オースかカナダで迷っている方は必見!2ヶ国留学体験談!
『Take it easy!』
日本の大学でティーチングアシスタントをしていた晃さんの留学インタビューをお届けいたします。
晃さんは現在「オーストラリア」・「カナダ」への長期2ヶ国留学を経験されています!
そこで今回、2ヶ国を経験したからこそ分かる各国の良さ、更にはその国がどんな人に合ってるか?等々、たくさんお伺いして参りました!早速以下より、晃さんの留学ストーリーをご覧ください。
留学前のできごと ~留学のきっかけは?~
晃さんの留学ストーリー・旅立ち!
Q.もともと日本では何をしていたの?
A.元々日本では、母校の大学でティーチングアシスタントとして7年間働いてました。
内容で言うと、学生たちにチュータリングをしたり授業のお手伝いをしたりしていました。
働いたきっかけとしては、うちの大学って卒業生がそのまま助手になることが多かったんですよ。なので、そういった先輩たちを見ていて「この人達みたいに、学生さんをサポートしたいな」って思ったことがきっかけでしたね。
そこではもちろん楽しい思い出もたくさん出来たんですけど、正直ものすごく忙しくて…。なので、多忙な生活をされてる先生方の様子を見て、「将来ずっとはこういう暮らしはできないな…」って思ってましたね。
Q.留学のきっかけは?
A.先程も申し上げたように、“教師にステップアップしてまでも一生やりたい”と思える仕事ではなかったんですよね・・。
だけど、なかなか踏ん切りが付かなくて…そうこうする間に30歳手前になっちゃって…。それで「これは本格的に進路変えないとまずい!」って思ったんです。
それで、何をしよう?って考えた時に1つやりたかったのが“英語を勉強し直したい”って事だったんですよね。 海外旅行とかも1回も行ったことが無くて、留学にすごく憧れてたんです。
なのでこれが良いきっかけだなと。早めにやってしまおう!と思ったのが留学のきっかけですね。
Q.今回の留学プランについて教えて!
A.僕には年齢的な制限があったのでワーホリもまとめて行ってしまおう!って話になって、オーストラリア1年・カナダ1年、計2年間の留学にしました。
語学学校、専門学校、仕事っていうプランでしたね。
本当は1年だけのつもりだったんですが、たった1年だと身につかないで帰ってくるだろうなぁと思って、そこから色々アドバイスくださって今の留学プランになりました。
Q.留学に行く前はどんな気持ちだった?
A.不安だらけです。一番不安だったのはそこに着いてどうやって生活するかって言う事ですね。
留学に行く直前から慌てて英語の勉強し始めたって感じで、英語もままならない状態だったので、生活していけるのかっていうところから不安でしたね。
Q.留学のためにやっていた事はある?
A.僕が組んだ留学プランの中に『オンライン学習』っていうのがあって、そのプログラムを留学前に3ヵ月取っていたんです。
リスニングもオーストラリアの言語だから、普段聞き慣れていたアメリカ英語とは全然違って「ホントに何言ってるかわかんない!」って感じで結構大変でしたけど、それを行く前にやっておけてよかったと思います
オース&カナダ!2か国の違いや良さは?
晃さんの留学ストーリー・現地での出来事!
Q.オーストラリアに行ってみてどうだった?
A.最初は英語も全く分からないまま過ごしていて、かなり大変でした。あと、やっぱり海外の人のコミュニケーションの力がすごい高くて圧倒されましたね。
Q.オーストラリアの良さといったら何?
A.オーストラリアで一番良かったなと思うのは、ちょっと街を離れたらすぐに海と山があったところですかね。気候もすごく良いですし、アクティビティするには、オーストラリアは最高の場所だと思います!
実は僕インドア派なんですけど、オーストラリアではリラックスしに海に行ったり、BBQをしたりしてました。
オーストラリアの人ってBBQ大好きなんですよ。なので、公園にBBQコーナーがあって、食材だけ持っていけば自由に使えるっていうセットが海にも公園にもどこにでもあったのは1つ驚きでしたね。(笑)
Q.困ったことや悩んだことはある?
