社会人留学

30代からの社会人留学は遅い!!それでも私は諦めない!

30代からの社会人留学は遅い!!それでも私は諦めない!のイメージ

「大学を出てから、毎日、朝も夜も頑張って働いてきた20代。ふと振り返ると寝不足になりながら頑張ってきた自分の足跡だけが会社の出勤簿に残っていました。」

「そんなある日、もう直ぐ30歳になろうとする自分、そして30代になってしまった自分は、人生をしっかりと踏みしめてこれたかな?と考えると、怖くなってしまいました・・。

実は、そんなアラサーや30代の社会人からの留学相談は、本当にビックリするくらい多いです。

しかし、残念なことに『アラサーの社会人留学』や『キャリア留学』そして『ワーキングホリデー留学』の難易度は恐ろしいほど高いと言うのが現実で、その事実について少しは気づいていても深く意識していない方がほとんどだったりいたします。

そこでここでは、「30代からの社会人留学は遅い!」と言われても「私は絶対に留学の夢を諦めない!!」と言う方々のために、もちろん30代の留学のリスクもしっかりとお伝えしながらも、キャリアを壊さずに留学を実現する方法をご紹介させて頂きたいと思います。

30代からの社会人留学が遅い理由とは?

自由を感じる女性

そこで、まずは「30代からの社会人留学が遅い!」と言われたり「リスクが高いからやめておけ!」と言われる理由について、皆様にも明確に理解して頂こうと思います!!

正直言って、私もできれば指摘したくは無い『耳が痛いお話』ばかりですが、ここは絶対に知っておいて頂きたいお話ですので、お付き合い頂けましたら・・。

英単語が覚えられない

いきなりズバッと切り込んでしまうのですが、残念なことに年齢と語学は切っても切れない関係にあり、英単語が覚えられない要因として、どうしても年齢のお話が入ってきてしまいます。

その要因は、記憶には大きく分けて『一時的な短期記憶』と言う分野と『長い間保持できる長期記憶』の2種類があり、それぞれ役割が全く違っているためです。

例えば、短期記憶がどういったものかと言うと、「留学・社会人・英語・キャリア・30代・レッスン・ワーホリと言うワードを順番に覚えてください!」と言うと、多くの方が数分あれば覚えて頂けるかと思います。

しかし、次の日になって「昨日覚えて頂いたワードなんですが、後ろから3番目は何でしたか?」と予告なしに質問すると、ほとんどの方が「全く覚えて無いです!」と答えられます。

一方で、長期記憶は「色の『あか・しろ・きいろ』を漢字で書いてください!」と皆さんにお伝えすると、ほとんどの方が書けてしまうかと思いますが、「この漢字を最近書いたのはいつですか?」とご質問すると、皆様「最近いつ書いたか覚えて無いくらい昔になっちゃうよね・・でも書けちゃう!」とお答えになられます。

既に多くの方がお気づきになっていらっしゃると思うのですが、英語や語学に必要なのはランダムな単語を集中して覚えるような短期記憶では無くて、5年間1度も使わなくても必要な時に引き出しから出してくることができる長期記憶になります。

「じゃあ。長期記憶として記憶を留めるためにはどうすれば良いのか?」と気になってしまいますよね?

そこで、長期記憶として定着している『漢字を学習した子供のころ』を思い浮かべてみますと、ここにいらっしゃる皆様は漏れなく嫌々ながらも机に向かって『赤・赤・赤・赤・赤・・・』と言う風に書き続けていた記憶が蘇ってくるかと思います。

そうなんです。長期的な記憶に知識を留めるには反復と継続が必須になってしまう訳です・・。

それを社会人になって・・今から・・。正直、このお話をすると「絶望的ですよね・・」とおっしゃられる方が多いですが、本当に辛いですが「現実的に社会人の皆様の時間は学生の頃と比べて大幅に短い」と言うのが本音です。

英語が聞き取れない・・

次は、耳の劣化についてです・・。

耳の専門家や言語聴覚士の方にお伺いすると、耳は体の中でも経年劣化が大きく出る部分で、日ごろから皆様の知らない間にドンドンと衰えてきてしまいます。

例えば、音楽の専門家や歌の専門家は耳を使っているので、職業的には耳が衰えにくい職種だったりするのですが、余り知られていないことになるのですが、実は、耳の細胞と言うのは「あっ!この音うるさい!!」と感じた瞬間に幾つかは死んでしまうほどデリケートな部分になるそうです。

