My Story

留学を諦める必要はない!私は1からのリスタート!

バンドメンバーのアーティスト写真

『過去は関係無い!今の自分からリスタート!』

日本でドラマーとして音楽スタジオの店長していた佳美さんの留学ストーリーをお届けします。

海外の人と一緒に音楽をやりたい!」そんな夢を持って旅立った佳美さん、実際に留学に出てどんな物語があったのか?そして、帰国した今何を想うのか?佳美さんのストーリーをご覧ください。

留学前のできごと ~留学のきっかけは?~

友達との5ショット

佳美さんの留学ストーリー・旅立ち!

Q.もともと日本では何をしてたの?

A.日本ではもともと音楽スタジオの店長をしてました。スタジオに関しては、「昔からあるスタジオのイメージ」を変えていこう!っていうのが根本にありましたね。

Q.スタジオのイメージとは?

A.昔って、音楽スタジオのイメージがそんなに良くなかったと思うんですよね。『反社会的な動きがある場所』っていうイメージがあるというか・・。

それで、じゃあ親御さんがどういう風にスタジオを見るか?っていう部分を考えたときに、これはもう安心して子供達を送り出せるスタジオが一番良いんじゃないか?っていう結論に至ったんです。

なので、安全に親御さんが送り出して、安心した中で自分たちの芸術を磨ける場所を作りたい!っていうのがテーマにあって、それを主軸にして回してましたね。

結果、みんなからは『安心できる場所』って思ってもらえるようになったんですよ。学校で何かあったりとか、行きたくない子達が学校をサボッて来たりとかして、「今日一日居て良いですか?」ってことはしょっちゅうありました。

なので、第二の家であり、逃げ場にもなってたので、そういう意味でも成功したのかなっていうのはあります。

Q.いつから音楽をやっていたの?

A.小学校1年生の時のピアノがスタートで、その後小4からクラブに入ってドラムを触りだして、高校でバンドを組んで・・っていう流れで音楽スタジオに就職しましたね。

Q.音楽を始めたきっかけは?

A.音楽をやろう!っていう感じではなかったですね。もう“あった”みたいな。

姉が先にピアノやっていたのと、母親が保育士で小さい時からピアノは家にあったので、音楽をやる・やめるみたいな価値観がそもそも無いですね。ずっとあるものだと思ってます。

Q.じゃあ何故、留学しようと思ったの?

A.私が日本の音楽ではなく、洋楽の方がハマったって事がきっかけだと思います。

日本人のバンドって、どうしてもギターとかキーボードの音である高音が強いんですけど、洋楽の音ってバスドラとかベース音がちゃんと出てきてビートの重みもあるんですよね。私はそういう方が好きなんですよ。

初めてQueenとブルース・スプリングスティーンを聞いた時に、音色がちゃんと入っているのに加えて、バスドラのビート感もマッチングしてて・・なんだコイツらは・・!って衝撃を受けたことは今でも覚えてますよ。

そこからずっと洋楽中心に色んなバンドを聞いていって、それを高校生とかに話したりして教えてたんです。

ただ、その時に思ったのが『私、洋楽に関して研究したは良いものの、海外の人と演奏したことないじゃん・・!!』って。

だったらそれをやりたい!って強く思ったんですよ。自分がもし海外で演奏した時に、どこまでどういう反応になるのかな?っていう事に対して、興味と好奇心を強く持ったんです。

なので、私の留学のきっかけと目的は、「英語を学びたい」ではなくて、完全に音楽でしたね。

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2度の留学・現地のことについて

オーストラリアの海と佳美さんの写真

佳美さんの留学ストーリー・留学中のできごと!

Q.1回目の留学について教えて!

A.初めの留学はカナダのカルガリーに半年間、語学学校に行きました!カルガリーにした理由は日本人が少ない所っていうのを重視して相談した結果です。

ただ、私の場合海外行くこと自体が初めてだったので、何もかも分からず不安だらけでスタートしましたね(笑)

最初は「日本サヨナラ~!お母さんサヨナラ~!行ってくるよ~!わぁーー!」って感じでめちゃくちゃハイテンションだったんですけど(笑)飛行機乗って早々、その感情は終わりましたね(笑)

まず、飛行機の中で荷物のチェックとかを書く紙あるじゃないですか?そもそも私はその紙がある事さえも知らなかったので、その時点でめちゃくちゃビビッて(笑)

なんだこの紙は・・全部英語じゃないかぁ!!みたいな(笑)それで調べようと思っても飛行機内だからネット使えないし。あ、詰んだなって思って(笑)

ロッキー山脈の上空

やばいやばいなーって思いながら15時間ぐらい乗って、ちょうどロッキー山脈の上空を飛んでた時に、初めて上から見たらもう“別世界”って感じで・・。「あ、これ、やってしまったかも知れない」と思いましたね。(笑)

なので、1回目の留学はドキドキと終わったなっていう気持ちで始まりましたが、過ごしていくうちに徐々に慣れていけましたよ!

