留学の外貨両替は安く無駄な手数料を無くす
留学生やワーキングホリデー参加者だけで無く、海外旅行者にもあまり知られていない事ですが、安い留学・ワーキングホリデーを実現するためには『外貨両替手数料』について、簡単な知識を持つ事は必要不可欠です。
「お金の話になるので難しいから嫌だ!」と思われる方もいらっしゃると思いますが、少し自分で行動しただけで「10万円以上の留学費の節約になる」としたらどうしますか?
留学される生徒さんの中には「そんなの気にしない」と言う方もいらっしゃるかも知れませんが、留学されるお子さんをお持ちの留学費用の出資者である“お父さん・お母さん”それに、“お爺さん・お婆さん”は無視するわけにはいきませんよね?
そこでここでは、そんな節約留学を目指す方々のために、最新で最安の外貨両替方法と「一体どれくらいの留学費用の節約になるの?」と言う疑問にご回答するつもりで外貨両替についてご紹介してみたいと思います。
外貨両替にはこんなに両替手数料がかかる
海外留学やワーキングホリデーをされる方は、必ず日本円を渡航先の通貨である外国通貨(外貨)へと両替する事になる訳ですが、その「両替は何処で行いますか?銀行ですか?それとも両替所ですか?」
こう言う質問をされると、その多くの方は、「銀行である程度のお金は両替して留学先へと持っていこうと思っている!」と、お答えになられるのではないでしょうか?
次に、「いくら両替して渡航先へと持って行く予定ですか?」とご質問をすると、多くの方は「少なくても10万円かな?たぶん、どうせ留学中に現金が必要になるから20~30万円くらいは両替しておくかも?」とお答えになられます。
そして最後に「両替には幾ら手数料が掛かるか知っていますか?」と質問をすると、口を揃えて「知らない」もしくは「金額によると思うけど、2,000~4,000円くらい?」と言うご回答をされます。
さて、そんな手数料で外貨への両替は本当に可能でしょうか?答えは“NO”です。
例えば、オーストラリアに留学に行かれる事を仮定して、3,000オーストラリアドル(為替レートにも寄りますが、1ドル90円なら27万円分)の両替を銀行で行った場合、その手数料は驚く事に「約3万円」です。
正直、「おいおい、いくら手数料を取るって言っても、これは取り過ぎじゃない?」と思われる方がほとんどでは無いでしょうか?
しかし、これが現実の外貨両替に掛かる手数料で、多くの留学生達が見落としている大きな費用になります。
以下の三井住友銀行の提携両替機関であるトラベレックス外貨両替店で外貨両替を行った場合の両替手数料一覧表を作成してみましたのでご覧ください。
アメリカ ドル |
カナダ ドル |
ヨーロッパ ユーロ |
イギリス ポンド |
オーストラリア ドル |
ニュージーランド ドル |
|
---|---|---|---|---|---|---|
両替通貨 | 3,000ドル | 3,000ドル | 3,000ユーロ | 3,000ポンド | 3,000ドル | 3,000ドル |
トラベレックス 為替手数料 |
4円 | 10.3円 | 6.3円 | 14.6円 | 10.6円 | 10円 |
両替手数料 | 12,000円 | 30,900円 | 18,900円 | 43,800円 | 31,800円 | 30,000円 |
「3,000通貨でこれなら、実際に1年で使う留学費用200万円や300万円を両替したら・・・。一体手数料はどうなってしまうんだよ?」と驚きになった方がほとんどでは無いでしょう?(気になった方は10倍の掛け算をしてみてください。思わず涙が出ます・・。)
しかしながら、どうぞ安心してください。ココアはここからが本番です。
実際の留学時には、さすがにこのように10倍の掛け算をした手数料を支払う必要は無く(中にはやってしまう方もいるので注意)、もっと節約する方法がありますのでこれからご紹介してみたいと思います。
- 外貨の両替手数料は決して安くはない!
- 最近では銀行は外部業者に両替を委託している
確かに普通に両替してしまったら手数料は凄いことになってしまいそうですね!
こちらでご紹介したのは現金に関する両替についてなのですが、現金はどうしても両替手数料が高いので覚えておいてくださいね!
留学前が勝負!!外貨両替の超節約術!!
