My Story

海外美容師ストーリー!私の留学は愛情が全てでした!

しおりさん美容室での集合写真

『人の愛情にたくさん救ってもらった留学でした。』

日本で美容師として働いていた詩織さんの留学ストーリーをお届けします。

「私は海外でも美容師として働きたい!」そんな夢を持って旅立った詩織さん、実際に留学に出てどんな物語があったのか?そして、帰国した今何を想うのか?詩織さんのストーリーをご覧ください!!

留学前のできごと ~留学のきっかけは?~

美容師をするしおりさん

詩織さんの留学ストーリー・旅立ち!

Q.もともと日本では何をしていたんですか?

A.日本では8年間美容師をしてました。小さい頃から髪を触るのが好きで、ずっと美容師になりたかったんです。なのでスタイリストになることを目標に、ただひたすら過ごしてたましたね。

Q.海外に行こうと思ったのはなぜ?

A.目標のスタイリストになれてから3年が経ったとき、“小さい頃からなりたかった自分に、今辿り着けてるんだなぁ”って、1つめの大きな目標を終えたような気がしたんです。

そのとき、なんというか…『つまらなさ』みたいなものを感じたんですよね。

数字に追われていたり、売り上げや目で見える評価をすごく気にするようになったのが嫌だったのもあれば、スタイリストになって余裕ができたこともあって、なにか新しいことを始めて、違うステージに上がりたいって思ったんです。

それで、まずは英会話に通うことにしました。そしてその英会話にカナディアンの先生がいたんですけど、その先生がすっごい良い人で面白くて…。「この人ともっと色んなことを話したい!」って思ったんですよね。

そのためにはもちろん英語が必要ですし、なんというか、その先生と話してから、今まで「A」か「B」かの答えしかなかった自分の考えに、「C」の答えが生まれる感覚があって、そういう引き出しを増やすためにも、もっと色んな人と出会いたい!と思ったんです。それで海外に行こうと思いました。

Q.英語にはもともと興味があったんですか?

A.ないんです実は(笑)正直、英語にも海外にも興味がなかったんですけど、人が好きだったんですよね。人と話したりして、自分が考えてもない言葉や意見を聞くことが好きだったんです。

8年間美容師をした中でたくさんのお客さんとお話しをしてきたんですけど、初めてカナダの先生と話したときに全然違う発想を聞いて「もっともっと広い世界があるんだな」と思って。そこから、自分の海外に行きたい欲が止まらなくなりました!(笑)

Q.美容師をやめてから留学はすぐに決断できた?

A.私の場合は、留学を決意してから働いていたサロンのオーナーに退社の相談をしました。

それまでしっかり自分の中で悩んで出した答えだったのでオーナーも私の思いを理解してくださり、それから退社までに1年という時間を作ってくださいました。

その間で自分の気持ちの準備や大切なお客様、スタッフへの引き継ぎをすることができました。

私は不安症なので、ここまでくるのには何度も悩みましたが、悩んでも悩んでも”新しい事への挑戦”はとてもキラキラしていて、諦められませんでした。

Q.留学が決まった上での気持ちは?

A.「本当にやめちゃったけど、よかったのかなぁ」っていう不安はちょっとありましたね。なので、初めは不安とワクワクをウロウロしてて(笑)

でも、“もう決まってしまったから、進む道は1つしかない!”と思って、そこからは、じゃあ行くために何が必要か?とかを考えながらゆっくりと準備をしていきました。

Q.留学のために何かやっていたことはある?

A.英語のことは正直、英会話に通うってことくらいしかやってなかったですけど、でもケロウナ(自分が行く留学先)のことについては調べてましたね!どんなところで、何が有名か?とかは行く前から見てました。

あと、インスタグラムをすごい見ました。これから留学する人、今留学してる人、カナダにいる人のインスタグラムを見て情報を集めたり、お友だちも1人作りました!最終的にその子とは一緒に住みました!(笑)

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現地のことをたくさん教えて!

