No.1塾講師が語る!勉強と留学の助言![独占インタビュー]
『自分の人生なんだぞ。迷うぐらいなら行け!』
生徒が選ぶ講師No1を何度も受賞している大先生、Hiro先生の留学ストーリーをお届けします!
留学先の出来事や現地の学校についてはもちろん、日本との学習システムの違い、更には学ぶ上で大切なこと・今留学を迷っている方へのアドバイス等、Hiro先生からの助言を沢山お伺いして参りました!
「自分の人生なんだぞ。迷うぐらいなら行け!」
そう伝えてくれたHiro先生の留学ストーリー、早速以下よりご覧ください。
留学前のできごと ~留学のきっかけは?~
Hiro先生の留学ストーリー・旅立ち!
Q.もともと日本では何をしてた?
A.留学する前までは塾の講師をしていました。理系の学部を出ているんですけど、英語が一番得意で好きだったので、英語をメインで教えていました。
Q.先生になろうと思ったきっかけは?
A.先生になる前は、居酒屋とか接客のお仕事ばっかりしてたんです。接客も元々好きで、人と話すのが好きなんでしょうね。
そのお仕事をしてて、人に何かを聞かれて教えた時に「すごく分かりやすい!」って言われたことがあって、「先生になったらいいじゃん~!」とかって冗談半分で言ってくれてた事がよくあったんです。
そういった事を繰り返す中で、そっちの世界もありだなぁと思い始めて、しかも「自分が教えたいことを分かってもらえたらすごく嬉しいじゃん!」って思って、それが先生になろうと思ったきっかけですね。
それで、その世界に飛び込んだら生徒からも分かりやすいって言ってもらえたりとか、有り難いことに生徒が評価する塾講師アンケートで1位を何度も頂いて、それが本当に嬉しくて・・・自分にはこの仕事が向いてるんだなぁと思ったんです。
なので、もうかれこれ16年ほど教職のお仕事をさせてもらってます。
Q.留学しようと思ったきっかけは?
A.昔から英語が好きでしたし、英語を教える職業に就いていたので留学はずっと考えてはいたんですが、母親をずっと介護する生活だったんです。
なので留学に行くことは諦めてたんですけど、ちょうど今から5年前に母親が亡くなって、それで改めて行こうかなって思ったのがきっかけですね。
Q.今回の留学プランについて教えて!
A.カナダへ1年間の留学で、そのうち半年を語学学校、残りの半年は「TESOL」という英語教授法の資格を取るカレッジに行きました。
TESOLは、大人向けの英語教授法と子供向けの資格があって、私はその両方を受講しました。
Q.出発までの気持ちは?
A.実は意外とワクワク感というのはあまり無くて・・(笑)
むしろどっちかというと、私の年齢で行くとなるとかなり上の方になると思うので、学校でみんなと馴染めるんだろうか・・というような心配の方が大きかったですかね。
現地のことをたくさん教えて!
Hiro先生の留学ストーリー・留学中のできごと!
Q.留学先で楽しかった事や印象深い思い出は?
A.たくさんあるのですが、一番でしたらグレイストーンカレッジでの思い出ですね。
私がカレッジで受講した資格プログラムのうち、子供向けの方は『現地の保育園での研修』があったんです。
実際にその保育園に毎日通って、先生のお手伝いをして子供たちと遊んであげるという研修内容で、私はその保育園の「2歳~3歳のクラス」の担当になったんですけど、そこでの出会いが本当に忘れられないですね・・。
もう、最高に楽しくて・・・何と言っても、子供たちが可愛くて可愛くて・・。
一番忘れられなかったのは・・研修期間が終わる最後の日に、一番懐いてくれていた3歳のEvelynっていう子が別れ際に泣いて、私もそれを見て泣いてしまったことですね。
先生達は「研修の人へのお別れの時に泣くなんて、珍しいシーンだ」って言って、それを写真に取ったりしていて、、それはすごく思い出に残ってます。
それで、その研修が終わって次の週にまた自分の学校に戻った時に、「保育園の先生からメールが届いてるよ」って言われて見てみたら、そのEvelynって子から「Hiroへ。We miss you so much」って書かれたメッセージカードが送られてきてたんです。
今までに子供達がこういう事をするのは初めてだったらしくて、「Hiroはとても子供達から好かれてた。みんなすごく寂しがってる。」と、保育園の先生から届いていたことが一番の思い出ですね。本当に嬉しかったです。
Q.子供と接する際に気を付けている事は?
