小学生の留学費用は高い?節約のための基礎知識!
十数年前までは、留学と言えば大学生のためのものでしたが、それが数年前には高校生の留学が主軸となり、近年では小中学生の留学がブームとなっています。
そうした中で、お父様お母様からは「子供を留学に出したいんですが留学費用が高いのはなぜですか?」と言うご相談が相次いでいます。
そこでここでは、是非、皆様に知っておいていただきたい『小学生の留学費用に関する基礎知識』と『留学費用を節約する方法』についてご紹介させていただきたいと思います。
安い留学や節約留学にご興味を持っていらっしゃる方には、必須の情報となりますので、参考にしていただければと思います。
小学生の留学費用が高い理由とは!?
まず初めにここにいらっしゃるお父様お母様に知っておいていただきたい点として、『小学生の留学費用は高い』と言う点です。
お父様お母様にとっては、遊園地などにも大人料金と子供料金があるように「子供料金であれば大人の半額になるんじゃないの?」という風に考えられる方がいらっしゃいます。
しかし、世の中はそんなに甘くはありません。
「それは何故か?」と言うと、海外留学をサポートする側には、必ずと言っていいほど責任がついて回るわけですが、小学生留学の場合その責務が非常に大きくなってしまいます。
それだけでも充分に留学費用が高くなる要因となるわけですが、さらにモンスターペアレント(モンスタークレーマー)問題で、ここ数年、小学生の留学費用は跳ね上がっています。
実は、留学費用が上がるだけならば良いのですが、現実はそれだけではなく、留学の手配は得意ですが、サポートを得意としない大手留学業者はクレームに堪え兼ねて、次々と小学生の留学から撤退していっています。
そのため、そもそも小学生の留学を受け入れる機関自体が圧倒的に少なく、高校生留学と比較すると5分の1程度になってしまうとお考え下さい。
大手留学会社のように高額な留学費用を設定していても「儲けがでない!」と言って小学生留学から次々と撤退しているわけですから、そりゃあ留学費用が高くなってくるのも、うなづきけますよね?
留学の学費は節約できますか?
次に小学生留学を考えていらっしゃる皆様から「私の息子の留学費用ですが学費を安くすることができますでしょうか?」と言うご相談をお受けすることがあります。
相談件数としてはそこまで多くは無いのですが、お父様お母様に知っておいていただきたいのは『留学』と言うものである以上は旅行ではないため、『学費を節約する』と言う事はあまり考えない方が良いです。
また「フィリピン留学ならば学費を節約することができますよね?」と言うご相談も最近多いのですが、実は、学費については世界中何処の国であったとしても、ほぼほぼ変わらないとお考え下さい。
「物価が何倍も違うイギリスとフィリピンで同じ学費なんですか?」と思われる方もいらっしゃいますが「学費はほぼ同じ」です!と言うのも、留学費用には相場と言うものがあり、世界中どこの国であったとしても外国人留学生向けの学費が設定してあるためです。
そのため、どんなにあがいても学費は世界中ほぼ一律になっているとお考えいただければと思います。
留学会社によっては「○○は物価が安いから学費も安いよ!」と言うところもありますが、残念ながら実際にはそんな事は全くないのでご注意ください。
驚くかもしれませんが、安い留学で有名なフィリピンよりアメリカのニューヨークの学費のが安いときもあるのでビックリですよねw
世界の語学学校の学費と年収
※ グラフをクリックすると詳細が絞り込めます
グラフの操作方法
まずは、上のグラフでは世界の平均的な学費をグラフに表示しています。平均年収(ピンク色)をクリックしてみてください。
そうすると、世界の平均年収が表示されますので比較して頂けると、世界の学費(語学学校)は年収と比べてみると凄い変な金額になっていることが分かると思いますが、これが『外国人留学生向けの学費』だとお考え下さい。(当然のことながらフィリピン人がフィリピンの学校に通うと格安になります)
日本 | アメリカ | カナダ | イギリス | オーストラリア | フィリピン | |
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学費 | - | 約10~13万円 | 約9~12万円 | 約11~14万円 | 約10~12万円 | 約8~10万円 |
平均年収 | 445万円 | 691万円 | 586万円 | 490万円 | 584万円 | 48万円 |
※ 2019年の平均為替レート109.56を採用。
(OECD経済協力開発機構:2019年度調べ)
国による費用差は生活費?飛行機代!?
学費に関して国によって、あまり大きな差がないことについて知っていただけたところで、続いては「国による留学費用の差はどこで生まれるのか?」と言うお話をさせていただきたいと思います。
国によって生活費が違う?
