海外留学

留学成功はコストパフォーマンスを重視する

留学成功はコストパフォーマンスを重視するのイメージ

「留学成功の秘訣は?」や「留学を成功させるにはどうすれば良いですか?」と言う質問を、留学希望者やその御両親から受ける度々受けるのですが、この返答に対して大変難しく躊躇するものがあります。

それは、「留学の成功」や「成功した留学」に対する定義付けが非常に難しいからです。

例えば、「Aさん」と「Bさん」と言う方が、同じ留学期間で同じ成果を収められたとして、「Aさん」は「留学は成功だった」と感じても、「Bさん」は「この留学は失敗だった」と感じる事があります。

正直なところ、留学が「成功だったのか?」それとも「失敗だったのか?」の答えが出るのは、留学後に何年も続く人生が決定する事で有り、「簡単に人生の一部分を切り取って判断する事はできない」と言うのがココアの考え方です。

しかし、それでは留学が成功したかどうかを判断する事はできませんし、ココアから「成功する留学の方法について何のアドバイスもできない」と言う事になってしまます。

そこで、ココアオリジナル物差しである「お金・費用」に注目して、留学の成功をコストパフォーマンス的な側面から考え、「成功する留学の秘訣」について紹介していきたいと思います。

コストパフォーマンスから考える留学成功の秘訣

留学成功のための秘訣が費用にかかっている様子

コストパフォーマンスの良い留学にするために最も重要なのは、「お金をできるだけ使わない事」です。

ココアでは留学の節約術について沢山紹介していますが、これらの方法を十二分に活用して是非とも安い留学費用を達成して頂く事で、コストに対して成果が高い留学を実現する事が可能になります。

つまり、ココア的な留学費用に関する発想から「留学成功の秘訣」を語るのであれば、まずは「お金を使わない」、「できる事は自分の力で何でもする」事が大切になります。

留学は未来への投資だと考える

コストパフォーマンスで留学の成功もしくは失敗を決める場合、「金銭」に対してのリワード、つまり「いくらお金を使って、どれくらい大きな成果が収められたか?」が重要になりますが、ここで一番忘れていけないのは「時間」です。

例えば、中高生や大学生など主な役割が学業にある方々と、既に就職され社会人となり主な役割が働く事になっている方々とでは、そもそも時間に対して発生するコスト大きく違ってきます。

これはつまり、「留学に出かける事に対するリスク」と言うのが学生でも低い年齢になればなるほど小さくなり、反対に社会人でも年齢を重ねていく毎に大きくなってくる事を意味します。

もっと分かりやすく簡潔に説明をすると、「社会人は、留学中に学生よりも高い目標の達成が必要になる」と言う事を意味し、安易な留学の決定は留学の失敗ともなりかねないので注意が必要です。

日本での英語の下積みと基礎固め

英語力の向上を留学の1つの成功目標とするのであれば、日本でのしっかりした英語の基礎固めが大きな差を生みます。

その大きな理由は、留学中に覚える英語と言うのは、主に「実用主義」であり、「必要な物だけ突き詰めて覚えていく」と言うもので、日常会話などに必要な部分や、生活に必要な読み書きの英語力を向上させると言う点が焦点に当てられているためです。

この英語学習スタイルは日本人からすると、英語文法の授業はビックリするほど簡単なのに、その文法を使った応用となってくると驚くほど難しいと言う感覚になるのですが、それは留学中に語学学校などで覚える英語は「英語の広い知識を得る」と言うものではなく「英語の使い方を覚える」と言う事をメインとしているからです。

日本での英語学習は、留学時に覚える英語とは対照的に、「広く浅く英語の知識を身に着ける」となっており、「英語の引き出しを作る事」を対象となっているため、日本でしっかりと「英語の引き出し」を作って行った方は、後は「引き出しの開け方」を学ぶだけなので英語が見違えるほど上達します。