A.特に意識しているわけではないんですけど、自分も子供に帰ってしまうんですよね。
だから、子供目線になって一緒になって遊んでしまうので、先生には「子供と一緒にならないでもっと指導して!」みたいなことを言われたぐらい、バカ騒ぎしちゃいますね。
私も遊ぶのが大好きなので本当に楽しんでますし、精神レベルが低いので子供からしてもピッタリ合うんだと思います。
Q.カナダと日本で違うなと思ったところは?
A.日本と大きく違うなと思ったのは『ファーストネームで呼び合うこと』です。そうすることによって年齢差を感じないというか、壁がなくなるんですよね。
例えば、日本で私のことを初めて会った時から下の名前で呼んでくる人って、絶対に居ないじゃないですか。まず間違いなく敬語にはなるんですよ。
でもそうすると、どうしても打ち解けるまでに時間も掛かるでしょうし、やっぱりどこか遠慮があるんですよね・・。けど、カナダはそういうのを全く感じなかったですね。
普通に自分の同級生に話しかけるように「Hi Hiro~」って言って話しかけてきてくれたりすると、ものすごく嬉しかったです。こんなおじさんに話しかけてくれるなんて・・!って思いましたね(笑)
それ以外でも、例えばバス停とかで、全く知らない人から普通に話しかけられる事とか多いんですよ。
そういうのは見習いたいと思いましたし、やっぱりカナダの人たちの積極性はすごく良いなと思いました。
Q.逆にカナダも日本も同じだなと思ったことは?
A.「笑顔」ですね。
私が人と接する上で一番大事だと思ってるのは「笑顔」なんですけど、留学をして、笑顔は世界共通語なんだなっていうのは本当に実感しましたね。
笑顔で居たらとにかく日本だろうが海外だろうが、向こうから寄って来てくれるし、話しかけてくれるし・・。笑顔と思いやりさえあれば、誰とでも仲良くなれると思います。
Q.カナダはどんなところ?
A.一番思ったのは、カナダは人がすごく親切でしたね。相手に関わろうとしてくれるんです。
例えば習慣でいうと、バスから降りる時は必ずドライバーの方に「Thank you」って言ってから降りることとか、建物に入るときに誰か他の人も居たら、全く知らない人でも相手が入るまで必ずドアを開けて待っていてくれたり・・
他にもたくさんありますけど、こういった事は必ずと言って良いほどみんなそうしていたので、なんて優しいんだろう・・と思って、すごく良いなと思いましたね。
カナダの学校について
Hiro先生の留学ストーリー・学校編!
Q.語学学校はどうだった?
A.私はEurocentresという学校に通っていたんですが、そこに行って本当に良かったなと思います。他の学校はどうか分んないですけど、留学生同士がすごく密なんですよ。
アクティビティはどこの学校でもあると思うんですけど、「他の学校ってこんなに仲良くならないんじゃないかな」っていうぐらい仲が良くて、先生と生徒の距離もすごく近いんですよね。
卒業の時にみんな、最後の別れの挨拶で泣くんですよ!それぐらい居心地が良い、思い出に残る場所だったんだなと思います。
先生も素晴らしかったですし、ホントにホントに最高の学校でしたね。
Q.カナダの学校の良いところは?
A.語学学校もカレッジもどちらもそうだったんですけど、先生が日本と同じ教え方をするとカナダでは評価が低いんですよ。
何故かと言うと、日本って割と一方通行な授業じゃないですか?生徒の人数も大勢だったり。
でも、私が英語教授法のカレッジで学んだことは、90分の授業で先生の方が生徒より多く喋ったらダメっていう事なんですよ。
カナダでは、「生徒にとにかく話させる」「考えさせる」「ディスカッションさせる」っていう授業スタイルなので、先生が話すことって言ったら、ディスカッションのお題になる質問とか、文法的な単純な説明だったりで、ごくわずかなんです。
あとはもう、とにかく生徒に考えて話させる。「はい、じゃあ皆でグループになって話してごらん」とか「隣の人と話してごらん」とか・・それは本当に素晴らしいと思いましたね。
行く前からカナダの授業スタイルのことは聞いてはいたんですけど、こんなにすごいんだと思って・・
だからモジモジ君ではダメですね。自分から自分の意見をハッキリ言えるようになんないとダメです!
Q.自分の意見をハッキリ言えるようになる・・?
A.ちゃんと授業を受けていればなりますよ!
私がカナダに行って一番変わったのは、「もっと人と接しなきゃ!」「もっと自分から積極的に語りかけなきゃ!」って思ったことなんですね。
そうしないと人生損するなって気づいて、そこから自分の意見とかをちゃんと発言するようになり始めて、そのおかげで英語力もそうですし、友達もいっぱいできましたね!