Q.2回目の留学プランは?

A.2回目はカナダから帰ってきた2か月後ぐらいに、1年間ワーホリでオーストラリアに行きました。

専門学校でビジネスを少し学んでからお仕事っていうプランでした。

Q.オーストラリアとカナダ、どっちの方が良かった?

A.断然オーストラリアです。理由は自分自身が安定したからです(笑)

自分自身の積極性とか動く速度とかに関して、オーストラリアの方が明らかに出来てたので、その分思い出も濃いですね。

Q.留学先で困った事や悩んだ事はありますか?

A.一番困ったエピソードは・・・着いて初めの頃、道が合ってるのかわからないのに適当にバスに乗って、意味わからない地方に行って-31度の中で迷子になったことですね。(笑)

人っ子一人いなくてヤバイ死ぬって思いながらずっと歩き続けて、そしたらやっと人を見つけて、「シティまで戻りたいんです!!」って伝えて助けてもらって、どうにかこうにか帰ってこれました(笑)

Q.留学先で印象深い思い出は?

A.オーストラリアの時に現地でバンドを組んでたんですけど、一番の思い出っていったらそのバンドですね。

さっき話したようにもともと音楽を目的に留学をしたので、音楽活動の思い出が一番印象深いです。

海外での音楽活動について教えて!

バンドメンバ―と佳美さんの写真

佳美さんの留学ストーリー・バンド編!

Q.どうやってバンドメンバーを見つけたの?

A.ネットで検索掛けて色々調べていたら、オリジナルの曲を作ってる「Watch glass」っていうバンドがパッと目についたので、そのバンドがアップしてる曲を聞いてみたんです。

そしたら、私の好きなカントリーとかブルース系の感じで、その瞬間に「絶対ここでやりたい!」って思ったんですよ。

なので、自分が演奏してる動画のリンクと一緒に「私こんな感じなんだけど・・メンバーに入れてくれないかな?」って送ってみたんです。

そしたら「会いたいからちょっとここ来てくれる?」って連絡が来て、その後みんなに会いに行ったんです。

それで当日、メンバーに会って「じゃあ演奏して」って言われたのでドラムを叩いたら、「Yoshiのビート、すごい良い!是非入って欲しい!」って気に入ってもらえて、そこからそのバンドに入ることになりました。

Q.バンド活動について教えて!

A.メンバーはボーカル・ギター・ベース・私(ドラム)の4人でやっていて、私以外はオーストラリアとアメリカ人でした。

自分たちで曲を作ってレコーディングしてCD作って。それで地元のバーとかを周ったりしました。

曲聞いてもらって、「こんな感じでやってるからこのバーで演奏していいですか?」って交渉してOKをもらえて、『念願かなってネイティブの人たちの前で演奏できるーー!!』って、すごいテンションバチ上がりでしたよ(笑)

何が楽しかったって、バーで演奏するって、お客さんがお酒を飲みながら間近に居る状態じゃないですか?だから、自分たちが演奏した瞬間に「良い!」って思ったらノってくれるんですよね。

海外は日本とは全然違って、音の波に身体を乗せるっていうのがナチュラルにあるので、それがすごい好きなんですよ!

演奏が良ければノってくれるし悪ければ全くノらないし居なくなっちゃうしって、ハッキリ分かれてるんで、それがものすっごく楽しくかったですね。

Q.バンド活動の中で印象深いエピソードは?

A.バーで私たちが演奏した時に、私のカホンを聞いて次に演奏するギターとベースのバンドの人が私の方に来て・・「My sister!一緒にやろう!」って言われたことです!(笑)

え?私、あなたたちの曲、全然知らないんだけど…!」って言ったら「イケルイケル!大丈夫大丈夫~!」みたいな(笑)

お前ならできるよ!みたいな感じで言われたので、尺だけ聞いて「4小節ずつ、変なの無いから」って言われて、じゃあできるねって一緒にやったんですよ。(笑)

多分私の演奏を見て、私がどういうのが好きか?とかどんなリズムがやりやすいか?とかをパッと感じとって、「相性良いな」って直感的に思ったんでしょうね

それもあって声を掛けてくれたんだと思うんですけど、ほんとにノリが合う感じで。私自身もすごい楽しくて、私のバンドメンバーもめちゃくちゃ喜んでました。ヤバいなーとか言って(笑)

それ以外にもいっぱい思い出はありますね。やっぱり音楽の思い出が一番強いです。そのために行ったので。

『ネイティブの人たちとやる。』『海外の人のメロディ感覚で私のリズムが合うかどうか確かめる。』っていうことを実現できて本当に最高でした!!