A.やっぱり、オーストラリアの英語にはかなり苦労しましたね…。正直、あまり理解できないまま1年過ぎちゃいました。訛りとか結構あるので・・。あそこには数年住まないと分からないなと思いました。
なので、僕的にはなるべくならカナダからスタートした方が良いだろうなって思います。
オーストラリアからカナダに来た時、とても英語がわかりやすくて感動しましたもん!感動というか…すごく安心しました。
しかもオーストラリアでは、『カナダを経験してから次にオーストラリアに来た』っていう人達ともたくさん出会って、そういう方達がきれいな英語をスラスラ話しているのを見て余計そう思いましたね。
コミュニケーションを取るのは、すごい難しかったです。
特にオーストラリアの人は独特のアクセントがあって、「同じ英語なのに違う言語喋られてる!」みたいな感じになって…初めはやっぱりそこが大変でしたね。聞き取るのに一苦労でした(笑)
Q.聞き取るための工夫やオススメの勉強法は?
A.とにかく人の話を聞いて慣れるのが一番良いかなと思ったので、MeetUpに積極的に参加して、「ちょっとでも英語を拾えるように頑張る!」っていう事はしてました。
多いときは1週間に4回とか参加したり、ほぼ毎日行ってた時期もありました。
オススメの勉強法に関しては、日本語を学ぶMeetUp、いわゆるランゲージエクスチェンジですね!
向こうが日本の文化にとても関心を持ってくれてるので話しやすいですし、日本の話題を知ってるのでコミュニケーションがとっても取りやすかったです。
なので、英語の勉強の取っ掛かりとしてはとても良いと思いますし、ローカルの人と知り合う良い機会にもなると思いますよ!
そういうMeetUpもそうですけど、やっぱり学校以外の活動って大事だと思います。僕にとって語学学校は、外国人と話すことに慣れるための場所であり、海外の生活に慣れるためのステップって感じでしたね。
なので、「学校で英語を完璧に話せるようになる!」と思ってたらそれは違うと思います。あくまで1つのステップなので、そこで外国人との距離感とか会話の雰囲気とかを掴むための場所かなと思います。
Q.カナダの良さと言ったら何?
A.やっぱり英語が聞き取りやすいところが良いですね。オーストラリアに居た分、そこは凄く感じました。なので、コミュニケーションがとてもよく取れるようになりましたね!
あと冬は天気が悪いんですけど、ウィンタースポーツ好きな人はちょっと行けばスキーとか楽しめます!あとオーロラも。
Q.オーストラリアとカナダの違いは?
A.アクティビティを楽しみたいんだったらオーストラリアの方が良いと思います!オーストラリアはやっぱり温かいし気候も良いので。
逆に、英語をしっかり勉強したいんだったらカナダの方が100%良いです!英語が身についていくスピードだいぶ違うと思いますよ。
先程も話しましたけど、オーストラリアに居た頃に出会った日本人が居て、『1年間カナダに居て、そこから2カ国目のワーホリをオーストラリアにしに来た』っていう人を何人か見たんですけど、自分とは全然レベルが違ってて、言いたいこともペラペラ話せるし、発音もきれいで…。「うわ、全然違うわ」って思いましたね。
なので英語にはホントに違いが出てくると思います。
Q.逆にオーストラリアもカナダも同じな所は?
A.オーストラリアとカナダ、気候や英語は違いますけど、僕的にはとても似ていてそっくりだと思ってます。人柄はどちらの国もオープンでフレンドリーで、個人をとても尊重していますね。
日本みたいに「こうしないといけない。ああしないといけない。人のことを気に掛けないといけない」っていうことは無くて、ルールに縛られなくてすむし、楽な気持ちで毎日過ごすことが出来ます!
人との距離に気を遣わなくていいので、そこはオーストラリアもカナダも同じでしたね。
Q.現地での学校はどうだった?
A.僕がオーストラリアに行って最初にビックリしたのが、ランチ休憩とは別に『ティータイム休憩』があることです。(笑)
1日の流れで言うと、授業を8時半から2時間ぐらいして、そこでティータイム休憩を取って、また2時間ぐらい授業して、ランチ休憩って感じなんです。
ティータイムの時間はみんなでコーヒー飲んだり、南米の人達はリンゴをかじったりとか、みんな好きなものを食べるっていう(笑)そういうのがあったのがまずビックリしましたね。
それと、オーストラリア人はみんなコーヒーが好きですね。朝の出勤時にみんなカップ持ってますし、仕事の打ち合わせとかもカフェでしてたり、喫茶店とかカフェにスーツの人が居るのは全然珍しくなくて、本当にカフェ文化です。
Q.日本との違いはあった?