Q.カレッジの授業はどうだった?
A.カレッジでは、キッズに教えるプログラムと大人に教えるプログラムの2つを受けていて、各コースに合わせた英語教授法を学びましたね。
授業内容としては、毎週先生から教えるテーマが発表されて、そのテーマに沿ってまずは生徒でディスカッションをして、後は自分で考えてレッスンプラン立てて資料を作って、それを先生に提出するという感じでした。
そして資格を取るために、最後は試験がありましたね。しかも、大人に教えるほうの資格を取るためには、筆記試験だけじゃなくて、最終試験の『模擬授業』があるんですよ。
自分でプランを考えて、パワーポイントで資料を作って、それをもとに自分の授業をするんです。実際に生徒を募って、その子達に分かるように説明しないといけないので、大変でしたね。
Hiro先生から送るアドバイス!
Hiro先生の留学ストーリー・みんなへの助言!
Q.何かを学ぶ上で、大切なことは何?
A.一番大切なのは『謙虚さ』ですね。
皆さんご存知だと思いますけど・・どんなに勉強しても、先があるじゃないですか?いくらプロでも、知らないことはいくらでもあるんですよ。
例えば単語に至っては、日本人だって日本の単語を全部は知らないですよね?「熟語」だったり「漢字」だったりあるじゃないですか。それと同じで、英語もどんなにプロの先生でも知らない単語があるんですよね。
なので、"ここまでくれば英語のプロだ"っていうゴールが無いんです。
それに向かっていつまで経っても学ぶ姿勢というか・・。生徒からだって未だに学ぶこともあるので、そういう謙虚さ、大事ですね。
Q.何故そう思うようになったの?
A.元々そういう考えだったのもあるんですが、最近それを実感したエピソードが2個あったんです。
まず1つはツイッターでのエピソードなんですが・・・
ジーニアス英和辞典っていう日本で一番売れている英和辞書を作っている中邑光男先生という方が、『コロナで大学が休みになって暇だから家で英語の小説を読んでいたら、一部の中に知らない単語が2つも出てきて、へこんでます。』って呟いてた事です。
日本のトップ英和辞典の辞書を作ってる人ですよ・・!?そんなすごい人なのに、「小説のたった1部の中に2個知らない単語があった」って呟いてたんです!
私はまず、その勇気に感動したのと、普通“英語の辞書作るような大先生”だったらそういう事って沽券に関わるから言わないじゃないですか?
それなのに、そうやって謙虚に述べる姿勢はものすごく素敵だなと思いましたね。
そして、もう1つはサッカーの三浦知良選手の話なんですけど・・私、カズ選手が大好きなんです。すごく謙虚な方なので。
今年1月、全国高校サッカー選手権でカズ選手の母校が優勝して、私はテレビで見てたんですけど、1回戦でそのチームが勝ったあとにカズ選手がロッカールームを訪れて激励しに行ってたんです。
その時にカズ選手が最初に放った言葉、何だと思います・・?
『今日は勉強になりました。ありがとうございました。』って言ったんですよ。
高校生ですよ!?高校生に向かって、日本のサッカー界のキングが頭下げて「今日は勉強になりました」って言ったのを見て、私鳥肌が立って・・。
カズ選手って、若い選手でも自分より技術がある選手には積極的に教えを請いに行くらしいんです。
人間って偉くなるとプライドが先に立ってしまって、普通は自分の専門としてる事を聞きにいったりしないじゃないですか?それを平気でするんですよ、あの人は。
私はこれこそ『学ぶ』っていうことの神髄だと思いました。いつまで経ってもいくつになっても、学ぶ事は尽きないんだなぁと・・・。
だから、自分より優れてると思う人がいたら年齢とか関係なく「学びに行くんだ」っていう姿勢が一番大事で、人間・教育者はそうあるべきだと思ってます。
なので、この先も、"謙虚に学び続けていく姿勢"はずっと忘れないで居たいと思いましたね。そういう人になりたいです。
Q.留学をするか迷っている人に伝えたい事は?
A.「自分の人生なんだぞ」と。
一生に一回きりの自分の人生なんだから、迷うぐらいなら行け!って言いたいですね。
もちろん、社会人だったら仕事を休んだり辞めなきゃいけなかったり、大学生だったら休学しなきゃいけないっていう色々なハードルはあると思うんですけど・・でも、それ以上に、一生に替えられない経験ができると思うので・・。
だから「あぁダメだ、行けないや」じゃなくて、じゃあそのハードルをどうやったら乗り越えれるか?っていう事を考えれば良いと思いますよ。
一回しかない人生で、自分がやりたいと思った事はしないと損すると思いますね。
Q.これから留学する人へのアドバイス①
A.話のタネになるようなエピソードがあると良いと思います!日本でこんな経験した~とか。
あと「この世界に関しては自分が誰よりも絶対詳しい!」みたいな話題や、特技なども良いですね!