実は、近年に入りインターネットが世界的に普及した事を引き金にして、外貨両替のシステムは大きく変化しています。
例えば、留学に出かける際には必ず『飛行機のチケット』の手配をする必要が有りますが、皆様はどのようにして飛行機のチケットを手配する予定ですか?
多くの方は、「インターネットを使って安い航空券を探し出し、その会社からチケットを格安で購入する予定です」とお答えになられるでしょう。
留学・ワーキングホリデーで得する安い航空券の活用術
そこでもう1つ質問させて頂きます。
皆様は航空券を“インターネットを使って購入する”と言われましたが、ではなぜ、空港や旅行代理店などの受付窓口を使って飛行機チケットの手配をしないのですか?
答えは簡単ですね。そうです。断然インターネットで購入した方が安いからですね。
しかし、この航空券と同じように『インターネットを使って自分で注文を出す事で外貨両替が安くなる』と言う事について、多くの方は御存知ではないでしょう。
これが『最新の外貨両替方法』です。
最新の外貨両替では証券会社を使う?
それでは、勿体振らずにココア留学が安い留学・ワーキングホリデーのための最新の外貨両替方法についてご紹介してみたいと思います。
最新の外貨両替方法とは、「証券会社の外貨両替システムを利用し自ら外貨両替をする事で、外貨両替の手数料(費用)を一気に安くする!」と言うものです。
「証券会社?」「自ら外貨両替?」と、聞き慣れない言葉が突然飛び出してきて、不安に思われた方もいらっしゃると思いますが、この外貨両替は、日本の東証一部上場会社であるマネーパートナーズが行っている外貨両替サービスで、現在では非常に多くの方々に利用されるようになってきています。
その理由として、手数料が怖いほど安くなるためです。
アメリカ ドル |
カナダ ドル |
ヨーロッパ ユーロ |
イギリス ポンド |
オーストラリア ドル |
ニュージーランド ドル |
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---|---|---|---|---|---|---|
両替通貨 | 3,000ドル | 3,000ドル | 3,000ユーロ | 3,000ポンド | 3,000ドル | 3,000ドル |
銀行系での 両替手数料 |
12,000円 | 30,900円 | 18,900円 | 43,800円 | 31,800円 | 30,000円 |
マネー パートナーズ |
約1,100円 | 約4,100円 | 約1,100円 | 約1,100円 | 約4,100円 | 約4,100円 |
※ カナダ・オーストラリア・ニュージーランドドルなど銀行引き出しが必要で、上の一覧表では『みずほ銀行』を利用した例です。
特にアメリカ、ヨーロッパ、イギリスに留学やワーキングホリデーで出かけられる方ならば、両替手数料は驚きの1,100円となってしまうので、外貨の海外からの調達リスクを考えた銀行や両替所では、正直なところ、これは一切太刀打ちできない安さとなっています。
特に、留学先では『ホームステイ延長の支払い』や『ホームステイ後のシェアハウスの支払い』などでは、現金払いとなる事がほとんどで、学校の授業料についても「クレジットカードは手数料が発生するのでキャッシュだとお得だよ!」というケースがほとんどなので、こうした安価な両替を上手に使っておきたいのが本音です。
このマネーパートナーズによる外貨両替については、以下のサイトで登録から両替方法まで詳しく紹介されているので参考にして頂ければと思います。
- パソコンが得意な方ならFX業者を使った外貨両替がかなりお得!
- 留学時はどうしても現金が必要になるときがあることを覚えておく
留学に現金として両替するのは10万円くらいで良いですか?
両替するのは10万円もあれば十分です!
残りの生活費などの必要なお金は海外送金をされる形になります!