A.学校に限らずなんですけど、絶対に4時とか5時には仕事が終わって、その後みんなで飲みに繰り出すわけですよ。
特にオーストラリアの人は、木曜日でも「1週間ほぼ終わった!仕事終了!」みたいな感覚なんですね(笑)
だから木曜の夜から飲みに行って、で金曜日の出勤は昼過ぎに上がるっていうのが向こうのスタイルみたいで・・(笑)金曜日はちゃちゃっとやってすぐ終わらせようみたいな時間でしたよ(笑)
なので金曜のお昼過ぎからもう帰宅ラッシュみたいなのが始まって、その時間帯からもうバーに人が入り始めてますね。
あとは、そういった面で、絶対残業をしないっていう事も日本との違いですね。
オーストラリアもカナダも、仕事に関しては労働者の事すっごい考えてくれてるっていうのが一番日本と違う所だと思います。残業も絶対させないし、スケジュールとかお休みの融通も利くし、働く人のことをとても考えてくれてるって感じでした。
留学を通して感じたこと
晃さんの留学ストーリー・海外での学び!
Q.留学をしてよかった?Yes or No
A.Yesです。
1つは、高校生からボヤッと思っていたことを実現できたので、後悔しなくて良かった!ということ。
あと1つは、初めて海外で過ごして、新鮮な気持ちで2年間を過ごせたこと。見ること聞くこと全部が日本では経験できない新しいことだったので、気持ちよく過ごせました。
人生でこんな経験をしたことが初めてだったので…。言語も違う、文化も違う、そうやって大きく環境が変わったことがすっごく新鮮で斬新で・・たくさんのことを学べて本当にいい経験ができました。
そして、全体的に人との縁にすごい恵まれてて、会う人会う人みんなが良くしてくれましたね。
だからこそ、僕もきちんと誠意を持っていつも対応するようにしてます!そしたら、それに応えるように周りの人にもっともっと良くしてもらえるっていう良い循環が生まれてくるんですよね。
なので、やっぱり人との出会いっていうのがとても大きかったです。たくさん助けられました。
Q.留学に行く前と比べて変わったことはある?
A.あります。
日本にいた頃は、他の人たちと同じように「ああしないといけない。こうしないといけない。」「こういう風に将来設計考えて、こういう意思で進まないといけない。」みたいな…そういった事にとても囚われてたんですね。
なので、知らず知らずの内にストレスになってたんだと思います。
でもそれがオーストラリアとカナダに来てみて、とても自由を感じて…。「こういう生き方もあるんだな。」って思えたんです。そこが行く前と一番変わったところですかね。
Q.ズバリ、海外で学べた事は何?
A.まず、海外の人ってみんな自分に自信を持ってるんです。厳しくしつけられて育ってきたってよりは、みんな伸び伸び育ってるから自分を卑下することが無いんですよね。
日本人ってよく「私こうなんです」とかすぐ口にしがちだけど、海外でそういう事を言ったら「そんな風に思わないで!駄目よ!」ってすぐ言われます。
そういった中で僕がすごく思ったのは、どんなに小さな子でも、お年寄りの人でも、自分の意見をしっかり持っていること。何を質問してもパッと自分の意見を言えるんですよ!
多分、日本みたいに言葉にしなくても“表情とか雰囲気とか読んで察する”って言うことをこっちはしなくて、『言わないと何も分からない』っていう考え方だからコミュニケーションが発達してるのかなと思いますけどね。
なので、海外ではそういう部分、「意見を持つことの大切さ」や「自分を表現する」という事に関してとても学べたと思います。
なんでも自分で表現して意見言って、自分の考えを明らかにしないと誰にも分かってもらえないっていうことを学べましたね。
みんなへのアドバイス!
晃さんの留学ストーリー・帰国後の今!
Q.留学を悩んでる人に伝えたいことは?