そのため30代の方々は、留学生の大多数を占める10代~20代前半の学生よりもどうしても聴力に遅れが出てしまいます。

現実的には、例えば同じ英語レベルのクラスメイトとしてスタートしても、そもそも英語を聞き取ることができない30代と耳の劣化が全く無い10代の子達を比較すると、「英語の発音に大きな差が出てしまったり」「数カ月後には一気に追い抜かれてしまう」と言うことが起こります。

これが40代や50代ですと何となく自分の体の状況には気づいているのですが、30代の方々は余り実感していらっしゃらない方が多いので、留学に出られる際には、こうした状況を素直に受け止める必要があると覚えておいてください。

また、これは余談ですが、近年、プロ野球のイチロー選手が引退しましたが、引退時にも見た目や雰囲気は全盛期の頃と大きな違いは無いかったですよね?

しかし、専門家によると急に打てなくなった要因として考えることができるのは筋肉では無くて、経年に耐えることができなかった(鍛えることができなかった)目にあると言われています。

こうした経年による老化現象は、世界を代表するプロのアスリートにもやってくるので、一般人の耳にも同様の現象が起こっていて当然と言えますよね・・。

評価してくれる会社が少ない

残念ながら、30代から留学に出る社会人に対して日本社会はまだまだ冷たいです。

20代後半でも世界中を旅して周っていたり、留学して帰国すると「お前は、何か自由で良いよね・・」なんて言われてしまいます。

また、留学に出られる方々のチャレンジ精神や行動力を考えると会社にとって大きなプラスになる人材であるはずなのですが、留学経験者が実際に帰国して面接に行くと「なんで学生の間に留学しなかったの?」や「で、英語はペラペラに話せるんでしょ?」と言う厳しい質問が飛び交います・・。

30代オーバーの留学生から帰国後「あんなに貴重な人材として重宝してくれていたのに、たった1~2年留学に出ただけで、こんなに空気が重くなるのか・・」と言うお話を良く聞きます。

社会人の帰国後の悩みについて

社会人の皆様が帰国後にどのような悩みを持っていらっしゃるのか?良かったら以下も参考にしてください。
留学から帰国後にぶつかる5つの悩み

社会人の短期留学はあくまでバケーション?

自由と責任を表す二人の女性

さて、続いては30代の社会人が短期留学を選択した場合のお話へと入っていきたいと思いますが、ここでもまだ『耳の痛いお話』が連発しております・・。もう少しお付き合いください・・。

短期留学で英語を伸ばすのは無謀すぎる

これまでのお話を聞いて頂けたため、「短期留学で英語を伸ばすのは30代では難しい」と言うことは何となく理解して頂けるかと思いますが、仕事で忙しい社会人の皆様の中から「私の英語力を1カ月でなんとかしてください!」とおっしゃられる方がいらっしゃいます。

正直、これは努力でカバーできるとかの次元をはるかに超えてしまっていて、語学の才能がある天才レベルのお話になるのでご注意ください。

特に、外国の人たちは1ヶ月~2ヶ月の長期海外滞在をバケーション(仕事や学校が休みの期間に旅行をして休養する時間のこと)と呼ぶのですが、日本人は外国へ1週間でも滞在して学校に通いさえすれば『短期留学』と言ってしまいます。

短期留学は、社会人が「それって普通の海外旅行でしょ?」とは言われたくない、もしくは「遊んできたと思われたくない」ときにどうしても使いたくなる言葉なのですが、社会人にとっての中途半端な留学は将来のリスクが大きくなることだけは意識しておいて頂けたらと思います。

短期留学はあくまでも仕事を休職するなどしての『お試し感覚での利用』とお考えください。

社会人は休職留学か?退職留学か?

社会人の留学で休職するか退職するかの悩みについてのご相談は非常に多いですが、以下の記事が参考になります。
社会人留学で休職はアリ?退職して賭ける?

