乗券のコピー、ホテル、レンタカーの予約など
- 離れて暮らしていた期間にお互いを訪れたことがあれば、その証明となる航空券、入出国スタンプなど
- ご家族、友達からの2人の関係が本物であるというサポートレター
スポンサーは働いている会社からの雇用を証明するレターと、納税証明書(Notice of Assessment)を提出しますが、配偶者用永住権申請の場合は、一定の収入額を満たしていなければいけないという条件はありません。
配偶者(コモンロー: Common-law Partner)とは?
コモンローとは、結婚はしていないが結婚しているカップルと同じような関係であり、一年間以上一緒に住んでいる異性もしくは同性のパートナーのことを言います。
一般的に、コモンロー関係のほうが結婚の時よりも多くの書類を必要とします。
コモンローとして配偶者用永住権申請をする場合には、Statutory Declaration of Common-Law Union という書類が必要です。この書類はカップルが一年以上一緒に住んでおり、2人の関係を証明する上記のような書類を付けて公証人役場もしくは弁護士のところで認証をします。
カナダで妊娠してしまった!?
カナダ人との間に子供が生まれた場合は、その子供はカナダ人である可能性があります。この移民局のツールを使って子供がカナダ人であるかどうかチェックしてみましょう。
子供がカナダ人でない場合には、親が配偶者用永住権申請をするときに一緒に永住権申請をすることができます。結婚前、もしくは結婚後に子供が出来たどちらの場合でも親との関係を示す戸籍謄本もしくは出生証明書と子供のパスポートを提出します。
また、カナダの移民申請は非常に複雑なものになります。必要に応じて以下より、ココア留学専属の移民コンサルタント上田先生にご相談ください。