友達との集合写真

詩織さんの留学ストーリー・留学中のできごと!

Q.ケロウナに着いた時はどうでしたか?

A.初めてなので分からないことだらけで、空港でずっとキョロキョロしてました(笑)

でもそしたら、知らない人なのにみんな声をかけてくれて、「どうしたいの?」「どこに行きたいの?」とか聞いてくれて、それで「このタクシーに乗りたい」って言ったら、向こうに行って待ってるんだよって教えてくれて色んな人が助けてくれました!ケロウナは本当に、出会った人たちみんなが良い人でしたね。

Q.ケロウナでの寮生活はどうでした?

A.到着した日に、「ここがお風呂で、ここがあなたの部屋で、学校は明後日の何時からだからね、」とかを担当の人がいろいろ教えてくれました。その日は、同じ学校に通うブラジルの男の子(ハウスメイト)が1人だけ居て、挨拶してくれました。

それで、担当の人の案内が終わった後はやることがなくて、どうしよう…と思ってたら、さっき挨拶してくれた男の子が優しくしてくれて、「なにかしたいことある?」って聞かれたので、「携帯のSIMカードと、なにか食べるものを買いに行きたい!」と伝えたら、「じゃあ僕が連れていってあげるよ」って言ってくれて、その男の子のおかげで着いてからやりたかったことが全部できました!

買い物が終わってからご飯も一緒に作ってくれたりして、優しい人で良かったぁと思いました。 次の日には他のハウスメイトとも挨拶をして、みんな良い人でした!

Q.ケロウナの良かったことは?

A.人が異常に優しいです!!どっかで撮影でもしてるのかな?って思うくらい優しかったですね。(笑)

あと、私がもともとのんびりとした所が好きだったので、ケロウナがすごく自分に合ってました。

それと、学校も良かったです。もともとはケロウナのあとにバンクーバーに行くプランだったんですけど、ケロウナが好きで離れたくなくて、バンクーバーに行くのを延期しました。(笑)

きっとバンクーバーに行けばバンクーバーのいい所も絶対見つかると思うんですけど、でも今あるこの環境を失ってしまうのが怖くて、ケロウナに残ることにしました。

Q.その後バンクーバーにも行ったんですよね?バンクーバーはどうでした?

A.はい。カナダでも美容師のお仕事をしたかったので、そうなるとやっぱりバンクーバーのほうが探しやすいってなったので、バンクーバーに移りました。

バンクーバーのはじめの印象は、いろんな国の人達がいる!という感じでした。ケロウナでは白人さんが多くてアジア人が少ないので、バンクーバーはいろんな人がいるな~って思って、でもその環境なのに差別が全くないのが良かったです!あとは、ケロウナよりもお金を使う場所がたくさんありましたね。

Q.他にはどこかに行きました?

A.旅行ではトロントモントリオールイエローナイフに行きました。

トロントの滝

トロントはイケメンだらけでびっくりしました!(笑)バンクーバーよりもっともっと広いし都会って感じでしたけど、ケロウナで慣れていた私にはちょっと怖かったですね。(笑)

イエローナイフのオーロラ

イエローナイフは、命の危機を感じたくらい寒かったです!!(笑)でも景色はすごくきれいでしたよ! 住むのは絶対無理なので、旅行に行くのがちょうどいいですね。ちなみにイエローナイフで働いてる人と話したときに「もう帰りたい」って言ってました。(笑)やっぱりみんな辞めちゃうらしいですね。

モントリールの青いお家

モントリオールは、すごくおしゃれな街でした!建物とかもイギリスっぽい感じで、街並みがすごい綺麗で、写真撮るところしかなかったです!あとはフランス語が聞こえるので「あ、違うところにいるんだなぁ」って感覚でした。

Q.学校はどうだった?