A.何も考えずにとりあえず行きなさいって思います。
学生さんのうちは1年ぐらいブランクがあってもリカバー効くと思うので、もちろん行くべきですよね。ただ、社会人になったらそうも行かないと思うんですよ…今後のキャリアも考えたら…。なので、迷ってしまう気持ちはとっても分かります。
だけど僕が来て思ったのは、1年ぐらいブランクあっても生きていけるし、難しく考えずにとりあえず行きたいと思ったら1度は行っておいた方が良いと思うってことです。
僕は正直今、将来のことが具体的に決まってるわけではないんですけど、それでも後悔はしてないんですよ。 むしろ、『できるうちにやれて良かった』っていうのが一番大きいので。
だから僕はそんな心配する必要ないと思っていて、20代の1年ぐらいだったら全然取り戻せるんじゃないかなって思います。
なので、そんなに難しく考えないで「やりたい」と思ったら即座にやったほうが良いと思いますね。
Q.これから留学する方へのアドバイス!
A.英語の基礎学習は絶対しておくべきです。
中学校レベルで全然十分なので、文法とか日常会話とか良く使う表現とか、それだけは最低限やっておいたほうが良いと思います。時間のある限り勉強はしておくべきかなと。
あとは調べ物です。僕の場合、現地に着いた後のこともたくさんシミュレーションして、それで大きくトラブルもなく過ごす事が出来たので、下調べは大事だと思います。
特に僕が気をつけたのは荷物の事とかですよね。あとは、飛行機のフライトのキャンセルがあったらどうなるかとか、そんなことばっかり考えてたんですけど(笑)
でも現地に予定通り行けなくなるのが一番困るので、持っていくものとか緊急時の対応とか、時間のある限りそれはやっといた方が良いと思います。
Q.自分の留学にタイトルを付けるなら何?
A.「Take it easy」です。
自分に向けてもそうだし、これから行く人にも、もっと気楽に、難しいことを考えないで、海外にチャレンジして欲しいなっていう思いも込めてこのタイトルにしました。
Q.これからの意気込み!
A.僕自信、留学前はとってもナーバスになってて「せっかく行くからには成功させなきゃ!」とか「何一つ無駄には出来ない!」って感じで必死感があったんですけど、今は気楽に、肩の力を抜いて、前よりは柔軟に過ごせてるかなと思います。
カナダには9月末までの滞在で残りあと1ヵ月なので、その間たくさんエンジョイしようと思ってます!
もう1つは、日本に帰っても英語を勉強し続けて、そこから出会いとかチャンスを広げていきたいです。 今までの自分だったら出来なかった事が、多分出来るようになってると思うので、そういった部分も楽しんでいきたいですね!
あとは、自分らしく、人に誠意を持って対応してたら道は拓けるかなって勝手に思ってるので、自分なりにエンジョイしていければと思ってます。
Q.最後に一言、どうぞ!
A.ココアの人にはすっごいお世話になりました。
留学が無かったら、今の自分の考えは無かったはずなので。本当に、めっちゃくちゃ感謝してます。この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
晃さんの留学インタビューまとめ
皆さま、晃さんの留学インタビューいかがだったでしょうか?
オーストラリアとカナダの違いについて、そして各国の良さに関してを分かっていただけたのではないかと思います。
そして、インタビューで晃さんがお話ししてくれたように、オーストラリアは温暖な気候でアクティビティも多いことから留学先の人気スポットではありますが、実は英語の面で苦労される方が非常に多いです。
ですので、今留学先で迷われている方は「自分がなぜ留学をするのか?」という留学目的と、「自分が留学先で何を経験したいのか?」という自分の留学の軸になるものを、まずは決めてみてください。
そうすればきっと、『じゃあどこに国に行かなきゃダメだね!』というように、留学する国が自然と決まってくるはずです。
また、英語取得をメインにしたい!という同じ目的の場合でも、例えば「スピーキングやコミュニケーションスキルを伸ばしたい」「ライティング力を上げたい」「テストのスコアを上げたい」「専門的な英語まで学びたい」など、人によって細かな希望もあるはずですよね?
実はその希望によっても、留学先が変わってきます。ですので、希望を細かくカウンセラーさんに伝え、少しでも自分の理想像に近い留学を経験できるようにしましょう!
改めて晃さん、今回は素敵な留学ストーリーをお話し頂きありがとうございました。
2ヶ国で迷われていた方、さらには留学に行くかどうかを迷われていた方にとって、すごく参考になるお話しがたくさんあったと思います。
晃さんから頂いたお言葉、「もっと気楽に、難しいことを考えないで、海外にチャレンジして欲しい。」その言葉が1人でも多くの皆様に届くことを、願っております。
残り1ヵ月の留学生活も悔いのないように、たくさんエンジョイしてくださいね!!