英語力の向上が早い方は、目標達成までの時間が短くなり、それは自ずと語学学校に通う期間を短くするため、学校代の節約にもなりコストパフォーマンスは一気に上昇します。

留学の失敗は日本人との交友関係

留学成功のカギが自分が作る交友関係と大きく関係が有る様子

留学の失敗や成功についてコストパフォーマンスにおける英語の上達度とした場合、一番の問題は留学先で他の日本人留学生と一緒に居る事です。

留学はどうしても不安な事が多いため、言葉や文化が同じ他の日本人留学生と行動を共にしてしまう傾向にあります。

しかしながら、これをやってしまうと、折角留学までして英語を勉強しにきたのに、「日々の生活に英語が必要ない」と言う、何のために留学に来たのか分からないようになってしまいます。

そこで、英語力の面で留学を成功させたいのであれば、日本人と一緒に居てもそこに数人の外国人を絡めるなどして、できるだけ英語環境を作る努力をする必要があります。

日本人との交友関係を避けるコツ

無理にとは言いませんが、日本人との交友を避けて英語力を伸ばす幾つかの方法があるので、紹介させて頂きたいと思います。

留学先に田舎を選択する

留学生の多くは留学地として都会を選ぶ事がほとんどなため、実はカナダやオーストラリアと言えども、都会には沢山の日本人留学生が居て、日本人コミュニティーも有ります。

そのため、最初から留学先を田舎にしておくことで、比較的日本人が居ない環境で100%英語環境を作る事も可能になります。

ただし、注意点として、周りに日本人が居ないと言う事は、日本語を話す事ができない、つまりは英語が話せなければコミュニケーションを取る相手が居ない事になるため、特に留学後1~2ヵ月と言うのはホームシックとの戦いとなります。

レベルの高いクラスに入る

語学学校のほとんどの学校では上級・中級・下級と、最低でも3段階に英語のレベルによってクラス分けが行われており、レベルに応じた英語を学ぶ環境が整えられています。

そこで、多くの日本人留学生と同じクラスになってしまうと、どうしても英語環境を保つ事が難しくなるため、基本的に多くの日本人がいるクラスに入らない事が留学成功のコツになります。

日本人留学生の少ないクラスに入るコツとしては、日本人留学生が「比較的に低レベルのクラスに集中している」ため、できるだけレベルの高いクラスに属する事で可能になります。

アジア系ではなく欧州・南アメリカ関係の交友も

英語環境が作れず、日本語環境となっている様子

留学先には、世界中から留学生が来ているのですが、日本人の多くは、文化や習慣が欧州や南米各国と比べて近い、韓国や中国と言ったアジア系の留学生と行動を共にするケースが非常に多く見られます。

そのため、アジア系のメンバーと交友を深めていると、「気が付けば周りには沢山の日本人留学生が居た」なんて事は良くあることです。

そこで、欧州や南米系の交友を深める事で、日本人留学生と少し距離を置いた環境を自分から作っていく事も、短い留学期間で効果的に英語を学習する1つの知恵と言えます。


幾つかの日本語環境にならないコツについて紹介させて頂きましたが、これは交友関係等と言う「個人差がある内容」を含んでしまっていますので、注意をしてください。

また留学中には過度のストレスが付きものですので、「悪魔で無理の無い範囲で英語環境を作る」事をまず第一に心掛けるようにして頂ければと思います。

留学を大失敗した例

私の友人で、現在は語学学校の先生をしている「A」から聞いた、「留学を大失敗した留学生の話」を少し長いですが紹介しておきたいと思います。

留学を失敗したイメージ

「A」は、当時、「英語を教える」と言う仕事に興味を持っていたため、大学で「第二外国語の英語教師」としての知識を学んでいたそうです。

ある日、毎日必死に勉強していた「A」に対し、「A」の両親は、「あなたが教師になりたいと言うのなら、留学生を家に受け入れてみたらどう?」と言う提案をしてくれたそうです。