A.すごい楽しかったです!先生たちが、想像してたよりも親身になってくださる方ばかりで、卒業してからも何回も遊びに行ってました。

あとは、学校の規模も大きくなかったので学校にいる生徒の大半が友だちって感じで、毎週金曜日にはみんなでパーティーをしたり、遊びに行くところが少ないぶん、みんなといる時間が多くて、パーティーするかモールに行くか図書館行くか。って感じで(笑)学校の子たちみ~んなと仲良くなれて楽しかったです!

Q.留学をして楽しかったこと、良かったことを教えて!

A.いろんな国の料理を、いろんな友だちが作ってくれたのが楽しかったです!メキシコの友だちにタコスを作ってもらったり、韓国の友だちはキンパとか、台湾の友だちはタピオカジュースとか。

いろんな国の友だちができて、新しい食べ物もいっぱい知れて、たくさんの人と出会えたってことが、一番留学して良かったなって思うことですね。

カナダで美容師になるには…!?

カナダメープルの写真

詩織さんの留学ストーリー・お仕事編!

Q.美容師のお仕事はどうやって見つけたの!?

A.インターネットでお仕事を探しました。美容師として働きたかったのでカナダの美容室をたくさん見てて、そしたら1つ、自分の好きなスタイルのお店を見つけて「ここしかない!」って思ったんです。

でも、実はその美容室、スタッフ募集をしていないお店だったんですよ…。美容室自体は他にもたくさんあって、「お給料がこれだけもらえます」とか「スタッフ募集してます」とか情報をたくさん書いてある所もあったんですけど、どれもしっくりこなくて…。

もちろんお金は作らなきゃいけないんですけど…かと言って、稼ぐために働きたいわけではなかったので、自分のやりたいスタイルじゃなきゃ意味がないって思ったんですよね。

なので、なんとかして働きたい!って思って、その美容室に自分が髪を切りに行って「実はここで働きたいんです」って伝えました!でも「募集してないんだよね。」って言われちゃって、そっかぁ…と思って、履歴書だけ渡してそのまま店を出たんです。

けどやっぱり、「このままケロウナに帰るわけにはいかない!あともうひと押し!」と思い、もう一度お話しさせていただくチャンスをもらって、しっかりと気持ちを伝えて雇っていただく事になりました。

そこで働く事が決まるまでにも、沢山の人に救われました。

インスタグラムでそのサロンを見つけて見学のアポを取ったのですが、それと同時にバンクーバーで美容師をしてる他の方にも相談をしていて…そしたら、まさかのサロンのオーナーさんと、その相談させて頂いた美容師さんが元々知り合いだったんです!

お二人共すごくすごく温かい方で、私の話をしっかり聞いて受け止めてくださり、そのお二人のお陰でバンクーバーで働けることになりました。またここでも人の温かさに救われました。

ピンクの髪の写真

Q.日本の美容室との違いはありましたか?

A.当たり前ですけどお客さんは日本人じゃない人が来るので、髪質が全然違ったり求めるスタイルも日本のおしゃれとかじゃなくてもっと斬新なカットとかカラーだったり、なんかトレンドも全然違うなぁと思いました。

あとは、お給料も違います!カナダではチップがもらえるので、そのぶん日本のお給料とは全然違いましたね!初めはチップに慣れなくて「私なんかがもらっちゃっていいのかなぁ」って感じでした(笑)

あとは、働く時間も違います。日本だと忙しいときはご飯を食べる時間もなくて、お休みも週に1回とちょこっと何日かもらえる感じで、朝の9時から夜の10時までの拘束時間ですが、カナダは8時間労働・週休2日制としっかり決まってました。

留学を終えた今の想い

しおりさんと外国人男性のツーショット

詩織さんの留学ストーリー・帰国後の今!

Q.詩織さんにとって、どんな留学でしたか?

