【2026年版】カナダの永住権狙いは英語と仏語で“二刀流”!

カナダの永住権(PR)を狙う人にとって、2026年は「英語だけで勝負する」という考えを見直す年になりそうです。
連邦の選考でフランス語が評価される枠が動き、さらに政府の発表で「フランス語話者の受け入れ比率」を引き上げる方針が示されました。
ここでは、公開されている招待データと政府発表をもとに、日本人の留学生・ワーキングホリデー(ワーホリ)・海外移住者が生活面で何をするべきかお伝えします。
(参考記事:Times of India 2026年2月16日掲載)
2026年はどの枠を狙うかでチャンスが変わる!

2026年は、ビザの期限が近い人ほど、どの枠で永住権を狙うのかを早めに決める必要があります。
その理由は、フランス語話者の受け入れ目標が数値で提示され、連邦側がフランス語関連の枠を増やす方針を示しているためです。
まず押さえる用語!Express EntryとCRS
Express Entry(エクスプレス・エントリー)は、カナダの主要な永住権ルートのひとつで、オンラインの候補者プールから招待(ITA)が出ます。
順位はCRS(Comprehensive Ranking System/総合ランキング制度)で決まり、学歴、年齢、職歴、語学力などが点数化されます。
職歴が同じでも、語学力が高い人のほうが有利になります。そのため、どの言語を伸ばすかが将来の計画に直結します。
- 最初に「自分がどの枠で戦えるか」を紙に書き出してみよう!
永住権は『枠の見極め』がカギ!
たとえば、卒業後にPGWP(Post-Graduation Work Permit/卒業後就労許可)で働いている人は、期限までに永住権申請へ進めるかが重要です。
ワーキングホリデーの人も、次のビザにつなぐ条件が変われば、働く会社や住む場所を見直さなければならなくなることがあります。
「枠の見誤り」は、カナダに残れる選択肢が狭まる可能性があるので、点数とビザ期限の両方を同時に考えることが大切です。
- ビザ期限とどの枠で狙うかは決めておく必要あり

点数の話が多くて不安です、私は何から見ればいいですか?

最初は「ビザ期限」と「現在の語学スコア」だけで十分です!そこから合う枠を増やしていきましょう!
フランス語優遇枠でCRSの基準が低い!?

フランス語能力に関する招待では、一定期間にCRSの基準が低めに出た回が公開データとして示されています。
2025年9月〜2026年2月上旬の期間では、基準が400前後まで下がった回があり、招待人数も増えた回がありました。
公開データで見る!フランス語能力枠の招待と基準点
フランス語能力枠の招待では、2025年12月17日にCRS399点、2026年2月6日にCRSが400点の回が示されています。
同じ期間にCRSが446点の回もあり、常に低いわけではない点には注意が必要です。
ただし、CRSが低い回がある=選択肢が増えるチャンスになります!
以下にそれぞれの基準点や招待人数をまとめてみました。
| 日付 | 招待数 | CRS基準 | |
|---|---|---|---|
| 基準点が高めの回 | 2025年9月4日 | 4,500 | 446 |
| 基準点が低めの回 | 2025年12月17日 | 6,000 | 399 |
| 招待数が増えた回 | 2025年2月6日 | 8,500 | 400 |
※ 公開情報として示された招待データの一部を、読みやすく再構成
(参考:Times of India)
- フランス語枠で低CRSの回は、永住権狙い目のチャンス!
なぜ点数が変わる?「招待人数」と「枠の種類」の組み合わせ
CRSは、「候補者プールの人数」、「招待人数」、「招待の条件」で動きます。
フランス語能力枠のように条件が絞られると、同じ総合点でも順位が変わります。
つまり、英語一本の勝負より、条件に合う枠を増やしたほうが招待の機会が増えるという考え方がここで出てきます。
- 「総合点を上げる」だけでなく「入る枠を増やす」発想を持とう!
フランス語が有利になる人・ならない人
日本人で有利になりやすいのは、英語を日頃から勉強している人で、そこにフランス語の学習時間をプラスでできる人です。
逆に、仕事が不規則で学習時間が取りにくい人は、フランス語の伸びが遅くなる可能性があります。
無理な詰め込みは体調や仕事に影響しやすいので、フランス語の学習時間を実際の生活に合わせることが大切です。
- 1週間に確保できる学習時間を先に決めて、現実的な到達ラインを設定しよう

ケベック州に住む予定がなくても、フランス語枠は利用できますか?

カナダ政府はケベック州以外でのフランス語話者を増やす方針を示しているので、ケベック州に住む予定がなくても関係なく活用できます!住む州は別に考えて大丈夫ですよ!
知らないと損!英語+仏語で「最大50点」上がる可能性!

