学生ローンで破産?NZ大学で蔓延する「スポーツ賭博」とは!

ニュージーランドの大学キャンパスで、スマートフォンを使ったオンラインギャンブルが学生生活の隙間に入り込み、生活費や学業に影響する問題として報じられました。
現地メディアTVNZ(1News)は、大学生が日常的な広告に誘導されやすい状況や、支援団体が抱く懸念、そして政府による規制法案の動きを伝えていますが、どうやら留学生も他人事ではないようです。
(参考記事:TVNZ(1News) 2026年2月12日掲載)
「小遣い稼ぎ」から赤字へ!学生ローンに及ぶ前に止めたい

問題の一例として、オークランド大学で会計と金融を学ぶ19歳の学生のケースが紹介されています。
彼は当初、NBAやUFC(総合格闘技)の試合結果に賭けることで、週にNZ$50(約4,700円)ほどの「副収入」を得ていたと話しています。
- きっかけはNZ$50(約4,700円)!
負けを取り返す発想が危険サイン!
しかし、負けが続いたことで、彼は学生ローンからNZ$1000を引き出して取り返そうとしたと話しています。
NZ$1000(約94,180円)は、シェアハウスの家賃や生活費、教科書代などに充てられる規模の金額です。
また、その資金調達の方法を「同じく賭けをしている友人」から提案されたとも述べています。
- 学生ローンをギャンブルに使ってしまった!
SNS削除まで追い込まれる前に!
彼は最終的に賭博アプリを削除し、広告がしつこいこともあって「SNSアカウントの多くを削除した」と話していますが、情報収集が重要な留学生・ワーホリにとって、SNSを完全に断つのは現実的でない場合もあります。
そこで、留学生・ワーホリの皆様で、もしギャンブルなどやめられずに困っているならば、以下も参考にしてみてください。
- 広告のパーソナライズ(追跡)停止
- ギャンブル関連広告の非表示設定
- アプリ通知のオフ
- 決済手段(クレカ情報など)を登録しない・外す
- SNSは残しつつ「広告と通知」を止めるのがポイント!

そんなに大きな問題になっているんですか?

学生にとって気軽に始められる…という点も影響が大きいようなんです!
大学で「普通の遊び」に見えるのが危ない?

次に、オンラインギャンブルが「学生文化」の一部のように見えやすく、生活に自然に入り込む点も問題視とされています。
学生団体関係者によると、授業の合間や講義中にアプリを確認する姿が見られることや、家賃や1週間分の生活手当を賭けてしまったという相談があったとも語られています。
- 仕送りの入った銀行にアクセスできる留学生は危ない可能性!
登録特典NZ$100は「軽く見えない金額」
特に注意点として、スポーツ動画を見ている最中に「今登録すればNZ$100分(約9,418円)賭けられる」といった広告が表示された例が挙げられています。
「娯楽」と「賭け」の境界が見えにくくなる導線があることで、つい始めてしまうケースもあるようです。
- スポーツ視聴をしながらギャンブルができてしまう!
「みんなやってる」空気に流される
他にも、現地でできた友人が賭けを楽しんでいると、断りにくさが増すことがあります。
ここで有効なのは、誘われる前に自分のルールを形にしておくことです。
例えば「自分は見る専門だから賭けはしない」と事前に決めておくと、誘いが来た時も迷いにくくなります。
- 自分ルールを先に宣言するのが大切!

でも、ニュージーランドまでやってきて、周りがやってたら1回だけってなりませんか?

