海外へお金を持って行く方法

留学・ワーホリにお金を持って行き方のまとめ[完全版]

留学ワーホリの保険は節約できるのか?のイメージ

留学やワーキングホリデーに出かける際に、学費や生活費を支払うことが多くありますが、「実際にどのようにお金を海外に持って行けば良いですか?」と言うご相談は本当に多いです(※10万円以上節約できるため)。
そこでここでは、ココア留学生だけに案内している『留学やワーホリだけは無く海外旅行時にも得をしてしまう海外へのお金の持って行き方』について、ココア留学生以外の方でも利用できる部分だけを完全版として、留学・金融のプロだから知っている10万円以上節約する方法を「3ヵ月までの短期留学」「中期・長期留学」と分けて詳しくご紹介させて頂きたいと思います。

留学・ワーホリにお金を持って行く基礎知識

はじめに、留学・ワーホリで海外へお金を持って行かれる上で、最も基礎的な知識を1点だけ皆様に覚えておいて頂きたいと思います。

それは、『海外での生活費や学費を、送ったり持って行く場合、現金に触れる機会が多ければ多いほど手数料が高くなる』と言うことです(※手数料は銀行や金融関係の会社に支払うお金です)。

正直、現金に関する知識だけしっかり覚えて頂ければ、海外へお金を持って行くための知識の70%は、既に皆様の物になっているのですが、実際にはその他にも様々な方法が御座います。以下、手数料が安い順に並べてみましたのでご覧ください。

海外通貨を手にする手数料の比較

(得)【海外送金 >> 国際キャッシュカード > クレジットカード > 現金】(損)
(※得な方法になればなるほど手数料が安く、損になる方法になればなるほど銀行などの支払う費用が大きくなります)

さて、上記は実際に留学や旅行先で日本円を両替して、アメリカドルやポンドなど現地通貨を手にするために必要な手数料順に並べてみましたが、正直、「海外送金」と「日本円を現金で持参して両替する」のとでは、100万円分を海外に持参する場面で考えますと、10万円以上も手数料が違ってしまいます。

特に、多額の費用が必要になる「留学・ワーキングホリデー・移住などの場合には、日本円を持って行って両替するようなことは絶対に避けること!」是非、覚えておいてくださいね!

また、近年では『証券会社両替』や『国際キャッシュカード』と言う耳慣れないカードもありますので、詳細についてご案内しているページ下部、海外にお金を持って行く様々方法と種類 にて、行動に移そうとしている資金の持参方法については必ずお読みください。

海外で物を購入する場合にも節約する!!

イギリスの中央銀行に海外送金するイメージ

さて、先ほどは海外でイギリスポンドやカナダドルにオーストラリアドルと言った『現地の現金』を手にするための手数料について、比較・順番をご案内させて頂きましたが、続いては「渡航中の海外で物を購入する時の節約方法」について、ご案内させて頂きたいと思います。

海外で物を購入する時の手数料比較

(得)【海外送金 >> クレジットカード > 国際キャッシュカード】(損)
(※得な方法になればなるほど手数料が安く、損になる方法になればなるほど銀行などの支払う費用が大きくなります)

先の例とは違って物を購入すると言うことになりますと、クレジットカードと国際キャッシュカードの順番が入れ替わっていることにお気づきになられるかと思いますが、これは国際キャッシュカードの場合、現地のATM等を利用して「現地の現金」を受けとり、その現金を使って物を購入することになるためです。

最初にご案内させて頂いた通り、やはりどうしても現金に触れる機会が増えれば増えるほど手数料が上がってしまうため、国際キャッシュカードを使っていくら手数料を節約したとしても、クレジットカード(日本で作ったもの)を利用した方がお得に物を購入することが可能です。

特に、海外旅行や短期留学に出られて、現地にて銀行口座を開設しないケース(3ヵ月以上は開設した方が大きな節約になります)では、「必要な物や生活用品の購入はクレジットカードで支払いを行い、現金払いが必須になるような小さなお店での買い物や家賃の支払いなどは、国際キャッシュカードを利用すること」になります。

短期留学(海外旅行)or中長期留学の違い?

