ニュージーランド留学の奨学金が違法?高校留学の落とし穴

留学先として人気の高いニュージーランド(以下、NZ)で、これから高校留学やスポーツ留学を目指す日本人にとって見過ごせない報道が出ました。
2026年2月12日、NZの国営放送Radio New Zealand(RNZ)は、オークランドにある2つの公立高校が、留学生に対して学校側が費用を負担する形になっていたとして、監査当局の報告で法令違反の指摘を受けたと報じました。
(参考記事:RNZ Schools accused of giving illegal scholarships to foreign students 2026年2月12日掲載)
名門公立校で指摘された「費用負担」の実態!

今回、監査当局の報告で法令違反として指摘されたのは、オークランドにあるウェストレイク・ボーイズ・ハイスクール(Westlake Boys' High School)とハウィック・カレッジ(Howick College)という2つの学校です。
どちらもスポーツ強豪校として知られていますが、RNZの報道によると、問題となったのは、学校のトップレベルのスポーツに関わる留学生の費用の扱いでした。
これらの学校は留学生の授業料やホームステイ費用などのコストを、学校側が負担する形になっていたとされています。
- 名門公立校2校で、留学生費用を学校が負担していたことが監査で指摘された!
なぜ「学費免除」が法律違反になり得るのか?
日本では「スポーツ特待生で学費免除」というのはよくある話ですが、NZの公立校ではルールが異なります。
NZの法律「Education and Training Act 2020」では、公立学校が留学生を受け入れる際、学費に加えて施設費用に関するコストなども含め、実費相当額を少なくとも徴収することが法律上定められています。
つまり、NZの公立校は税金で運営されている以上、留学生の費用を学校の運営費から補って安くしたり無料にしたりすることは、監査上、法令違反として指摘され得ます。
留学生側も「誰がどの費目を負担するのか」を説明できる状態にしておく必要があります。
- NZの公立校では、留学生に実費相当以上を請求する法的義務がある!

日本とニュージーランドってこんなにもルールが違うんですか?

国によって何を重要視しているかが変わることも覚えておいてくださいね!
なぜ学校は踏み込んだ?スポーツ留学と現場の説明

では、なぜ学校側は留学生の費用を負担することになったのでしょうか?
ウェストレイク・ボーイズ・ハイスクールの校長は、RNZの取材に対し、「もともと予定されていたスポンサー契約が成立しなかったため、学校が費用を負担して生徒を支えた状況だった」と説明しています。
一方で、監査報告では法令違反として注記されており、「支援のつもり」でも学校資金で負担した形になれば、会計・監査上は違反として扱われる可能性があるとされています。
- 今回の件は法令違反の可能性がある!
監査側でも盲点?「気づきにくい論点」がある
さらに注目すべきなのは、元監査人が「多くの監査担当者は留学生に対する奨学金や費用負担の取り扱いが、法令上問題となり得る点を十分に意識していない可能性がある」と述べている点です。
つまり、留学生の奨学金やスポンサーの中には、法律に違反しているものがある。そして、それに「学校やスポンサー側が気づいていない可能性もあるのでは?」と指摘している点です。
- 学校側も奨学金がどこまでいくと違反になるか把握していない可能性!

学校も気づいていないことがあるかもしれないわけなんですね?

そうですね!なので奨学金を受けるときは私たちもチェックしておいたほうが良さそうですね!
「通常より安い提示」は要確認!留学生が守るべきポイント

これから留学する皆さんや保護者の方に、くれぐれもご注意いただきたい点があります。
それは、エージェントや学校関係者から「特別に学費を免除する」「割引でよい」と持ちかけられた場合、公立学校に進学予定ならいったん立ち止まって確認することです。
というのも、今回のニュースが大々的に報じられたことで、今後、奨学金について法律に沿っているかの見直しが行われる可能性があるためです。
ほとんどの奨学金は問題ないと思いますが、突然、「違法です!」と言われても留学生側は困るだけなので、少なくとも書類の整理・確認はしっかりして、記録を残すようにしてください。
- 「割引」や「免除」の話が出たら立ち止まってチェック!
安全な留学のためのチェックリスト
トラブルを避けるために、契約前に以下の点を確認しておいてください。
- 奨学金の内容はすべて記録を残しておく
- 説明は口約束ではなく、公式な文書やメールとして残しておく
- 奨学金を受け取った場合でも、何年かは記録を消さない・捨てない
もし「学校側で対応する」と言われた場合は、支払いの名目と手続きが明確かどうかまで確認してください。説明が曖昧なままだと、後から学校や関係先に確認が必要になる可能性があります。
- 「書面化」が自分を守る最重要ポイント!

「奨学金は対象になるだけで良い!」ではなくて、記録を残しておくことも大切なんですね!

「誰が自分を応援してくれたか覚えておく」ことにもつながりますからね!
ニュージーランド留学の奨学金が違法?高校留学の落とし穴まとめ

今回、NZの公立校では留学生の費用負担に関するルールがあり、奨学金が問題になる可能性が出ているという記事を紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?
留学生の皆様は、今後の影響拡大まで視野に入れながら、慎重に準備を進めていただければと思います。
また、今回の記事が役に立ったと思った方は、SNSでいいねやコメント等をお待ちしております。励みになりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。