フランス語は「フランス語枠」だけでなく、英語との組み合わせによる追加点として評価されることがあります。
CLBって何?永住権の語学基準
CLB(Canadian Language Benchmark/カナダ言語基準)は、言語能力をレベルで示す指標です。
英語はIELTS(International English Language Testing System/英語試験)などをCLB換算して扱い、フランス語も同様に換算して評価します。
スコアの数字そのものより、CLB換算で「どの段階か」が重要になります。
- 自分の英語スコアをCLB換算して、まずは今のレベルを確認しよう!
最大50点の差で招待ラインが変わる!
英語がCLB9、フランス語がCLB7を満たすと追加点が最大50点になる可能性が高まります。
50点は、招待基準付近にいる人ほど影響が大きくなります。
CRSの点数が上がると、同じ職歴・学歴でも招待されるまでの期間が短くなると考えられます。そのため、英語とフランス語を両方使える二刀流戦略が注目されています。
- 英語CLB9を目標にしつつ、フランス語CLB7の到達計画も組み込もう
TEF/TCFはどれ?Express Entryで使えるフランス語試験
フランス語の試験は、TEF Canada(フランス語能力試験)とTCF Canada(フランス語能力試験)があります。
テスト結果は、Express Entryのプロフィール作成と永住権申請時点で「2年未満」である必要があるとされています。
有効期限が切れると、申請に使えないので、受験日には注意が必要です。
(参考:IRCC:Language test results - Express Entry)
- 「有効期限2年」を意識して、受験日は逆算で決めよう!
もしあなたがこのタイプなら?二刀流のシミュレーション!
英語スコアが伸び悩み、CRSが招待基準に届かない場合は、フランス語の追加点を狙う方法もあります。
たとえば、英語がすでにCLB9相当で、あと少しで届く場合は、英語の再受験とフランス語学習を並行するのが現実的です。
「英語だけ」か「仏語だけ」ではなく、同時に少しずつ上げるのが基準点に近づく一歩となります。
- 英語再受験とフランス語学習を同時に始めよう!

英語の勉強だけでも大変なのにフランス語の勉強となるとさらに大変です…

そうですよね。でも英語ができるなら、単語や文の仕組みは共通点も多いからゼロではないですよ。英語を土台にして、まずは無理のないペースで少しずつ始めてみましょう!
2026年追い風!5,000枠増設!

2026年に向けて、フランス語話者を増やす方針が政府より発表されました。
さらに、州・準州が活用できる形で、フランス語話者向けの追加枠が設定されると示されています。
8.5%目標を突破!フランス語優遇は続く?
IRCC(Immigration, Refugees and Citizenship Canada/カナダ移民・難民・市民権省)は、2025年のケベック州以外のフランス語話者の受け入れについて、目標8.5%に対して8.9%(29,500人超)になったとする速報値を明らかにしました。
また、移民レベル計画に関連する案内では、ケベック州以外のフランス語話者の目標として、2026年9%、2027年9.5%、2028年10.5%、2029年に12%を目指すことが示されています。
そのため、フランス語話者を増やす計画が今後も継続する可能性が高まっています。
ケベック州以外:仏語話者の受入推移
| 年 | 指標 | 割合 | 補足 |
|---|---|---|---|
| 2025年 | 目標 | 8.5% | |
| 2025年 | 実績(速報) | 8.9% | 29,500人超 |
| 2026年 | 目標(想定) | 9% | 30,267人 |
| 2027年 | 目標(想定) | 9.5% | 31,825人 |
| 2028年 | 目標(想定) | 10.5% | 35,175人 |
| 2029年 | 目標(方針) | 12% | (人数は分母次第) |
(参考:IRCC:Canada exceeded its Francophone immigration target for 2025)
(参考:IRCC:Canada's immigration levels)
(参考:IRCC:Supplementary Information for the 2026-2028 Immigration Levels Plan)
- 今年もフランス語話者の受け入れが進む可能性あり!
注目の5,000枠!州・準州が活用できる追加の選考枠
2026年から、州・準州がフランス語話者の受け入れに活用できるよう、5,000の追加枠が設けられると報じられています。
この動きは、フランス語話者をケベック州以外でも増やす方針とマッチしています。
州の人手不足と結びつけば、永住権ルートの選択肢が広がることが見込まれます。
(参考:CIC News:Canada adds 5,000 PR selection spaces)
- 「州を選ぶ基準」にフランス語の需要を加えて検討しよう!
日本人にどう影響?都市・仕事選びのリアル
フランス語の需要が高い地域や職種では、求人の条件に「French required(フランス語必須)」や「bilingual(英仏二言語)」が入ることがあります。
フランス語を使う求人を探す場合は、家賃や通学時間だけでなく、職場で求められる語学力も見たほうが失敗が減ります。
言語条件を見落とすと、内定後に配属や担当が変わる可能性もあるので、応募時点で確認が必要です。
- 求人票に「bilingual」表記があるかを応募前に確認しよう!