ここまで学んで頂いた内容で、海外にお金を持って行く方法の基礎は、全てと言って良いほど皆様の中に入っている状態になります。

次のステップとして、皆様の状況に合わせた最も安い手数料で海外へお金を持って行く方法について、短期・中長期留学やワーホリ・海外旅行など、渡航目的や期間に合わせたものをご覧ください。

また、お時間が無い方は以下のステップに従って頂けましたら、最安値での海外へとお金を持っていくことができるようになっておりますので、ブックマーク(お気に入り登録)やURLを、渡航されるご家族やご友人へ送信してご利用ください。

短期留学(3ヵ月以内)・海外旅行

短期留学(3ヵ月以内)・海外旅行にお金を持って行く方法

中長期留学・ワーキングホリデー

中長期留学・ワーホリにお金を持って行く方法

海外にお金を持って行く様々方法と種類

様々用途で海外でカードを使うイメージ

続いて、海外にお金を持って行く方法としてどのようなものがあるか?物凄く細かい知識になりますが一気にご紹介させて頂きます。こちらの順番は「手数料が安いもの順」にご紹介しておりますので、皆様、上手にご利用ください。

なお、全てを理解する必要はありませんので、お時間が無い方は 短期留学(海外旅行)or中長期留学の違い? からご自身のご渡航に合った流れでご準備ください。

海外銀行へ海外送金(証券会社利用)

渡航先で開設された銀行口座へ、日本の銀行からお金を振り込みことになる「海外送金」の方法ですが、その中でも最も費用の掛かる「日本円から外貨への両替」となる部分で、証券会社を利用する方法です。

こちらの方法が最も安く、現金持参と比較すると1年間の留学やワーホリなどの生活費を送金する場合10万円以上は軽く節約できますが、一方で取り扱いがかなり難しいため為替に関して少し専門的な知識を持っていらっしゃる方には本当にお薦めです。

また、送金を受けることになる海外銀行では、現地でデビットカード(預金額だけ引き出せる)が発行されますので、買い物時にも現金を持ち歩く必要が全く無くなり、留学生にとって安全性が高まるのもこちらの方法になります。

「私にもできるかな?」と思われた方は以下を参考にして口座開設し、証券会社へとご相談されながら海外送金を行ってみてください。

安い海外送金について!
海外送金を安い手数料(無料)にする方法

海外送金については様々な方法がありますが、もし金融関係やIT関係に詳しい方がいらっしゃいましたら、こうした方法を試して頂けたらと思います!

海外送金を安い手数料(無料)にする方法

海外銀行へ海外送金(銀行利用)

こちらは、上記の「海外銀行へ海外送金(証券会社利用)」と比べると、銀行に両替手数料を取られてしまいますが、他の方法の手数料の方が更に高くなるため、2番目に安い方法となっております(もちろん海外銀行のデビットカードを利用する方法です)。

方法としては、単純に日本の銀行を利用して海外で開設した銀行口座へと送金して頂くことになりますが、注意点としては、ネットバンクを利用していても海外からは操作ができず送金が完了できない場合が多く、渡航者本人による送金では無く、代理のご家族や親族・ご友人などに海外送金を依頼することになります。

国際キャッシュカードの利用

国際キャッシュカード(プリペイドカードとも呼ばれます)とは、「日本円で事前にカードに振り込んだ金額分だけ両替され、世界各国のATMから現地通貨を引き出せる」と言う優れた機能を持つカードです。

使い方もシンプルで現地のキャッシュカードのような使い方が可能ですが、現金を取り扱うことになることと手数料が海外送金に比べて高額ですので、海外旅行時や短期留学(1~3ヵ月)の方々に、クレジットカードの生活用品購入と併用して使って頂きたい方法です。

なお、中長期留学やワーキングホリデーの方々は、帰路時に渡航先以外へと旅行される方やトランジット(飛行機などの乗り継ぎ)で違う国を経由される方々がほとんどですので、必ずこちらのカードは1枚は持参しておいてください。

キャッシュの引き出しが容易にできますし、クレジットカードとは違って万が一に紛失してしまってもスペアカードがあり再発行手続きが簡単です。

クレジットカードでキャッシング

クレジットカードでのキャッシングはその名の通り、クレジット(信用)を担保にして現地のATMなどを利用し、現金を引き出す・借りる方法になりますが、国際キャッシュカードと同様に使い勝手は非常に便利です。

しかし、クレジットカードのキャッシング枠を利用してお金を借り入れることになるため、手数料は国際キャッシュカードと比較して高額で、実際に持っているお金以上を引き出せてしまったりするため注意が必要になります。

また、現金引き出し時にATMの操作ミスなど一定回数以上(通常3回連続)を行ってしまいますとクレジットカードの使用ができなくなり、その再発行は日本の登録住所宛に送られてしまいますので、ご家族によって海外に送って頂かなければいけません。