支払いはクレジットカードが基本
さて、外貨両替で手数料を安く両替できたとして、まだまだココア留学では安さを追求させて頂きます。
こちらには「必要に応じて留学先で現金を引き出せば良いかな?」と考えておられる方もいらっしゃるかと思いますが、正直、この考え方を持っておられる方が、最も高い手数料を支払う可能性が高い方になるのでご注意ください。
貯金もそうですが、お金については計画性があるのと無いのとでは結果に大きな差が出てきてしまいます。
国際キャッシュカードについて知る
「国際カードがあるから現金はいつでも引き出せる」と言う方がその代表です。
『国際カード(国際キャッシュカード)』は、新生銀行・ソニーバンクなどが代表して発行している、日本円で預けた預金を海外で外貨両替して引き出す事ができる非常に便利なカードです。
つまりは、海外のATMを使って現金を現地通貨で引き出す事が可能な訳ですが、残念な事に、その『両替手数料が高い』と言う弱点を持っています。
国際キャッシュカードで外貨両替をすると、例えば10万円の両替の場合に「約3,000~4,000円 + ATM使用料(200円~600円)(為替レート・通貨により誤差が有ります)」が必要になります。
正直なところ、このまま両替していったら「1年留学したら一体いくら手数料を支払う必要になるのだろう?」と不安になってしまいますよね・・。
ただし、留学時の旅行や帰国時に他国を経由して帰る場合には、大変重宝しますので、旅行がお好きな方は以下の国際キャッシュカードを事前に作って留学に出られることを推奨いたします。
そこで、買い物や学校の授業料支払にはクレジットカードを使用して頂きたいと思います。
海外でクレジットカードを利用した時の手数料
さて、先ほどと同じように10万円をベースにして紹介してみたいと思いますが、クレジットカードで10万円分の支払いを行った場合、手数料は「約2,200円ほど(為替レート・通貨により誤差が有ります)」で抑える事ができます。
これは、「現金を引き出さない」事を条件にしているためできる、クレジットカードならではの格安手数料になっているとお考え下さい。
海外でのお買い物には、クレジットカードは欠かせない物だと認識して頂ければと思います。
ただし、ここで注意すべき点として、「間違ってもクレジットカードを使って海外のATMでの外貨引き出しを行わない事」です。
実は、クレジットカードを海外のATMに差し込み外貨引き出しを行う事は可能なのですが、クレジットカードを使ったATMからの現金引き出しは『借金』です。
短期の海外旅行などでは、帰国後直ぐにクレジットカード会社へと借金を返すから安く外貨調達ができる事も有りますが、実際、留学でこれをやってしまうと、その利息は『18%(年利)』となっているため、留学から帰国して明細を見た時には泡を吹いて倒れてしまいますよね。
とりあえずは、10~15万円程度の外貨を外貨両替をして持ち出し、買い物や飲食代はクレジットカードをメインとして使用し、どうしても現金支払いが必要な場合には持ち出した外貨から使う。
ただし、10~15万円程度ではやはり足りない事もあるため、その時の為に『国際キャッシュカード』を持参したり、外貨預金口座を作成しマネーパートナーズや外貨ex byGMOを使用し両替した上で海外送金を行ったりするのが得策となります。
海外送金に利用される場合には外貨ex byGMOがマネーパートナーズよりも安いです。
⇒ 外貨ex byGMOの安い外貨両替!!
これだけで、1年留学をしたならば手数料だけで軽く10万円ほど節約になってしまいます☆
- クレジットカードを使ってATMで現金を引き出す際は金利が高いので注意
- マネパカードなどの国際キャッシュカードなどは旅行にも使えて便利
クレジットカードを使った現金の引き出しは注意します!
クレジットカードのキャッシングは緊急事態など、万が一の時には重宝しますが、日ごろ利用するのは控えるようにしてくださいね!
その他の海外送金方法は?
最後に、その他の海外送金の方法についてご紹介させて頂きたいと思います。
その他の海外でのお金の引き出し方について、留学先で開設した銀行へ『資金移動業者』を使って海外送金を行う方法があります。
資金移動業者とは?
資金移動業者とは、銀行とは違って企業などにより運営されている海外送金を受けつけている業者のことで、100万円以下の海外送金であれば手数料を安価にして行うことができるのが最大の特徴です。
最近ではPayPalやWiseといったものが有名になっており、留学生の間で、例えば海外のオンライン英会話の学費支払い等に利用されるようになってきました。
資金移動業者を使う際に気を付けることは?
資金移動業者を利用される際に気を付けておきたいポイントとしては、詳しい内容は理解するために金融に関する知識が必要なので省略させて頂きますが、海外の業者さんとなることが多いので、万が一の企業倒産が起きた場合に日本の銀行とは対応が大きくことなってきます。
利用規約の方には倒産時の対応についての記載が御座いますので、その条件に対して完全にご納得された際にご利用されるようにしてください。
また、世界的な国際情勢や経済の悪化やコロナや天災など突然の天変地異などによって、企業の存続は大きく左右されることになるため、利用される際にはそうした背景も知っておくと、より安全な海外送金が出来るようになると思います。