それから、昔の写真とかも結構いい話のタネになりますよ。向こうの人って写真を大事にするので「俺の子供の頃だよ」とか「俺のママだよ」とか言ってよく見せてくるんですよ。
それが話のきっかけになって話が膨らんだりもするので、あると良いと思います!
これは高校時代の部活の写真です!私はどこにいるでしょう・・?
正解は・・・・下の左から2番目です!!「人ってこんなに変わるんだね」って言われました(笑)でもこういうの持って行くとウケますよ!(笑)
Q.これから留学する人へのアドバイス②
A.自己紹介は必ずやるので、そのときに相手に忘れられないような自己紹介が出来ると良いですね!
私の学校では、『自分に関連する3つのワードを紙に書いて、クイズ形式で自己紹介する』みたいなゲームをしたんですね。
その時に私が1つ書いたのが「Murder case(殺人事件)」なんですけど・・・実は私、人と違う経歴があって、殺人事件の第一発見者になった事があるんですよ。
夜中にアルバイトをしてた事があって、いつも朝方4時ぐらいに外に掃除に行くんですけど、あるとき隣のコンビニのサイレンが鳴り響いてて・・・朝から何があったんだろう?って思って見に行ったら中に血溜まりがあって、店員さんが倒れてたんです。
すぐに救急車を呼んで、警察は来るわ報道人は来るわで、私朝7時のNHKのニュースに出ましたよ。第一発見者の隣の従業員の方です、って・・。
まぁそんなこんなで、普通はこんな体験したこと無いじゃないですか?なので、それを話したらみんなすごい真剣になって聞いてくれましたよ。
「まさか君が殺人を犯した訳じゃないよね!?」とかみんなの色んな推理があった後に、「実は僕は第一発見者なんだよ」って言ったら、もうみんな「えぇー!!!」って感じですごい聞いてくれて。
日本でもそうだと思いますけど、まず印象に残るじゃないですか。なので、みんなに覚えてもらえるような自己紹介ができると良いと思います。
「自分にしかない特技」とか「オリジナリティ」は間違いなく最強の武器になると思うので、友達を作るためにも凄く良いきっかけになりますよ!
Q.自分の留学にタイトルを付けるなら何?
A.ありきたりかも知れないですけど『一期一会』ですかね。一期一会という言葉を、留学の時ほど噛み締めた年は無いんです。
この人とは一生仲良くしていたい。ずっと友達で居たい。ずっと連絡を取り合っていたい。一生大事にしたい・・。そう思える先生や友達がたくさんできましたね。
『一期一会』ってこういう事なんだなぁって思えた留学でした。
Q.最後に一言、どうぞ!
A.私が通っていた学校には、最高で70代の方が居たり、定年退職して自由な時間ができたから英語を学びに来たという人も居たんですよ。
それを見て、「いくつになっても勉強する姿勢って素敵だなぁ」って思ったんですよね。
なので、私も時間が出来たときに絶対にまた留学に行きたいと思ってます!そして、その時はまたココアさんにお世話になりますので、宜しくお願いします!!改めて、本当に素敵な留学ができたことを感謝しています。本当にありがとうございました。
Hiro先生の留学インタビューまとめ
皆さま、Hiro先生の留学インタビューいかがだったでしょうか?
留学先で大切なこと、勉強する上で大事にしておくべきこと、きっとこのインタビューを読んで学んで頂けたのではないでしょうか?
そして、今留学を迷っている方。Hiro先生のおっしゃる通り、人生は一回しかありません。そして一度でも“何かをしたい”と思ったのならば、それをやらない限りその気持ちはいつまでも消えません。
「あの時相談していればよかった・・。」「あの時行っていれば良かった・・。」そう後悔する前に、まずは初めの一歩だけでも動き出しましょう。
このインタビューが、留学を考える皆様の動き出すきっかけに・・そして、今渡航を控えている皆様への大きな助言になって頂けていましたら幸いです。
改めてHiro先生、この度は素敵なお言葉をたくさん頂き、本当にありがとうございました。笑顔と思いやりで溢れるHiro先生の人生が、これからももっと素敵なものになりますように願っております。そして、これからもたくさんの学生に学びの大切さと留学の楽しさを教えてあげてください。