旅行時や短期留学時の生活用品を購入する際に最も重宝することになるクレジットカードですが、使えなくなってしまうと大変ですので最低でも必ず2枚以上のカードは保持するよう注意してください。

なお、3ヵ月間の海外旅行保険(留学・ワーホリにも適応)がありますので、詳しくは以下の記事を参考にしてください。
短期留学の場合にはクレジットカードの保険で節約

日本円で持参し海外で両替(銀行)

この辺りから下は、もう緊急時にしか使って頂きたくない方法になってきてしまいます。

こちらの方法は本当にアナログな方法になってきますが、日本円を現金で持って行き、現地の銀行で現地通貨へと両替します。空港にて、『100万円までの現金持ち出し可能』と言う制限も設けられておりますが、それより、現金から100万円分両替したら・・本当にレートが悪いので注意です。

「そんなこと知っているよ!」とおっしゃる方々もいらっしゃいますが、例えば、留学や海外旅行先で残った現金通貨を、日本に持って帰ってこられて両替しても、同じことですので注意が必要です。

日本円で持参し海外で両替(両替所)

日本円を持参し、現地の両替所を利用してお金を手にされる方は極端に少ないのですが、実は、両替所でも銀行と同じような形で、日本円(現金)から渡航先通貨に両替することが可能です。

メリットとしては各両替所が独自の両替レートが設定されているため、両替所によっては銀行よりも良いレートや安い手数料で両替して貰えることがあります。ただし、どうしても信用に欠けるような部分があったり、銀行よりかなり悪いレートで高い手数料を取ることもあります。

そのため、「どうしても両替所を利用したい!利用する必要がある!!」と言う方は、毎日レートが変わりますので、両替前に必ず銀行レートと比較して両替を行ってください。

日本円を日本の銀行で両替して持参

日本の銀行で両替をしてから渡航するケースですが、やはり現金を取り扱うことになりますので、手数料は「海外の銀行への直接送金」と比較して、物凄く悪いです。

更に、こちらの方法で注意して頂きたいのは、海外の通貨で有ったとしても「100万円が上限」となりますので、この方法を利用しようと考える方はほとんどいらっしゃらないですが、ご注意頂けたらと思います。

日本円を日本の両替所で両替して持参

日本の両替所を利用して海外へとお金を持って行く方法ですが、こちらは海外の両替所同様に、両替所や両替をする会社によって大きく手数料が異なりますので注意が必要です。

また、日本の銀行を使って現金を持ち込む場合同様に、多額の現金を持って歩くことは海外では考えられないので、安全性の意味も含めて、よほどの理由が無い限りは推奨致しません。

トラベラーズチェック

以前は、留学時にお金を持って行く方法として、凄く重宝されたトラベラーズチェックですが・・・、現在では使えるお店も限られているだけでなく、手数料もかなり高いので全くお薦め致しません。

その他の持参

実は、上記の他にも仮想通貨を使ったり、海外のマッチングシステムを使った海外送金もありますが、そうしたサービスを利用する場合は、やはり多額の資金を日本から持ち出すことを意識した場合になって参ります。

しかしながら、金額が大きくなる一方で法的問題や責任制の欠如など『信用性の問題』が大きなハードルとなっておりますので、「誰かが大丈夫だったから、私もおそらく大丈夫だろう!」と言うものでは無く、一生を左右するかも知れない大切なことですので、安全な方法をとって頂ければ幸いです。

留学・ワーホリにお金を持って行き方のまとめ

少し専門的な内容が多くなってしまいましたが・・「留学・ワーホリでの、お金の持って行き方」について、最後までお読み頂きましてありがとうございます。

実は、この他にも国内証券会社の取引システムを利用した方法で、海外に現金を持ち出す方法があるのですが、ココア留学生の皆様が挑戦したところ、システムの利用に失敗してしまって多額のマイナスを出してしまう・・と言う方が数名もいらっしゃったので、今では大切な留学やワーホリの生活費や学費となりますので、お薦め致しておりません。

また、順を追って、全て滞りなく手配できるように留学や滞在のスタイルに合わせてページをご準備致しましたので、短期留学(海外旅行)or中長期留学の違い? をご覧頂けましたら幸いです。

最後に、ココア留学生の皆様は、ここで記載している基礎的なものだけでも「数万円~数十万円」程度の節約を普通に行っておりますが、実際にはもっと手軽に行って頂けるように専用のサポートや相談枠も設けております。

こちらは何処の留学会社や旅行代理店も教えてくれない節約方法になるにもかかわらず、ココア留学生以外の方々でも利用できるものをご案内しておりますので、是非、実践してみてくださいね。