事前に、日本の家族や友達、それに恋人と、留学にいっても「絶対にこれはしない!」というリストを作っておくと安心ですね!
「NO」という理由があるかないか?で、結果が大きく変わることもあります!
留学生・新規移住者は要注意!「到着後2〜5年」が高リスク

支援団体Asian Family Servicesは、新しくニュージーランドに来た人は孤立しやすく、手元資金があることがリスクになり得るとしています。
特に到着後2〜5年は、現地でのつながりがまだ強くない場合にリスクが高まる可能性があり、「孤独」と「手元資金」の組み合わせがリスクを高めるといいます。
(参考:Asian Family Services(Gambling Harm))
- 到着直後ほど「つながり」と「お金を守る」こと!
「無害な遊び」と見える説明に注意!
また、マオリの公衆衛生組織Hāpai Te Hauoraの担当者は、多くの若者がスポーツベッティングを「ギャンブル」と認識していない場合があるとも指摘しています。
「現地の話題についていきたい」といった気持ちも分かりますが、距離感を誤らないことも忘れないでください。
- 「これはギャンブルか」を言葉で確認することも!
困ったら早めに相談する!
加えて、ニュージーランドの保健当局は、人生のどこかで自分や他人のギャンブルによる害の影響を受ける人がいると説明しています。
つまり、これは特定の人だけの問題に限らないため、困った時に相談できる連絡先を事前に保存しておくことも忘れないでください。
(参考:ニュージーランド保健省:Gambling harm)
- ニュージーランドにも相談できる窓口がある!

でも、生活費も入ってるし「ちょっとなら?」ってなっちゃいませんか?

そんな時は、何のためにニュージーランドに来たのか?思い出してみてください!
政府は免許制へ?「規制」と「自己責任」が同時に語られる現実

この状況に対し、連立政権は「オンラインカジノ規制法案(Online Casino Gambling Bill)」を導入したと報じられています。
具体的には、ライセンスを持たない事業者(海外拠点を含む)がニュージーランド国内で運営や広告を行うことを禁止し、発行するライセンス数も15に制限する案が示されています。
デビッド・シーモア副首相は、大学生が公的資金に関連する形で学んでいることに触れ、規制と同時に「個人の責任(Personal responsibility)」も重要だと述べたとされています。
一方で野党や支援団体からは、被害軽減策が十分ではないとの批判も出ているとのことですが、まずは自分の支払いを守る工夫を先に進めることが現実的となりそうです。
- 制度を待たずに「家賃と学費を守る」設計が大切!
家賃・学費を守るための3点セット
最後に、今日からできる具体的な実務チェックリストをまとめました。
①通知と広告の遮断、②決済手段の遮断、③相談先の保存の順に進めれば、ギャンブルへの接触頻度を減らしやすくなります。
| やること | 目的 | |
|---|---|---|
| 広告 | 通知オフ、賭博広告の非表示、追跡制限 | 誘導の回数を減らす |
| お金 | 決済登録を外す、上限設定、固定費口座を分ける | 生活費への波及を止める |
| 相談 | 支援団体の連絡先を保存、必要なら予約 | 早期対応の導線を作る |
※ 「困ってから探す」を避けるため、連絡先は先に保存しておきます。
Problem Gambling Foundation(PGF)は無料カウンセリングを案内しており、支援につながれる窓口として紹介されています。
(参考:Problem Gambling Foundation(PGF))
- 通知・決済・相談先の3点セットがポイント!

でも、オンラインってことは、ニュージーランドの留学生だけの問題じゃないですよね?

本当にその通りだと思います!
どこの国に留学やワーホリをするときも、「同じ」と考えておくとよいかもしれません!
学生ローンで破産?NZ大学で蔓延する「スポーツ賭博」とは!の深い闇のまとめ

今回は、ニュージーランドのオンラインカジノに関する問題について取り上げましたが、いかがでしたでしょうか。
特にニュージーランドは、日本人の高校生も多く留学に訪れる国であり、高校生・大学生・ワーキングホリデーの方も多く滞在する国です。
そのため、留学やワーホリを予定している場合は、事前に紹介した「これだけは絶対にしない」という約束を、家族や友達、恋人など身近な人と一緒に決めておくことをおすすめします。
また、この記事が役に立ったと感じた方は、注意喚起の意味も込めてSNSでいいねやコメントをいただけると嬉しいです。励みになりますので、どうぞよろしくお願いいたします。