留学の費用の差についてのお話をすると、お察しの良い方はすでに「生活費が違うんでしょ?」とお考えになっていらっしゃると思いますが、その通りです。
例えば、イギリスのロンドンやアメリカのニューヨークと言った場所のレストランと、発展途上国となる国々のレストランで同じような食事をとった場合、料金が同じだったらぼったくりですよね?w
また日本もそうですが、東京の一等地でワンルームをレンタルする場合と、都心を離れた田舎でお家を借りるのとでは家賃が同じであるはずもありません。
そのため、生活費や滞在費はどうしてもアメリカやイギリスといった先進国の国々では高くなるとお考え下さい。
しかし、例外としては途上国の中には安全を管理するために、常駐の警備員等が入るようなホテル滞在が必要になる地域もありますが、こうした地域は発展途上国でもあったとしても滞在費用は自ずと高くなるとお考え下さい。
正し、小学生の1ヵ月程度の短期留学の場合には、生活費に大差が出ないためあまり意識する必要がないとお考え下さい。
国によって航空券代が違う?
さて、ここにいらっしゃるお父様お母様、全員に知っておいていただきたい、ポイントとして『小学生の航空券代は高い!』と『国によって航空券代が大きく違う!』という2点について覚えておいていただければと思います。
特に、小学生の留学を大手留学企業にお申し込みになられる方は多いのですが、その際、航空券も留学費用に含まれてしまっていることが多く、留学費用の中身が見えづらくなってしまうことも珍しくありません。
しかしながら航空券は、当然のことながら遠くに行けば行くほど値段は高くなり、例えば夏休みや春休みといった長期休み(繁忙期)を外せば外すほど安くなります。
そのため小学生の留学の場合、航空券の節約に対応できるだけで、留学費用を大幅にカットすることができます。
航空券にも子供料金がある?
また一般的にはあまり知られていませんが、実は、航空券についても遊園地や電車のように子供料金が用意されており大人料金の6割程度での利用が可能だったりいたします。
しかし、一般的な留学や旅行会社の添乗員付きの旅行や海外留学に出かけるなどして子供だけで飛行機を利用する場合には、子供料金が適用されないのでご注意ください。
ちょっと難しい内容になっていますが、以下では航空券についての節約方法などをご紹介しています!小学生の留学では安全のため『直行便』を手配することになりますが、ココア留学では万全のサポートを体制を整え、コスパの良いチケットをご案内しております。
留学スケジュールで留学費用を節約する!!
さてここでいらっしゃる皆様は、航空券の節約をすれば留学費用全体の節約につながると言う事について気づいていただけたかと思います。
しかしながら、海外留学は旅行ではないため、単に『航空券と滞在先を抑えて渡航すれば良い』というものでは無く、全ての留学は、カリキュラムを設定し、さらに留学目標や帰国後のスケジューリングなど、決定しなくてはいけない事は山のようにあります。
そこで以下に、小学生の留学の理想となる留学準備スケジュールを作ってみましたので、留学費用の節約のためにご覧ください。
節約留学を可能にする留学スケジュール!
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- Step.1 留学相談をスタートさせる【留学6~8ヵ月前】
- 留学相談のスタートさせて、留学に関してある程度のプランニングを考えていきます
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- Step.2 留学計画を立てる【留学6~7ヵ月前】
- 『留学全体の計画』や『親子留学にするなどプラン設計』を行います
親子留学の費用は?効果は?将来性は?全て答えます
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- Step.3 学校の申し込みを行う【留学5~6ヵ月前】
- 学校に願書・入学申し込みを行い入学証明を受ける
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- Step.4 航空券の手配します【留学5~6ヵ月前】
- 学校申し込み完了し登録完了後に直ぐに予約します
(※ 春休みや夏休みであったとしても、このタイミングなら安価なチケットを探せます!)
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- Step.5 ビザ手配をスタートさせる【留学5~6ヵ月前】
- 小学生留学のほとんどは観光ビザなのでスムーズです
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- Step.6 荷物をパッキングして出発!
- 荷物の最終チェックをして留学に出発します!
留学に必要・便利な持ち物リスト【2024年版】【印刷可】
小学生の留学費用は高い?節約のための基礎知識!まとめ
さて、小学生の留学費用についていろいろなお話をさせていただきましたが、『まさか航空券の節約が留学費用の節約に直結している』と言う事を知っていた方はいらっしゃらないと思います。
実は、小学生の留学費用を考える場合、そのほとんどの場合が1ヵ月以内の短期留学になるため、航空券代が留学費用全体の約40~50%を占めるものになります。
そのため航空券代を安く手配することさえできれば、留学費用全体の10~20%をカットすることにつながると言う訳です。
しかしながら、大手留学会社の小学生留学の場合、そのほとんどが航空券込みのパッケージ料金となってしまっているため、航空券費用の節約は100%できません。
また、航空券は約4~6ヵ月前までに手配すると、かなりの節約になりますので、例えば夏休みの留学をお考えの場合には、1~3月ごろまでにご相談を始めることを強く推奨させていただきます。
また、ココア留学では当然のことですが『小学生用の格安航空券』等のご相談にもお乗りしておりますので、もしご希望等がありましたらお気軽にご相談いただけましたら幸いです。