求人年齢が合わないため失業している人(単位: 万人)
年齢 人数
15~24歳 0
25~34歳 0
35~44歳 2
45~54歳 5
55~64歳 6
65歳以上 6

※ 34歳以上より年齢によって自分のやりたい職業を諦めている人が出てくる。
(総務省統計局:2017年度調べ)

30代以上の社会人留学者が諦めなければいけないこと

いけるんじゃない!と考える社会人

次に、やっと30代の留学について少しだけですが『光』の部分についてのお話ができるところまでやって参りました。「30代以上の社会人留学生が諦めなくてはいけないことと、逆に30代の留学だからできること!」についてご案内してみたいと思います!

自分を短期間で大幅に変えようとすること

先ほどお話したように、短期の海外留学で大幅に変われる30代というのは、もはや才能レベルになってしまいますが、逆に言うと「30代の方々は、28歳や29歳と言うギリギリ30歳手前と言う方々と比べて心にゆとりがある方が多い」です。

特に「私はいろいろ経験してきたからこそ、今、留学にやってきたんだ!」と言う風に思っていらっしゃる方は、自分をじっくり時間を掛けて伸ばそうとして頂けてる方だったりします。

そうした方の30代での留学を見てますと、物凄い伸びられる方や海外で得た経験を帰国時に活かす方法を考えていらっしゃる方が本当に多いです。

スキルアップに『お金』をかけること

「30代になって10代や20代に負けないものは何か?」

それは『お金』です。

30代になると様々なスキルアップのために、ヨガでもジムでも習い事でも英会話スクールでも『学生の頃と比べて自分磨きにお金を掛けることができる』と言う最大の利点があります。

どうしても学生時代に比べて吸収率が落ちてしまっているため、『30代の留学には金銭による自己投資』が必要になりますが、中途半端に自己投資をする20代後半のトレンドとは違って、思い切った決断ができる30代の留学でのリターンは大きいです。

夢は諦めなければ道が残る!

将来についてしっかりと考える様子

「夢はあきらめなければ叶う!」そんなこと30代になったら「それこそ夢の話で人生そんなに甘くないよ!」って皆さまも身を持って知っていらっしゃるかと思います。

でも、周りを見渡してみて上手く30代を乗りこなしている人は、「良く考えたら、あの子は20代の頃からずっと努力してたよね・・」と言う風に思うことも意外と多いですよね・・。

実は、留学もこれと全く同じで「コツコツと努力してきた人が最後に残る」と思っておいて頂けたらと思います。

留学中は、後から入ってきた10代の子にクラス分けで抜かれてしまったり、「この文法は中学生でやったよ!覚えてない?」とか何気ない大学生からの言葉がなぜか胸に突き刺さってしまったりすることもあります。

でも、そんな時こそ学校が終わった後は『学生時代には1度も通ったことの無い図書館』で机にしがみつきながら必死になって学んでみてください!そうした毎日の小さな積み重ねを行って頂けますと、年齢なんて関係なく道は必ず残ります(万が一、残らない場合は確実に留学計画不足なのでご相談ください!)。

30代で人生を掛ける方に対して『夢は諦めなければ叶う』と言うことは軽はずみには言えません。しかし必ず言えることは『夢を諦めないことで夢への道が残る』と言うことだと思ってください!!

30代からの社会人留学は遅い!!それでも私は諦めない!まとめ

夢が手の上で育っている様子

これまで様々なお話をして参りましたが、どうしても最近の留学のトレンドは短期留学になってきており、その余波が30代オーバーの社会人留学にも影響を及ぼすようになってきているのは事実です。

フランスのファッションデザイナーである、ココ・シャネルは生前こういう風に語っています。

『A woman does not become interesting until she is over 40.
女は40を過ぎて始めておもしろくなる。』

30代になって留学に出て大変なことを沢山経験されると思いますが、40代の日々が眩しいほどに輝く日々となるのであれば、今日と言う日も前に進む努力ができますよね!!

そして、皆様に「30代の留学がいったいどういうものなのか?」知って頂けたこと、そして最後まで耳の痛いお話に耐えて頂けたこと心より感謝致します。1人も多くの30代にこのお話が広まることを祈って。