「A」は、大学の論文材料に「これは絶好の材料だ」と考え、両親からの提案を直ぐに快諾して留学生を受け入れる事にしました。

「英語教師の卵が居る家庭」と言う事も有ったのでしょう、ホームステイ業者登録後、何と2週間も経たない間に3ヵ月間のホームステイ希望者が入る事が決定したそうです。

そして、この時、「A」の家庭が受け入れた初めの留学生と言うのが、この物語の主人公となる韓国からの留学生の「K君」です。

「A」曰く、第一印象から「オタク系」と言うイメージが有ったそうですが、「K君」の趣味は「A」の想像通りの「コンピュータゲーム」で、学校から帰ってきて夕食を済ますと、直ぐに自室に籠り何かのゲーム音だけが少しだけ部屋の外に漏れていたそうです。

「A」は大学で、「留学生のストレスやアジア圏の文化」について学んでいた事もあり、両親に対して「アジア系の人は、遠慮がちで最初は殻に閉じこもりやすいから、無理に話をしないようにしてあげて」と「K君」との接し方について話をしたそうです。

そんなこんなで、家庭で「K君」とのコミュニケーションが余り無いまま日々が流れ、1ヵ月が経つ頃になると、語学学校に朝出て行った「K君」が夜遅くに帰宅する日々が続き始めたそうです。

そこで、心配になった「A」が「K君」に理由を聞いてみると、「K君」は、絞り出すような英語で「学校・・宿題が多い・・友人と・・・勉強している」と言う頼もしい返事を返してくれたそうです。

「A」は安心して、「K君」の状況を両親に報告すると、両親は「K君」の事を考え、その日から昼の弁当だけでなく、夕食の弁当も「K君」に持たせる事にしたそうです。

そして、そんな生活が続き、後3日で帰国する事になっていた「K君」が、突然「英語を教えて欲しい」と「A」の部屋を訪ねてきたそうです。

「A」は何が有ったのか「K君」に事情を聞いてみると、実は、「K君」は「語学学校にほとんど通っておらず、朝からインターネットカフェ(サイバーカフェ)に通って友人とゲームをしていたそうで、帰国後に受ける英語テストのために英語を急遽教えてほしい」との事でした。

驚いた「A」は、「なぜ学校からAに対して連絡が入らなかったのか?」と言う理由を「K君」に聞いてみると、どうやら「K君」は留学エージェントに体調が悪いと言う理由を説明していたらしく、エージェントから学校へ連絡が入っていたとの事でした。

しかし、時すでに遅しで、3日後、「K君」は帰国してしまったそうですが、この話の最後に「A」は私にこう言いました。

「その時に大学で書いた論文のテーマ『アジア人留学生との積極的なコミュニケーションの必要性』」

私の知る限りこの「留学失敗例」は特別だったので紹介させて頂きましたが、中には留学中に部屋で1人「プログラミング開発をずっとしていた」や「絵ばかり描いていた」と言う方もいらっしゃいます。

この方々は後々、SE(システムエンジニア)になったり、絵描きになったりと、留学先で英語とは関係なく始めた事が思わぬ角度から成功に繋がっていらっしゃいます。

そう言う意味では、「K君」も帰国後にゲームクリエーターになっているかも知れませんし、留学に「失敗」と言うのは無いのかも知れませんね。

海外留学で成功する人と失敗する人の違い

最後にココアが見てきた海外留学を成功する人と、失敗する人の大きな違いを1点だけ紹介させて頂きたいと思います。

その両者の大きな違いは、「積極性」です。

留学に出ると、あらゆる場面で新しい経験と出会う事になり、その1つ1つを熟していくことで、「気が付けば英語が話せる」や「気が付けば海外でも生活ができる」と言う自分を作る事になります。

そこで、日本では1度もやった事無いでも、留学中にはドンドンやる事で、日本での何十倍、何百倍もの経験を短期間で積む事ができるのも留学の魅力の1つです。

ココアは、留学について「言語を学ぶ手段」とは考えず、「あらゆる面で人間を鍛える方法」と言う認識をしています。

そのため、留学に来て成功する人に成りたいのであれば、スポーツでも趣味でも地域のアクティビティでもボランティアでも何でも良いので、積極的に参加してみてください。

そうすると、帰国後、「留学に成功した」と思える自分にきっと出会えると、ココアは断言させて頂きたいと思います。