A.人の愛情にたくさん救ってもらった留学でしたね。

私がカナダに行ったのは、クリスマスのちょうど2ヵ月前くらいだったんですけど、滞在先が寮だったので私にはホストファミリーが居なかったんです。

それで、あるとき友達の家に行ったときに、家族の方から「クリスマスは何をするの?」って聞かれて、「うーん、家にいるかな?」って言ったら「そんなクリスマスはだめよ。うちにおいで。」って言ってくださって、なのでクリスマスはその友達の家に行かせてもらうことになったんです。

それで当日、友達の家に行ったら、私のためにディナーとかクリスマスプレゼントまでも用意してくれていて、それがすっごい嬉しくて…。なんというか、クリスマスってやっぱり、『家族愛』が溢れていてあったかいなぁって思って。

そのときちょっとだけ、「寮じゃなくてホームステイっていう選択肢でもよかったな」って、少し後悔というか…どっちも素敵だなって思いました。

私は第三者なので本当のことは分からないですけど、なんか、ホストファミリーと合わなくて悩んでいる人の話しもたくさん聞くんですよね。

でもそれは自分次第というか、考え方次第なのかな?って思うことも多かったし、愛情があるからこそ言ってることなんじゃないかなって思うことが多くて…。私からすると『ホストがいる』っていうことだけで幸せだし、羨ましいなって思いました。

その友達の家族もそうですし、それ以外にも出会った友達とか先生とか、やっぱり人がどこに行っても良い人ばかりで…。人の愛情にたくさん救ってもらったなぁっていう留学でした。

Q.留学に行く前と今の自分を比べて、変わったなと思う所はある?

A.周りからは、強くなったねって言われました。良いことなのか悪いことなのか分からないですけど、嫌なことは嫌だとか、すごくはっきり言うようになったなって自分でも思います。

カナダでは、いろんな場面でいろんな人に、「どう思う?」って意見を聞かれることが多いんですけど、『私はこう思ってる。』って、ちゃんと伝えられない自分がいたんですよね。

英語ができないことを言い訳にして、「上手に言えないからやめておこう」とか「どっちの意見も分かるから黙っておこう」って思うことが多かったんですけど、そういうことじゃないんだなって途中で気がついたんです。

別に正解を言ってほしいわけじゃなくて、みんなは、“私がどう思ってるのか?”が聞きたいだけだから、言わないのってずるいなって思うようになりました。

「どっちでもいい」とか「なんとなく」って言いがちだったんですけど、今はそういう曖昧なニュアンスで答えることが少なくなったと思います。

Q.最後に一言、どうぞ!

A.初めてのことばかりで、悩んだり躓いたりして逃げたくなることも多かったのですが、何よりカナダの人がみんな優しくて、いろんな人に支えてもらって、やってこれたんだなって実感します。

もうすでにカナダが恋しいです。

ただ、いつまでもカナダを引きずっててもダメなので、このカナダで感じた温かみや経験を活かして日本でも美容師として、人として、また成長していきたいと思っています。

ココアさんで留学できてほんとに良かったです。

私の中で大きな経験になり、すごく大切にしたい思い出になりました。本当にありがとうございました。

詩織さんの留学インタビューまとめ

プライドパレードの写真

皆さま、詩織さんの留学インタビューいかがだったでしょうか?

「もっと色んな人と出会いたい!」「カナダで美容師として働きたい!」「自分の好きなスタイルでやりたい!」そんな目標を持って旅立った詩織さん、無事にお仕事を掴み、たくさんの人たちとも出会い、カナダで希望通りの素敵な生活を送ることができましたね。

でも、決してそれだけではなく、行く前には想像もしていなかった気付きや発見が留学を通して数多く見つかるということを、このインタビューを読んで気づいて頂けましたでしょうか。

美容師としての働き方の違い様々な国の文化はもちろん、自分の意見を持つ大切さを知り、人の暖かさや愛情も感じ…そんなふうに、行く前には予想さえしていなかった学びを、留学ではたくさん得ることができるんです。

これを読んで頂いた皆さま、これから留学に行く皆さまにも、現地でたくさんの発見がありますように。そして詩織さんのように、人の愛情にたくさん救ってもらえる素敵な留学になることを、祈っております。