5,000枠の話は、留学生やワーホリでも関係がありますか?

はい、地域側がフランス語人材を受け入れやすくなるからです!今の滞在計画に「フランス語の計画」も足していきましょう!
「カナダ経験」が武器になる!CECとPNPも同時に見る!

フランス語の取得が難しい人でも、カナダ国内の就労経験があれば別の強みを作れます。
ここではCECとPNPを、実際の生活に当てはめて考えていきます。
CECとは?
CEC(Canadian Experience Class/カナダ就労経験クラス)は、すでに働いている人を評価する枠のことで、過去3年のうちにカナダで1年以上の就労経験がある人が対象になり得ます。
職種はTEER(Training, Education, Experience and Responsibilities/職務分類コード)の0〜3が対象です。
留学生の卒業後の就労で積んだ経験が、条件に合えば強みになります。
- 自分の職種のTEERを確認して、対象かどうか先に確かめよう
データで見るCEC!基準点が下がった回はある?
CECの招待では、2026年1月21日にCRSが509点の回があります。
同じ期間でCRSが534点の回もあり、上下があるので、点数が少し下がる回があっても、安心し過ぎないほうが安全です。
(参考:Times of India)
- CEC狙いでも語学力スコアの更新は止めないようにする!
PNPとは?
PNP(Provincial Nominee Program/州推薦制度)は、州が必要とする人材を選び、推薦を通じて永住権へ近づくルートです。
同じ職種でも、州によって不足している仕事が違うため、求められる条件が変わります。
フランス語と州の需要が重なると、選ばれる方向に寄りやすい傾向があります。
- 住む州を決める前に、その州のPNPの対象職種を見ておこう!
日本人向け「3つのパターン」!あなたはどれ?
カナダ永住を目指す日本人に多い進み方を、代表的な3つのタイプに分けて整理します。
- パターンA:卒業後にフルタイム就労を開始し、CEC条件を満たすまで働きながら英語を上げるケース
- パターンB:英語の伸びが鈍い時期にフランス語を足し、追加点やフランス語枠を狙うケース
- パターンC:州の不足職種に合わせてPNPを狙い、居住地を先に決めるケース
- 自分のパターンをA〜Cから選び、必要書類の順番を決めよう
今日からできるチェックリスト!
まずは語学スコアの有効期限が2年間であることを踏まえ、試験日と申請予定日をセットで整理しておきます。
次に、働き始めたらすぐに、雇用主レターなどの職歴証明を将来必要になる前提で準備しておきましょう。
あとで頼みにくくなる書類ほど、早めにお願いしておくほうが、トラブルを防ぎやすくなります。
●永住権を目指すときに確認・準備しておくべき基本チェック項目
- 言語:英語はCLBに換算して何点相当かを確認し、フランス語はTEF/TCFが対象試験かをチェックする
- 職歴:職務内容、勤務時間、雇用形態を、書類で一貫して説明できるようにしておく
- 期限:就労許可や学籍の期限を一覧にして、切れ目が出ないよう管理する
- 地域:州の対象職種と、求人の言語条件をあわせて確認する
(参考:IRCC:Language test results - Express Entry)
- 「期限・語学・職歴」をまとめて整理して、何から動くか決めよう。

フランス語はハードルが高いと思ってたけど、CECやPNPと組み合わせる考え方もあるんですね。

そうです!自分の強みを軸にして、移民コンサルタントとしっかりと相談することで確率があがりますよ!
【2026年版】カナダの永住権狙いは英語と仏語で“二刀流”!のまとめ

2026年に向けて、フランス語を評価する枠の招待データが示され、CRSが400前後まで下がった回も確認できます。
さらに政府発表として、ケベック州以外のフランス語話者の受け入れ目標を、2026年9%、2027年9.5%、2028年10.5%へ高める方針が示されています。
だからこそ「英語だけ」ではなく「英語+仏語」で枠を増やす考え方が、2026年の現実的な勝ち筋になり得ます。
もし迷うなら、今日やることは1つです。
ビザ期限と語学試験の有効期限を同じ表に置き、二刀流にするか、CEC/PNPに寄せるかを決めて行動に移すことです。
決めた瞬間から、勉強の配分も、求人の見方も、住む場所の選び方も変わります。