留学を終えた今の想い

友達とのセルフィー

佳美さんの留学ストーリー・帰国後の今!

Q.留学に出たことで気付いたことはありますか?

A.これ、私が一番伝えたい事なんですけど・・・

日本に居たら過去の自分が付いて回ると思うんですよ。例えば、いじめられた過去があったとしたら、その時の自分が付いて回るとか、親や友達に言われた一言がずっと付いて回るとか・・。

そういうのがあるから、“今の自分があるのは過去があるから”っていうのが強くなって、勝手に色んな壁が見えると思うんです。

でも留学に行って一番思ったのは、『あぁ、私のことを知ってる人、誰も居ないんだな』って事だったんですよね。

ってことは、過去も関係無い。私が今まで何をやってきたかも関係ない。

「今の自分」「今手に入ってる物」「使いこなせているもの」だけが自分の味方であって、これから出会う人達が見ていくものなんだなっていうのがあったんですね。

その時に、じゃあ私は何を持ってるんだろう?私には何があるんだろう?って、過去の自分が1じゃなくて、今の自分が1としてスタートできるんです。

今の自分が持ってるもので勝負していくことができるんですよ!

なので、留学に行く人に私が一番言いたいのは、今の自分を1として見れるよって。そこが留学の一番のテーマじゃないかなって思います。

留学に行けば、自分が何を持ってるか一瞬で分かりますよ。「あぁ、これが自分なんだな」って。

誰のせいにもできないし、誰を恨む事もできないし、留学の場では『過去』が無いから。

だから、自分自身をリスタートできる凄く良い機会になると思いますね。

Q.留学に行って良かったと思う?YESorNO

A.もちろんYesです。内容にもよると思うんですけど、人生のネタになりますね。

あと、私が留学を決断したもう一つの理由として、自分に子供ができて、子供が「留学したい!」とか「海外で仕事するためにどういう風にしたらいい?」って聞かれた時に、下手な固定概念で『そんなん無理だから』とか言いたくなかったんです。

親が無理とか難しいって言うのは、自分自身に経験が無いからなんです。

それだったら自分ができる時に、できる限りの経験を積まなきゃダメだなと思ったのがあったんですよね。

そういう理由も含めて、行って良かったなって思います。

Q.佳美さんにとって音楽ってどんなもの?

A.“メンター”ですね。いつでも導いてくれるものだなって思ってます。

演者が演奏した音の中とか、作曲者が作ったメロディの中とか、作詞者が書いた言葉の中には、その人の人生が絶対入ってるんですよね。

熱のこもったものとか、今俺はこれを言いたい!私はこう言いたい!っていう事を音にしてる人達がすごく好きで・・。それを総称して音楽っていうのであれば、助言者だと思ってます。

Q.自分の留学にタイトルを付けるなら何?

A.今の自分からスタート。』ですね!

さっき私が話したように、やっぱりその部分が私の留学のテーマとして大きいなって思います。

Q.最後に、これからの意気込みをどうぞ!

A.今自分が想像してる事をしっかりと形にしていきたいです。

今はまだ、どうやったら形作れるか?っていうところを色々と模索中なんですけど・・色んな人から話を聞いたりしながら、自分はどういう風に出来るかっていう事を考えて、これから少しずつ形にする力を付けていければと思います!

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佳美さんの留学インタビューまとめ

浜辺で友達と撮った写真

皆さま、佳美さんの留学インタビューいかがだったでしょうか?

佳美さんのおっしゃる通り、留学では「過去」は全く関係無く、自分が今まで何をやってきたかも関係ありません。これからどんなことをしていくのか?どんな自分で留学生活を送りたいのか?その全てを自分で創り出すことができるんです。

そして、留学先で1からスタートした新しい自分を見て、「自分の良さ」「自分の性格」「自分の欠点」など、今まで日本で生きてきた中で秘めていた自分を改めて見つめ直し、新しく発見することもできます。

ですので、これから留学に行く皆さんはぜひ佳美さんのように、過去の自分を気にせず1からリスタートさせて、色々な事にチャレンジしてみてくださいね!

そして、佳美さんの音楽活動のように、『自分にしか語れない、自分だけのエピソード』をたくさん経験してきてください。

佳美さん、改めて今回は素晴らしい留学エピソードと名言のような素敵なお言葉をたくさんお伝え頂きありがとうございました。今後壁にぶち当たっても、たくさん泣いてたくさん笑って、いつも通りの佳美さんのパワーで這い上がってくださいね!!これからも応援しております!